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思春期男子の体には、こんなことが起こっている

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思春期の男子

思春期の子供の体には一体どのようなことが起こっているのでしょうか。それは、科学的にも解明されています。年齢的にはまだまだ子供ですが、肉体的にも、精神的にも、少しずつ大人へと近づいていく時期で、時には扱いに困ることもあるかも知れません。科学的に子供の体にはどのようなことが起こっているのか、見ていきましょう。

 

思春期の男子とテストステロン

テストステロンと言うと男性ホルモンの代表のようなホルモンで、「モテホルモン」としても有名です。どうしてモテホルモンと言われているかというと、テストステロンが豊富な男性の思考はポジティブで、女性から見ると魅力的に見えるのだそうです。

 

そんなテストステロンが、思春期の男子には大いに関係しています。だいたい小学校高学年くらいからテストステロンの分泌量が増えはじめ、筋肉や骨格がどんどん発達し、声変わりも始まります。テストステロンは睾丸でつくられるホルモンですが、陰茎や睾丸も同時に発達しはじめます。いよいよ少年から男性らしい体つきへと変化していくのです。

 

体がどんどん変化していくのに加え、思春期の男子は勉強や部活動、遊びと常に大忙しで常に腹ペコ状態です。この時期の息子を持つお母さんたちが、食費がいくらあっても足りないというのはしょうがないことです。思春期の男子は脳みそも体の中も常にフル活動中です。

 

また、テストステロンは性的な成長も促す為、思春期になると精通も始まり、性的な衝動も強くなり、欲求不満の状態になります。そして、厄介なことにこのテストステロンは攻撃性もかき立ててしまいます。

 

自分でもそんなつもりはないのに、予想以上に大きな声で怒鳴ってしまったり、今までは気にならなかった事にいちいちイライラしてしまいます。興奮状態になると余計にテストステロンの分泌が促進されてしまうので、これまた厄介です。

 

思春期になるとこれまでママに優しかった男の子も、ちょっと乱暴になってしまったり、物に当たってしまうようになるのは、このテストステロンの影響を受けているからと考えられています。思春期の男子は自分の中で、今までに経験したことのない葛藤を繰り広げているのです。

 

テストステロンが影響するのは肉体面、精神面だけではなく、脳にも大きな影響を与えています。テストステロンはなにも男性にしかないホルモンではなく、女性にも存在するホルモンなのですが、ホルモンの分泌のバランスで男性はより男性らしく、女性はより女性らしい脳になっていきます。

 

脳には前頭葉という部分があり、この前頭葉が理性や分別を司っています。この前頭葉が発達する時期も思春期の頃だということが分かってきました。テストステロンが分泌されることで攻撃性が増し、性欲も増す同じ時期に、それをコントロールする部分も発達するのです。私たちの体は本当によくできています。

 

思春期には性的にも成熟する

初めての射精のことを精通といいますが、この精通はもちろん個人差があるとはいえ、だいたい10歳前後〜15歳前後くらいまでに経験するといいます。精通がきたという事は、精巣が成熟して精子を生産できるようになったという事で、まさに大人の体への第一歩を踏み出したわけです。

 

そして、この頃から女子のことを異性として意識しはじめたりもします。やたらと髪形が気になったり、それまでお母さんに買ってもらっていた洋服も自分で選びはじめたり、お兄ちゃんやお姉ちゃんの香水をちょっと使ってみたり。いわゆる、色気付くというヤツですね。

 

毎日顔を合わせている家族なら、思春期の男子が色気付きはじめた事は、すぐに気が付くかもしれません。しかし、そこで決してそのことを指摘したりしないでください。恥ずかしいという気持ちがありますから、怒って話をしてくれなくなったりする可能性があります。気がついても、温かい気持ちで見守りましょう。

 

お母さんやお父さんにだって、そんな頃があったはずです。自分たちの昔の事を思い出せば、息子がちょっと色気付いた事も微笑ましく思えるでしょう。色気付くことだって成長の証です。親と言えど、デリカシーを持って対応しましょう。

