赤ちゃんの指しゃぶりは、脳の発達に必要不可欠!指しゃぶりの原因・理由、デメリット、いつまでOK?、やめさせ方等
よく、赤ちゃんが指をしゃぶっているのは何か不安があったり、ストレスを感じているためだ、というようなことが言われます。そのため、赤ちゃんが指をしゃぶっているのを見ると心配になるお母さんもいると思いますが、むしろ成長のために必要な指しゃぶりもあります。赤ちゃんの指しゃぶりについて詳しく見ていきましょう。
赤ちゃんが指しゃぶりをする重要な原因・理由!指しゃぶりは脳の発達に密接に関わっている
赤ちゃんが指しゃぶりをしていると何か不安やストレスがあるのではないかと心配する方もいますが、生まれてすぐ、だいたい10ヶ月ぐらいまでであれば特に心配する必要はありません。このころの指しゃぶりは赤ちゃんが自分の気持ちを安定させるために行う重要な行動なので、むしろしないほうが心配なぐらいです。
脳に異常がない赤ちゃんは、生まれた直後はまだ大脳が未発達なため、吸引反射などの原始反射によった行動をします。自分の指が口の周囲にたまたま触れたときに、反射的にそれを加えて吸うのです。
このようにして反射で指を吸ううちに、赤ちゃんの大脳に神経のつながりが形成され始め、おおよそ2週間から3週間ほどでだんだんと自分の意志で指をくわえるようになってきます。そして2ヶ月から3ヶ月目ぐらいになると、好みの指を見つけて目覚めているときにはそれをしゃぶるようになってきます。
もし赤ちゃんの脳にトラブルが発生していた場合、赤ちゃんは生まれてから半年経ってもこういった指しゃぶりをしません。ですから、この時期に指をしゃぶっていれば逆に安心できるというわけです。
赤ちゃんの体の感覚の中では、口や舌の触覚がまず始めに発達します。このため、赤ちゃんは自分のまわりにあるものの形などを知りたいと思った時には口をつかうことになります。しかしこの時期の赤ちゃんはまだうまくものを持つことができないので、問題なく口に持ってこれるもの、すなわち自分の手指を調べようとするわけです。
生まれてから4ヶ月目に入ると、赤ちゃんは手をある程度上手に使えるようになってきます。そうすると自分のまわりにあるものに興味が向くまま、それを口に持って行ってくわえたりなめたりしはじめます。そうやってものの形を確かめているわけです。
つまり、指しゃぶりをしたりいろんなものを口に入れるのは、赤ちゃんにとっては周囲のものを理解するための学習になっているのです。
また、赤ちゃんは自分の指をしゃぶることで気持ちを落ち着けています。
泣いている赤ちゃんにゴムのおしゃぶりなどを与える方がときおりいます。たしかに赤ちゃんの気はまぎれて泣きやむのですが、これは大脳を発達させるための刺激にならないと考えられています。
もう少し時間が経って指をしゃぶるようになり、そのうち自分にとってしゃぶりやすい指を見つけるぐらいの時期になると、お母さんの姿が見えなくてさみしくなったりすると赤ちゃんは自分で指しゃぶりをするようになります。
これは反射による行動ではなく、自分でそうしようと判断して行っている行動であり、それだけ赤ちゃんの大脳が発達したということを意味します。
また、赤ちゃんは眠いときにぐずって泣くことが多いですが、そのうちに自分の指をしゃぶり出して泣き止むことがあります。赤ちゃんはそうすることで気分を落ち着け、そのうちに眠ってしまいます。このように、赤ちゃんが指しゃぶりをするのは脳を発達させるための不可欠な行動になっています。
指しゃぶりをするその他の原因・理由
指しゃぶりはいつから?胎児の時点で指しゃぶりをしている
言うまでもなく、指しゃぶりをするには、口と手が存在して口に感覚(しゃぶっているという感覚)がなければ成立しません。受精卵は、受胎後、細胞分裂を起こし球形の胚となり、中央に消化管の基となるくぼみを作ります。このくぼみが反対側に突き抜けて、できた穴が口の基です。
4週目に入ると目視で口と分かる形になりますが、耳や鼻は目視ではまだ分からず、目も穴がある程度です。6週目からは手が伸び、7週目には指が口に接触する状態になり、指しゃぶりの物理的な条件が揃います。
また、人間の体表感覚ができる一番初めの部位は口ということが分かっています。これは、早産で産まれた赤ちゃんの身体を調べて判明しました。身体のいろんな部位を突っついて反応を調べたところ、口以外では反応がないのに対し、口を突っつくと身体を反らす反応が見られたのです。
この研究結果を皮切りに、胎児に対するいろいろな研究がスタートしました。エコー検査で胎児を調べたところ、指しゃぶりは4ヶ月の終わり頃から行われていることが判明しました。
指しゃぶりの他にも、胎児はいろんな所に口を持って行き、唇で触れてみたり、舌でなめたりしています。例えば、鼻の頭に何かが触れると、鼻の方に口を移動させます。へその緒に触れると、その方向に口を移動させます。
これは「探索反射」と言い、4ヶ月目頃から見受けられます。探索反射を行う目的は、口を使って外界を学習するためです。手や目などの他の組織で行うのではなく、口で探索を行うのです。
胎児が口で探索反射を行う理由、そもそも口とは何か?
