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数は減ったけど、「はしか」は今でもやっぱり怖い病気!

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はしか

昔は「はしか」というと子どもがかかる重病の代表的なもので、しかも子どもがよくかかるやっかいな病気でもあったわけですが、最近では予防接種が行われるようになったためにかかる子どもがほとんどいなくなりました。とはいえやはりはしかは怖い病気ですので、確実に予防しておきたい病気の1つでもあります。

 

はしかはどんな感染症?

はしかは麻疹とも呼ばれ、麻疹ウイルスによって引き起こされます。この感染症は急性熱性発疹性の疾患で、極めて強い感染力を持ち、感染すると重症化して死亡することもある怖い病気です。

 

はしかは空気感染、飛沫感染、接触感染とさまざまなルートから感染します。強い感染力を持っているため、集団生活をしていると1人がかかると次々に伝染します。このため、はしかの疑いがあって病院に行くときには、他のお子さんにうつさないようにまず受付ではしかの疑いがあることを告げるようにしてください。

 

麻疹ウイルスの潜伏期間は10日~12日ほどで、発症するとまず熱が出ます。この時期にはせきや鼻水、結膜炎のような症状が出て、熱は38℃以上になることもあります(この時期が最も人にうつりやすい時期です)。この熱は3日~4日ほど続くことがあります。

 

その後いったん熱が下がりますが、耳の後ろあたりから赤い発疹が出始めてまた熱がぶり返してきます。2回目の熱は長引き、5日から7日ほど続きます。

 

このように、最初の段階ではかぜと見分けのつきにくいはしかですが、発疹が出始める前に口の粘膜に「コプリック斑」という白い斑点がでることで診断をつけることができます。

 

高い熱が繰り返し出たり、咳や鼻水などを伴うため、発症するとかなり体力を消耗します。熱が下がったとしてもせきなどは続いてなかなか治らないため長期間の療養が必要になります。麻疹ウイルスそのものを叩くための治療方法は今のところ存在しておらず、基本的には対症療法が行われます。

 

ワクチン接種で発症させないことが最も大事

麻疹ウイルスに感染した場合、前述したような症状がほとんどの人に現れます。しかも感染力が非常に強力であり、かかってしまうと重症化しやすく合併症も起きやすいという厄介な病気なので、ワクチンを接種することによって予防をすることよりもいい治療はないと言ってもいいでしょう。

 

ワクチン接種の時期としては、子どもが1歳になったらできるだけ早いタイミングで受けることになります。その後免疫を強化するために小学校入学前の5歳から6歳の時期にもう一度接種を受けます。はしかのワクチンはMRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)というものです。

 

2007年に10代を中心に全国的にはしかが流行し、多くの学校で学級閉鎖、休校となり社会問題化しました。厚生労働省、文部科学省は、急きょ2008年に5年間の時限措置として、中学1年生から高校3年生を対象に予防接種を受けられるように対応しました。

 

この時に、はしかが流行した背景には「はしかの予防接種を1回しか受けていなかった」という点が挙げられます。現在はしかの予防接種は、勧奨接種(費用無料)で2回となっていますが、2006年までは1回となっていました。はしかの発症を確実に防ぐには、2回の予防接種が必要とされていますので、1回しか受けていない年代に対してはしかが流行したのが2007年というわけです。(⇒予防接種について詳しくはこちらの記事を参照

 

なお、勧奨接種といえども、「受けるように努力ください」というもので法的な強制力はありません。実際に流行した2007年に、予防接種を受けていなかった人(0回)も多くいたと厚生労働省が言及しています。2回確実に受けて、なるべく予防接種で防ぎたい病気と言えます。

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