 

特に、思春期に入るとお母さんには気がつかれたくないことが増えます。例えば、精通が始まれば、夢精してしまう事もあるでしょう。女性には理解できないかもしれませんが、健康な男性は日に大量の精子を生産しています。その数は約5千万〜1億個とも言われているのです。ちょっとエッチな夢を見てしまえば、思春期の男子はすぐに夢精してしまいます。

 

夢精してしまうと当然、朝起きた時にパンツの中はびっしょりです。さぁ、どうするか考えものです。お母さんに「どうしたの?」なんて絶対に言って欲しくありません。洗面所でこっそりパンツを洗って、洗濯物の中に紛れ込ませるのが精一杯です。そんな時には、パンツに気がついても気がつかないフリをしてあげてください。

 

思春期は子供が親から精神的に分化する時期でもあります。自分の部屋を持ちたいという子供も増えるでしょう。子供もプライベートな空間を欲しがります。いくら親子であっても、性的なことはとても繊細なことですから、デリカシーのない言動や行動は好ましくありません。

 

夢精をしないようにするには、マスターベーションをするしかありません。しかし、マスターベーションもまた、家族には知られたくないことです。毎日大量に生産される精子を処理することは、なにもおかしな事ではないのですが、女性の月経とは違いそっとしておいて欲しいのがマスターベーションです。

 

マスターベーションは、精通を経験した健康な男子は100パーセント経験しています。夢精しない為には、マスターベーションをするしかないのですから、おかしな事ではありません。女性の月経と同じように生理的な現象ですので、思春期の男子がマスターベーションをするという事はとても自然な事で、健康的な日常的な事なのです。

 

親と言えどデリカシーが大切とお伝えしてきましたが、もちろんマスターベーションに気がついてもそこは聖域、立ち入り禁止です。エッチな雑誌を見つけてしまっても、そっと元に戻して、見なかった事にしてあげましょう。

 

思春期の情報源は下ネタ話から

最近は仲のいい親子が増えてきて、息子と一緒にプリクラを撮ったり、デートをするかのように息子の買い物に付き合ったりと昔は考えられなかったような、親子関係を築いている親子もいます。

 

そんな仲良しこよしの親子だったのでしょうか、年頃の息子を思い、お母さんがマスターベーションのためにティッシュとゴミ箱、なんとちょっとエッチな雑誌までわざわざ用意してあげたという話があります。しかし、息子さんは本当に嬉しかったのでしょうか。

 

そろそろ息子も思春期だし、そういうお年頃だと理解してあげる事は大切です。しかし、わざわざ聖域に立ち入るような事をするよりは、そっとしておいてあげる事も大切なことです。一人の男性として、親から独り立ちしようとしているのですから見守ってあげましょう。

 

息子の部屋にティッシュとゴミ箱を置いてあげるくらいなら問題ないでしょうが、エッチな雑誌まで用意してあげるのはやり過ぎです。プライベートなところまで立ち入り過ぎています。そんな事では息子がいつまでたっても独り立ちできなくなってしまいます。

 

マスターベーションのやり方などは、心配しなくても年頃の友達と情報交換して覚えていきます。いわゆる下ネタを話せる友達が多ければ多いほど、偏った情報ではなく色々な情報を収集することができます。勉強や部活動も大事ですが、友人と何気なく過ごす時間も思春期にはなくてはならない時間なのです。

 

マスターベーションについては、放っておいても友人たちから色々な情報を得てきますので、親としては特に何かをするという必要はありません。敢えていうなら、息子のプライバシーを尊重し、そっとしておくという事くらいです。

 

しかし、セックスとなると放っておくわけにはいきません。相手がないと成立しない事ですし、勝手にさせるわけにはいきません。親子でセックスについて話し合うという事自体なかなかない事だと思いますが、もし、そのような機会があったとしても理屈で説明できることではありません。