人間などの動物には、なぜ口があるのでしょうか?これを理解するには、生物の進化を見ていく必要があります。
まず、植物には口がありません。植物は、太陽光、二酸化炭素、水から必要な栄養素(炭水化物)を作り出しています。いわゆる光合成ですが、光合成で自前でどんどん栄養を作り出せるので、そもそも口が必要ありません。(※食虫植物などの特殊な植物は除く)
では、動物には必ず口があるかというと、単細胞生物のアメーバには口はありません。アメーバは自分自身の形を変えて動いており、先端に何かが触れると、それを包むように形を変えて取り込みます。ただし、アメーバには口がないため、食べ終わるまで4時間~8時間もかかります。
あまりに食事時間がかかるので、口を持つように進化したのが、イソギンチャクなどの刺胞動物です。「磯にいる巾着袋のような動物」という見た目からの名前の由来の通り、口しかありません。口で食べて、排泄物は口から吐き出します。つまり、口と肛門が同じになっています。
更に進化した動物には肛門ができ、消化器の入口と出口が別々の我々人間と同じ類型へと進化していきます。
アメーバの先端やイソギンチャクの触手(口の先端)は、エサを素早く感じ取って取り込むために、感覚が集中しておりとても敏感になっています。この名残は、進化の過程でも残っており、人間の口は体表にある組織の中で感覚機能(触覚、温覚、痛覚、味覚 etc.)が最も集中したセンサーとなっています。
ちなみに、手(指)の方が感覚が優れていると思われる方もいるかもしれませんが、手(指)は口に次いで2番目に敏感な体表組織です。
胎児は、最も感覚の優れた口で外界の探索を行うことで、より深く、効率的に外界の学習を行っているのです。
新生児の指しゃぶりの原因・理由:空腹を紛らわす
産まれたばかりの赤ちゃんは、自然とお母さんのおっぱいを探し、口でチュウチュウと吸い始めます。これは、胎児の頃からのトレーニングの成果です。探索反射の訓練により、お母さんの乳首を探索して口に含むことができ、指しゃぶりの訓練により、母乳を吸うことができるのです。
新生児も指しゃぶりをします。カロリンスカ研究所のマルティニらの研究によれば、産まれて30分後の赤ちゃんは、88%が起きており、83%が指しゃぶりをしていると報告されています。この赤ちゃん達に、産まれてから1時間後に授乳を行うと、3時間30分後には、88%が眠りにつき、指しゃぶりをしている赤ちゃんは12%に減少しました。
血糖値の平均を調べたところ、出産直後4.1mmol/L、出産30分後3.5mmol/Lとなっていました。つまり、お腹が減ると指しゃぶりをする赤ちゃんが増えるということです。新生児の指しゃぶりは、空腹を紛らわすための生きる上での正常反応ということが分かります。
乳児の指しゃぶりの原因・理由①:本能による自己刺激
元日本大学産婦人科の高橋滋教授らは、一卵性双生児の赤ちゃんを対象に、次のような実験を行いました。二人の赤ちゃんに鼻から管を入れ、母乳が胃に直接入るようにして、一人にはおしゃぶりをして、もう一人には何もしません。このような一卵性双生児を何組か作り、経過観察をしました。
数週間後の体重を比較したところ、おしゃぶりを与えてもらった赤ちゃんは、体重が増えましたが、おしゃぶり無しの赤ちゃんは、変化無しorマイナスになりました。同じ分量の母乳が胃袋に行っているにも関わらず、おしゃぶり無しの方は体重が増えていないのです。
つまり、赤ちゃんの成長には栄養だけではなく、口などの身体への刺激が必要ということになります。
なぜ刺激が必要なのでしょうか?これは、刺激が快楽と感じられるためと考えられています。動物は、「動く物」というだけあって、永遠に動かずにいることはできません。刺激を求めて動くことは、DNAレベルでインプットされている本能のようなものです。
前述の通り、指しゃぶりは、体表組織の中で感覚が優れている1番の組織(口)と2番の組織(指)の接触行動です。自己刺激を求めるには、この組み合わせは最強なのです。手持ち無沙汰の時には、指しゃぶりをして快楽を求めるというのは、人間の本能による自然な行動なのです。
乳児の指しゃぶりの原因・理由②:離乳食に向けた訓練
歯の治療を行う際に、全身麻酔をしないとできない人が稀にいます。なぜ全身麻酔をするかというと、歯医者さんが器具を口に入れると、拒否反応を起こし吐き気がして口を開けてられないためです。このような人は、子供の時に口への刺激が少なく、異物に対する慣れや訓練ができていないのです。
