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習い事で自信をつけさせよう!子供の実になる習い事の選び方ガイド

剣道の習い事

勉強して知識を詰め込み、有名大学を出たからといって、将来の社会的な成功は必ずしも保証されない、そんな時代が到来しています。求められる人材像は変わり、今や親たちは我が子に「人間力」を付けさせるべく、経験値をあげられる習い事を探し求めています。

 

最新データと共に、習い事を選ぶ際に気をつけるべき選び方のポイントを整理して行きます。我が子の習い事計画立案にあたって、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

 

習い事の選び方に王道なし!全体傾向から我が子のプランを組み立てよ

現在日本には、2020年の大学入試改革を始めとする、教育改革の波が押し寄せようとしています。背景には、勉強を頑張ってきた高偏差値な人から、様々な経験を持ち、協調性や忍耐力、意欲などが優れた人へと、社会で求められる人材像の変化があります。

 

習い事を通して、我が子に未来の社会で生き抜く力をつけてもらおうと考える親は多くなり、そんな親のニーズを満たすべく、習い事マーケットは急速に拡大、選択肢が細分化する傾向が見られます。選択肢がこれだけ多いと、どんな習い事を、どれだけ与えればいいのか選び方に悩んでしまうのではないでしょうか?

 

各家庭で経済的な事情は異なり、習い事の予算は親の収入や方針に左右されますが、全体傾向が分かるデータをご紹介します。このデータを見ると、スポーツや芸術など学校以外の習い事や、家庭学習用教材、また塾などの学習教室に1ヶ月いくらかけているかが分かります。

1か月あたりの学校外教育活動の費用(学校段階別・学年別)

 

なお、合計の支出額は、ここ8年ほど減少を続けていますが、これは習い事熱が冷めているわけではありません。むしろ最近、教育熱心な家庭では、習い事で子供の放課後のスケジュールを埋め尽くし、その費用を確保するために共働きのスタイルを変えられないという、負のスパイラルに陥ってしまうケースが問題となっています。

 

このように、この数字の裏には、教育への投資を積極的に行う家庭と、そうでない家庭との温度差が広がっていることや、都市部と地方との差、また世帯年収が高くなるにつれ教育投資比率が上がる傾向などが隠れています。

 

どのような習い事でも、月謝は5000円から10000円でほぼ収まるため、始める金額的ハードルは高くありませんが、子供がその競技にハマり、レベルアップするに伴って、レッスン回数を増やしたり個人レッスンを追加することも考えられます。その場合は、月謝以外の費用が増えて行くことを念頭に置いておくといいでしょう。

 

では、子供の習い事ではどのようなものが人気でしょうか?スポーツ、芸術、家庭学習、そして学習教室の分野ごとの人気種目を、就学前、小・中・高とそれぞれの段階別に集計したデータをご覧ください。

スポーツ活動の人気ランキング(全体、性別、学校段階別)

芸術活動の人気ランキング(全体、性別、学校段階別)

家庭学習活動の人気ランキング(全体、性別、学校段階別)

教育学習活動の人気ランキング(全体、性別、学校段階別)

 

次に、習い事を何歳から始めて、何歳まで続けるのか、その傾向が読み取れるデータを見てみましょう。この表から分かるのは、スポーツ系の習い事に通う子供は3歳から年々増加し、5歳の時点で全体の約5割に達することと、小4をピークにその後減少に転じることです。中学受験の勉強が本格化するタイミングであることが理由だと考えられます。

スポーツ活動の活動率(3歳~高校3年生)

芸術活動の活動率(3歳~高校3年生)

家庭学習活動の活動率(3歳~高校3年生)

教育学習活動の活動率(3歳~高校3年生)

 

また、習い事としてのスポーツは小学校までで、中学以降は部活を中心とする生徒も多くなってきます。つまり、中学受験をするかしないか、また、中高でスポーツ系の部活に取り組みたいのかどうかなど、比較的長いスパンでの計画を立てることも求められてくるでしょう。

 

言うまでもなく、現在のお子さんの年齢や性格、ご家庭の状況によって、選び方のポイントは違ってきますし、その習い事をどこまで極めるつもりなのか?という心構えによっても、選び方は変わります。誰にも当てはまる、王道も正攻法もないということは理解しておくべきでしょう。

 

その上で、我が子に習い事をさせようと思った時に、考えておくべき点を以下で整理していきます。ぜひ参考にしていただき、我が子のための「オーダーメイドプラン」を組み立てて欲しいと思います。

 

