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中学受験、まずは親の目的を明確に!

中学受験の勉強をする子供

子供に中学受験をさせようとお考えの方に質問です。「なぜ中学受験を決めたのですか?」これは、中学受験をさせる上での親の役割に大きく関わる質問です。ご一緒に考えていきましょう。

 

「なぜ中学受験をさせるのか」が大事

中学受験が人気の傾向にありますが、親が子供に中学受験をさせる理由は、何なのでしょうか。

・よりよい大学に入学させたいから

・我が子と同じレベルの子供たちと学校生活を共にしてほしいから

・中学・高校生活を受験勉強で終わらせてほしくないから

・目標を持って勉強をしてほしいから

・学区として定められている学校が荒れているから

・厳しい規律を望んでいるから

 

理由は様々です。しかし「子供が受験したがっているから」と答えた親御さんには、もう一度受験について考えてみてほしいものです。まだ10年ちょっとしか生きていないのに、将来を見据えて「中学受験をすべきだ」などと心から考えている子供はそうそういません。

 

自分から受験を希望する子供はもちろんいます。しかしそう答える子供のほとんどは、親の希望を薄々感じていてそれに応えようとしていたり、仲良しの友達と同じ学校に行きたいと思っていたりしています。深い理由はなく、何となくやってみようかなと思って受験したいと言う子もいます。

 

ですから中学受験の場合はまず、「親はなぜ子供に受験させたいのか」ということをしっかりと定めるべきです。自分は何の目的をもって中学受験をさせるのか、どんなゴールを目指しているのか、受験をすることで子供にどんな良さがあると考えているのかをしっかりと整理するのです。親側の目標を定めると言ってもいいでしょう。

 

子供にどんな力を身につけて欲しいと思っているのか、どんな人間に育ってほしいのか、自分の子育てのポリシーを踏まえつつ親は中学受験に対する自分の目標を、自分の力で決めなければなりません。

 

中学受験は「子供が言ったから」するものではありません。家庭の子育て方針・教育方針の一つとして取り組むものであり、親が中学受験によって子供に身に付けさせたい力があるからさせるのだということを強く認識すべきです。

 

つらい受験勉強にくじけそうになったら

子供が中学受験を決めたなら、子供本人が主体となって勉強しなければならないのは、言うまでもないことです。しかしその一方で、その子をこの世で一番大切に思っている親が果たす役割というのも非常に大きいものです。親の役割を明確にすれば、受験勉強はうまくいくと言っても過言ではありません。

 

例えば、子供が自ら、そして集中して勉強に取り組めるような環境を整えるとか、決してネガティブにならず、いつも明るい気持ちで子供を励ましたり見守ったりするということなどが、親の役割としてあげられるでしょう。

 

受験勉強は大変です。しかし辛い側面ばかりがあるわけではありません。受験勉強は、すなわち明るい未来に向かって一歩一歩進んでいく過程なのです。そんな気持ちを持っていつまでも子供を応援するのが、親としての重要な役割の一つです。

 

とは言え、受験勉強は簡単なものではありません。「本当にこれでいいんだろうか」と悩んだり、うまくいかなくて落ち込んだりすることも必ずあります。どんなに成績優秀な子供でも、そんなスランプが訪れます。

 

受験勉強のさなかにくじけそうになったら、一度初心に戻りましょう。どうして受験をすることにしたのですか?どんな力を付けさせたくて受験を決めたのですか?そして、親としてのあなたの役割は何ですか?これらの問いにもう一度しっかりと答えてみてください。

 

家庭によって答えは様々ですが、きっと明確にあるはずです。そして、受験をさせる理由と親としての役割を再確認できたら、「よし、ゴールに向かってまた頑張ろう!」と思えるはずです。

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