前述の通り、口は感覚がとても敏感な組織です。敏感な故に、異物が少しでも触れると反応します。しかし、人間は食事で栄養を摂っていかなければならないため、このような状態では困ります。そこで、赤ちゃんの時から指しゃぶりで訓練をするのです。一本入れた、二本入れた、手全部入れたという具合に、固形物が口に入ることに慣れさせていきます。
母乳は何もしなくても良いですが、通常の食事は口の中で咀嚼して加工する必要があります。離乳食前の指しゃぶりで、口の中で固形物を支配するという訓練をしているのです。訓練をすることで、感覚が敏感な口に食べ物が入ってきても、吐き気などの拒否反応が起こらないようになっていくのです。
また、この行動は精神発達的な視点で見ると、自他の区分・境界を学習していると捉えられます。胎児の時の探索反射同様、最も感覚に優れている口を使って外界の学習していきます。
指をしゃぶっては、指をじっと見つめ、これが自分の指と認識します。手の指以外にも、足の指、タオル、おもちゃ、服など、口を使って外界の認識を行います。自分の身体があり、他人がいて、いろんなものがあるという自他の区分・境界を学習しているのです。
幼児期の指しゃぶりの考え方
前述の通り、指しゃぶりによる自己刺激は大変な快楽を得ることができますので、離乳期に入っても、指しゃぶりを習慣的に行うのは普通のことです。幼児期の指しゃぶりについては、あまり気にせず、基本的には受け入れ姿勢で良いですが、次に挙げる2点については注意が必要です。
指しゃぶりを利用した育児の手抜き
「付きまとわないで指しゃぶりでもしてくれれば、静かになって楽なのに・・・」といったような感じで、お母さんが子供との交流を面倒と感じている場合、指しゃぶりが促進され定着化する恐れがあります。
子供がお母さんに付きまとうと、お母さんは不機嫌になり、かまってくれないので仕方なく指しゃぶりを始めると、お母さんの機嫌が良くなる、というようなことが繰り返されると子供は間違った解釈をし始めます。
つまり、「お母さんの機嫌も良く、自分の手持ち無沙汰も解消できる指しゃぶりはどんどんすべきだ」と解釈し、指しゃぶりが定着化していきます。これは、報酬が発生する行動は促進される、といった行動科学的強化による習慣の定着化です。
指しゃぶりをすると、お母さんの機嫌がいい(報酬)、ついでに快楽も得られる(報酬)ということで、報酬につられてどんどん指しゃぶりの深みにハマってしまい、抜け出すのが困難になっていきます。
面倒がらずに話をしたり、抱き上げたり、遊び相手になったりと、目の前の作業を中断して臨機応変に子供との交流を図ることが大切です。また、育児におけるいくつかの作業項目を同時平行的に行うスキルを、母親が身につける(身につけておく)ことが重要とも言えます。
親の思い込み、価値観による指しゃぶりの禁止令
指しゃぶりに以下のようなネガティブな考えをもっている親は存在します。
・指はバイ菌だらけで汚いから、指しゃぶりは良くない
・口は食事をするためにあるのだから、指を口に入れるのは良くない
このような考えをもっている親は、指しゃぶりを無理やりやめさせたり、やめさせないまでも冷ややかな視線で子供を見ています。仮に、冷ややかな視線で見ていないと自分は思っていたとしても、子供は冷ややかな視線と感じており不安で仕方ないかもしれません。
子供からすると、自分は親に愛されていないと思い、その反動でどんどん指しゃぶりにハマってしまう場合があります。
ここでの問題は、上記のような指しゃぶりについての考えは、親の個人的な思い込みや価値観だということです。子供といえども自分とは違う他人に、それを無理やり押しつけるのは、親の行動として感心できるものではありません。
また、指しゃぶりについての偏った考え・硬直化した考えを正すためにも、指しゃぶりに関する科学的な事実、近年の見解、見方・意識の変遷などを広くインプットする必要もあるでしょう。
指しゃぶりのデメリット
基本的に小児科医は、指しゃぶりについて寛容な立場の方が多いです。ところが、乳幼児健診の制度化に伴い、歯科医・歯科衛生士が指導に加わるようになってから、指しゃぶりに否定的な見解が出てくるようになりました。具体的にどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
歯列不正
指しゃぶりについてのデメリットを強く言及しているのは歯科医で、歯列不正が起こると指摘しています。(※歯列不正:歯の数、位置、形などが正常な状態から著しく逸脱していること)
具体的には以下のような症状です。
上顎前突:上の前歯が前方に突き出る。(以下の写真では、前歯2本が前方に突出しているのが分かります)