習い事の選び方ガイド!我が子の習い事計画を立てる前にチェックすべき心構え

習い事で得られるのは、達成感と自分への自信である

習い事を通して、子供は夢中になれる何かと出会います。練習やお稽古を頑張ることで上達し、その子にとって大きな自信になります。努力を重ねた末に得られた達成感は、さらに頑張ろうという気持ちにも繋がります。

 

従って、習い事の選び方として、子供が夢中になれそうなもの、苦手意識がないものを選択した方が効果が期待できます。

 

習い事は、親が用意した選択肢から、子供が自分で選ぶのがベスト

新しく習い事を始める子供の多くは就学前です。情報量も少なく、判断基準も客観的とは言い難いため、「どんな習い事をするか」の選択を全て子供に委ねるのは危険です。

 

とは言え、親から一方的に押し付けた習い事をさせても、子供に、やりとげた達成感や、できるという自信を持たせることはできないでしょう。

 

また、長く習い事を続けてスランプに陥った時、自分がやりたいと言って始めた習い事だという思いがあれば、その苦境を乗り越える原動力にもなります。

 

そこで、大枠の方向性は親が決め、ある程度選択肢を絞った上で、子供に選ばせてみてはどうでしょうか。特に先生との相性などは、直接教わることになる子供の直感に任せてみましょう。

 

ポジティブな辞め方ができるようにイメージしておく

幼少期にピアノを習ったことがある方は多いと思いますが、「ピアノ」と聞いてどのような言葉を連想しますか?「練習しなさいと怒られる」「ちゃんと弾けずに先生に怒られる」といった、トラウマめいた言葉を思い浮かべた方もいるのではないでしょうか?

 

ピアノに限らず、習い事を途中で辞めた時、「苦しい思い出」になってしまっては意味がありません。こうならないためにも、習い事を始めるにあたり「いつまで続けるのか」、「どういうステージに達したらやめるか」について、親子で共通認識を持っておくといいでしょう。

 

分かりやすいのは、「まずは半年続けてみる」とか「何年生になるまで」など、期間を設定する方法です。または、「25メートルをクロールで泳げるようになったら」など、目標を設定する方法も、子供にとって分かりやすくおすすめです。設定期間となったり、目標をクリアしたら、この先どうするのかを話し合い、続けるなら新しい目標を設定します。

 

スポーツをやらせる場合には、親主導で長期計画を立てて取り組む方法もあります。野球やサッカーなどのチームスポーツを始めるのは、小学校入学前後からが良いとされています。従って、就学前では体力づくりを行うために水泳教室や体操教室に通わせ、小学生になったらお目当ての競技に移行するなど、合理的なプランを組むのも良いでしょう。

 

習い事を辞めざるを得ない大きな原因に、学業との両立があります。特に中学受験をする場合、小4か遅くとも小5には習い事を整理し、受験勉強に取り組むのが一般的です。辞める時期が分かっているなら、そのタイミングに合わせた目標設定を行えば、やり切ったという思いを味わってから辞めることができます。

 

習い事を、いい思い出と共に終えることが出来れば、将来他の習い事を始めるにしても、また同じ習い事を再開するにしても、前向きな気持ちでスタートが切れるという効果があります。「また何かを学びたい」というこの気持ちは、大人の習い事マーケット活性化の原動力にもなっています。

 

大人と同じく子供も、習い事を自分の意思で始め、納得して辞める事が重要なのです。受験勉強が忙しくなりすぎて、これ以上続けられないというネガティブな理由で習い事を諦めるのは、勉強にも悪影響を及ぼすかもしれないので避けるべきでしょう。

 

勉強と本格的な習い事との両立は困難が付きまといますが、もし、その習い事がその子の人生の一部とも言える存在感を持つ場合、また、全国大会に出場するレベルに達している場合などは、無理に中断させる必要はありません。

 

そういう子供は、学業との両立という高いハードルがあってもやり抜く事が出来るはずですので、覚悟してサポートしましょう。

 

子供の「あれやりたい!」は、一定期間様子見で熱意を測る

オリンピックの直後など、話題になった競技を習い始める子供の数が急増するという現象が起こります。メダル獲得の華々しいシーンを目の当たりにして、「自分もやってみたい!」と言い出す子供がたくさんいるのでしょう。

 

ただ、子供は長期的な見通しを立てておらず、また非常に気が変わりやすいところもあります。子供の言う通りに、次から次へと新しい習い事を始めるのではなく、一定期間様子を見るのが賢明です。しばらく経って、まだやってみたいと言う熱意が感じられたら、その気持ちは本物かもしれません。

 

複数の習い事をするなら、バランスよく、余白を残して

子供に、週いくつまで習い事をさせて良いのかも、親としては迷うところでしょう。色々な種類の習い事が世の中には溢れていて、欲を出せばきりがなくなり、ついスケジュール帳を埋めつくしてしまいたくなります。