 

アダルトビデオなどは妄想の世界を映像化していますが、妄想の世界ですから過剰に演出されています。大人であれば簡単に分かることでも、セックス未経験の思春期の男子は、アダルトビデオの世界がセックスだと勘違いしてしまうケースも多いといいます。これは危険なことです。

 

セックスをセックスという行為だけではなく、愛や生きていく事と結びついているという事、いかに神秘的で高潔な行為であるかという事を理解させる必要があります。愛する人とセックスをするということが、いかに尊いことであるかという事が分かれば、自分の欲求を理性を持ってコントロールする事ができるでしょう。

 

ある男子校の先生は、生徒たちと通常の授業の中の雑談として、セックスについてお話をされるそうです。そうすることによって、男子生徒たちはアダルトビデオの世界とは違うセックスの世界を知ることになります。愛する人と愛を確かめ合うために行う尊いコミュニケーションの一つとしてのセックスがあることを知ります。

 

そのような世界があることを思春期の時期に知ることができるのは、とても大切な経験と言えます。セックスという行為を尊い行為だと知り、やすやすと行うことではないと感じる事ができるでしょう。

 

両親の関係を思春期には敏感に感じる

学校では先生や友人、時には授業の中で、セックスについて話をする機会があるでしょうが、家の中ではどうでしょうか。どのように伝えたらいいのか、言葉として伝えることは難しいですね。しかし、これから成長していく子供には伝えておく必要があります。

 

言葉ではなく、実際にその姿を見せることで感じ取ってもらうのが一番手っ取り早く、効率的でしょう。その姿を見せるといっても、子供に性生活をにおわせるということではありません。自分の両親が言葉をかわすことは少なくても、お互いにお互いを想いやり、愛し合っている姿を子供に見せて感じてもらうのです。

 

普段から両親の仲がいいと、家の中も明るく、子供の成長にもいい影響を与えます。両親が不仲でケンカが絶えない場合、子供に良くない影響を及ぼすということは既に周知の事実です。親が思っている以上に子供は両親を見ています。夫婦のケンカが増えたため、子供に悪影響を与えないようにと離婚という決断をされるケースも少なくありません。

 

中高生にもなると、まさか本気でコウノトリが赤ちゃんを運んでくるなんて思ってはいません。どうやって自分が誕生したのかくらいは学校でも習うでしょうし、知識として分かっています。

 

セックス、妊娠、出産という事が知識として頭の中にある状態で、それを自分の両親を見てどう捉えるのか、子供によって様々なのは、各家庭の雰囲気が異なるからです。

 

自分の両親を見て、両親が愛し合った結果として自分が存在しているということを感じる事が出来れば、セックスという行為だけが宙に浮いてしまうことはないでしょう。愛とセックスが関連しているもの、連続性を持ったものだということを実感として感じる事ができるでしょう。

 

そして、実感として愛とセックスをセットで感じ取れる事ができるのは、両親からしかないでしょう。普段から両親が愛し合っている姿を見ることで、仲のいい様子を見ることで、男性と女性がどうやって関係を深めていくのか感じることができるのです。

 

セックスをして子供ができるということを知識として知り、それを実際に自分の仲のいい両親の姿を重ねて、オーバーラップするのではないでしょうか。オーバーラップした時に両親が、不仲だとセックスと愛を連続性のあるものとして理解できません。

 

また、両親の仲が良くないのに、子供に愛について説こうとしても説得力がありません。大人の矛盾した部分に、とても敏感になっているのが思春期ですから、全く意味のない話になってしまいます。

 

自分の息子が異性のことでトラブルを起こしてしまうような事があれば、それは両親に対しての無意識の当てつけかもしれません。それは、トラブルを起こした本人でさえ、どうしてトラブルを起こしてしまったのか分からないかもしれません。

 

本人が分からないなら分からないではなく、自分たちに向けられた問題提起だと思い、放置せずに息子と向き合いましょう。

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