開咬:上下の前歯の間に隙間ができ噛み合わなくなる。
歯列狭窄:左右の奥歯の距離が狭くなる。(以下の写真では、狭窄により歯列がV字型になっているのが分かります)
交叉咬合:歯列狭窄がひどくなった状態で、奥歯が横にずれて噛み合わなくなる。
度が過ぎた指しゃぶりが行われると、指の圧力で歯槽突起(歯を支えている骨)が変形したり、頬が奥歯を押し続ける状態となり、上記のような症状にいたることがあります。
舌の異常
指しゃぶりにより舌を押すため、舌の位置が通常よりも下方になったり、開咬(上下の前歯の間に隙間ができる)になっている場合は、隙間を埋めようとして舌が前方に突出したり、異常な舌の動きが習慣付いたりすることで、咀嚼異常、嚥下異常が起こる(噛む、飲み込むに影響が出る)場合があります。
発音障害
開咬、上顎前突などの歯列不正になっている場合は、上顎の粘膜を活用する発音が不完全になることがあり、サ行、タ行に障害が出る場合があります。また、舌運動の異常により、カ行が不明瞭になる場合があります。
心的障害、発達遅延
歯列不正による見た目のかっこ悪さ、人前で指しゃぶりをすることによる恥ずかしさなどが精神的ストレスとなり心的障害へ発展することもあります。また、集団での遊びが増えてくる3歳以降においても、指しゃぶりをしている時間が長時間になると、手作業(手先の器用さ)の発達が遅れたり、人と手をつなぐなど人との交流が遅れる場合もあります。
指しゃぶりはいつまでOKか?、簡単なやめさせ方は?
前述の通り、指しゃぶりのデメリットは、歯列不正、舌の異常、発音障害、心的障害、発達遅延などがありますが、第一段階は歯列不正で、それに派生して他のデメリットが起こります。
歯列不正にならないようにするには、指しゃぶりはいつまでOKなのでしょうか?いつ頃を目安にやめれば良いのでしょうか?
元東北大学大学院歯学研究科の真柳秀昭教授らの研究によれば、指しゃぶり習慣を持つ1歳~3歳児に開咬、上顎前突などの歯列不正が多いことが報告されています。
しかしながら、歯科矯正学の標準的な教科書には「指しゃぶりは3歳ぐらいまでに自然にやめることが多く、この頃までの歯列不正は自然治癒する場合が多いため、指しゃぶりを早期に強制的にやめさせるのは推奨しない」という趣旨の記載をしているものが多く見受けられます
実際、元東北大学歯学部小児歯科学講座の斉藤徹氏の研究によれば、指しゃぶりで開咬になった3歳児36人のうち、3歳~5歳で指しゃぶりをやめた子供は永久歯で開咬にはならなかったと報告されています。
言うまでもなく、指しゃぶりによる歯列の変形は、
・指しゃぶりのやり方・状態
・歯への圧力の強さ
・指しゃぶりを行っている時間
の3要素の掛け算で決まるため、同じ年齢の子供でも一律ではありません。
小児歯科の観点から推奨される1つの目安として、4歳になった時点で奥歯で上下の歯をしっかり噛んだ際に、前歯に子供の指一本分ぐらいの隙間がある場合は、歯科医に診察に行った方が良いでしょう。
永久歯の前歯が生えてくる6歳~7歳でも、指しゃぶりが習慣になっている場合は、永久歯列が変形してしまう恐れがあるので、やめさせる必要があるのは当然です。
指しゃぶりのやめさせ方としては、前述の育児の手抜きによる指しゃぶりが無いようにして、指しゃぶりよりも楽しい遊びに誘うなど興味を他のことに向けさせましょう。
それでもやめられない場合は、指しゃぶりをし出したら、おしゃぶりに切り替えるという方法があります。ここで使用するおしゃぶりは普通のおしゃぶりではなく、歯並びが悪くならないように開発された専用のおしゃぶりです。歯科医が推奨している「MAM perfect Soother」というおしゃぶりがあります。
歯科矯正医と協力開発したおしゃぶりで、
・歯並びが悪くならない
・指しゃぶりに戻らない
・健康なあごの発育をサポートする
・舌のトレーニングができる
といった特徴があります。(※舌のトレーニング:近年、舌の位置が正常でない子供が多く、口呼吸などの弊害が生じるため、舌を鍛えることの重要性が叫ばれている)
特徴的な形状で、細い棒の先に風船のようなものが付いています。風船部分を舌でつぶそうとする動きが舌のトレーニングになります。棒の部分も舌の動きを邪魔しない細さと柔らかさになっており、口周りの健康を考慮した作りになっています。
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更新日:2019/11/29|公開日:2015/03/20|タグ:指しゃぶり