 

適正な習い事の数というのは、専門家にも明言できません。それぞれの家庭が判断する事です。しかし確実に言えるのは、特に小学校低学年までは、健康的な生活サイクルの確立が最優先であるという事です。いわゆる「早寝・早起き・朝ごはん」です。

 

また、放課後をどのように過ごそうかと考えを巡らせるのも、頭を使って自分の考えをまとめる訓練になるということを忘れてはなりません。「今日は何をしようかな」と考え、友達を約束をする経験で得られるものは大きいのです。それを、放課後に毎日習い事を入れることで奪ってしまっては、「自分を表現する」習い事をする意味もありません。

 

したがって、習い事を入れるにあたっては、子供が自分で自由に組み立てられる「余白」時間を残しつつ、健康的な生活リズムが保てる範囲におさめるよう留意しましょう。その上で、例えばスポーツと芸術系、あるいは個人スポーツとチームスポーツといったようにバランスを考えて選んでみてはいかがでしょうか。

 

子供のタイプによって選ぶべき習い事は違う

子供にも色々な性格の持ち主がいますが、お宅のお子さんはどんなタイプでしょうか?習い事にも様々な環境のものがあり、子供との相性を考えて選ぶ事が大切です。

 

まず、新しい習い事を始める時は、知らない子供達の中に飛び込んで行くことになるので、グループレッスン形式の習い事には、物怖じせず、新しい環境に馴染めるタイプが向いています。

 

反対に、人見知りや場所見知りをしがちな慎重派の子供には、先生と1対1の個人レッスンを選んだり、親子参加型の教室から始めると、スムーズに慣れてくれるでしょう。

 

また、競争心を掻き立てられると燃えるタイプか、他人があまり気にならないマイペースタイプかによっても、向いている習い事は違います。野球などのチームスポーツならレギュラー争いがありますし、剣道や柔道などの武道系には試合があります。水泳教室ですと定期的に進級テストがあるため、仲間との競争の中での成長が期待できます。

 

一方、テニスやゴルフなどの個人競技なら、自分と向き合いつつマイペースに続ける事ができます。また、絵画やお料理の教室なども、他人との競争が苦手な子供も楽しんで続けられるのでおすすめです。

 

そして、習い事を続けて行くうちに先生と合わないとか、習い事自体が楽しくないといった不満が出てくることもあります。この場合、子供によっては、親や先生など周りの大人に気兼ねして、意思表示ができない子もいるので要注意です。その場合、少人数クラスの教室を選ぶなど、配慮をしてあげると良いでしょう。

 

指導者はプロなら良いわけではない!教育方針を見極めるべし

そろばんや書道、空手や柔道など、昭和の時代のお稽古事は、地域に根ざした個人経営型が中心でした。そういった教室は、指導方針が一貫しており、指導者との信頼関係を築きやすい環境がありましたが、最近の教室選びにおいては「指導者の質」を見極める目も必要となっています。

 

野球チームなどは、プロの指導者が教える場合と、保護者や地域の野球経験者がボランティアで教える場合とがあり、それぞれ一長一短です。ボランティア指導者は時に、自分の理論にこだわったり、子供の年齢以上に高い技術を教えようとしてしまう事があるため、子供が混乱するのを避けたいなら、プロの指導者がいるチームを選ぶといいでしょう。

 

一方、プロが全て優れた指導者というわけでもありません。最近増えている、企業が運営している大手のスポーツ教室や英会話スクールでは、多くの講師を採用して、各教室に派遣しています。指導法は身につけていますが、教室や、そこに通う生徒への思い入れは持ちづらく、精神的な結びつきが希薄になることがあります。

 

教室を選ぶ際には、指導者がプロなのかアマチュアなのか、またプロ指導者ならば、確固たる教育方針をもって指導しているのかを吟味することが大切です。

 

人と違う得意分野を持つことで、自信を育むことができる

子供に習い事をさせる目的を、改めて考えてみます。スキルの習得だけが目的でしょうか?それとも、一つのことを頑張り抜くことで、自信を育みたいと考えているのでしょうか?もし、子供に自信をつけさせる事を優先するのならば、あえてマイナーな習い事をさせてみてもいいでしょう。

 

競技人口が多いほど、頭角を現すのは至難の技となります。2020年の東京オリンピックの競技数は339に決まりましたが、競技人口、すなわち選手層の厚みにはそれぞれ大きな違いがあります。例えばトランポリンの競技人口は約1500人しかいません。また、小中学校時代からラグビーを始める事で抜きん出るチャンスは広がります。

 

人と違うことが得意だというのは、強い個性となりその子を支え、大きな自信に繋がります。お子さんがメジャー競技を熱望しているなら、その意志を尊重すべきですが、もしメジャー競技とマイナー競技で迷っている時には、マイナー競技の道に誘ってみてはどうでしょうか。

 

習い事を辞めたがる時は、その理由を探るべし

子供が「習い事に行きたくない、やめたい」と言い出した経験をお持ちの方は多いと思います。その時にはまず、なぜやめたいと言っているのかを探る必要があります。

 

その習い事に飽きてきて、当初のやる気が落ちている場合には、子供の考えをじっくり聞いてみるのが効果的です。話して行くうちに気持ちが整理され、習い事を始めた時のモチベーションを思い出すと、自分から「やっぱりもう少し頑張る」という結論に至ることもあります。決して「頑張って続けなさい」と上から押さえつけない事がポイントです。

 

また、習い事を始めてすぐにやめたがる時は、指導者や教室の雰囲気と合わないと、子供自身が感じている場合がありますので、子供の話を聞いた上で早めに対応する必要があります。いずれの理由にせよ、辞める決断をするならば、子供の頑張りを労い、良い思い出として終われるような声がけをしてあげましょう。

 

新しい習い事を始めるなら、今の習い事の目標を達成させてからにする

好奇心旺盛な子供であれば、新しいことに飛びつきたくなるのも無理はありません。ですが、子供が次々と新しい習い事を始めたいと言い出す場合、方針がぶれないように対応するのが、親としては大切です。

 

新しい習い事を始めるためには、今やっている習い事のスケジュールを見直す必要があります。また、費用面においても、家庭ごとに教育費の予算との兼ね合いがありますので、新しいことを始める代わりに何をやめるのかを判断しなければなりません。

 

また、新しい習い事を始めるからと言って、中途半端なタイミングで今の習い事を放り出すことは避けるべきでしょう。始める時に「いつまで」、もしくは「どのレベルに達するまで」は頑張って続けようと目標設定をしているのであれば、まずはその目標を達成させるよう促します。辞めるのであれば、一区切りついた段階で決断します。

 

既存の習い事を整理したら、改めて新しい習い事を始めるか否かを検討します。子供の熱意が本物かを見極めるには、一定の期間が必要です。待たせてみて、それでも子供のやる気が続いているか、それとも冷めてしまうのかを判断しましょう。

 

中だるみ、スランプ・・・、上手く行かない時は原因を突き止め、取り除く

習い事を続けて行くのは、常に順風満帆とはいかないものです。あれほどやりたいと言って始めたことでも、練習をサボりがちになったり、なかなか上達できずにスランプに陥ったりすることもあります。

 

また、勉強との両立が上手くいかないケースもあり、親としては「もうやめてしまいなさい!」と頭ごなしに怒鳴ってしまいたくなることもあります。

 

練習に身が入らない場合はまず、その原因を明らかにしましょう。もし、伸び悩んでスランプに陥っているのであれば、本人の頑張りを認め、この挫折や苦しみを乗り越えた先にある成長を意識させてやります。誰しも通る道であることを伝え、心の負担を軽くするのがポイントです。プレッシャーを掛ける発言は慎むべきでしょう。

 

また、生活のリズムが乱れた結果、練習をサボっている可能性もあります。その場合に親ができることは、家庭環境を整えることしかありません。これにより、習い事と勉強とのアンバランスが改善されることも期待できますので、健全な生活が送れるように心を配って様子を見て欲しいと思います。

 

レベルが上がったその先を見通しておく

どんな習い事をするかによって、キャリアパスは千差万別です。始める時には誰しも「楽しめるといいね」と気楽な気持ちだったはずが、子供が上達しレベルが上がって行くと、負担が激増する競技もあります。

 

メジャースポーツや伝統的な習い事の一部では、子供の才能を早期に発掘して、一流選手に育てて行く仕組みが整っています。エリートコースに一旦乗ってしまうと、簡単に辞めづらくなってしまい、結果、時間的にも金銭的にも大きな負担がのしかかることになります。

 

また、一流を目指すエリートコースの熾烈な競争から脱落した場合、競技によっては再度チャレンジするルートが残されていないこともあります。親の側には、計り知れない精神的な重圧に我が子を直面させる心構えも求められるのです。

 

そこで、習い事を始める前に、競技種目や習い事の種類ごとに、その概要を把握する事が大切です。基本的な情報を頭に入れた上で、自分の子供にどの道を進ませたいのか、本格的な育成コースに乗った場合に、親として耐えられるのかなどを総合的に判断して欲しいと思います。

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