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必ず知っておきたい!臨月に出血や破水があったら・・・

臨月の出血や破水

臨月に起こる出血や破水で、問題ない場合は?危険なのは?これらを詳しく説明していきたいと思います。

 

臨月におりものに血が混じったら

臨月になっておりものに血が混じっているようなことがあったら、それは出産が近いことを知らせてくれるいわゆる「おしるし」である可能性があります。

 

出血の程度は人によってさまざまですが基本的にはそんなに多くなく、おりものがピンクや茶色になる程度のものです。大量に出血がある場合は前置胎盤などの可能性があるため要注意ですが、そうでなければ出産の兆しですから心配はいりません。

 

おしるしが出る原因は、子宮口が開いてくることにあります。赤ちゃんの周囲を覆っている卵膜がはがれ、子宮頸管の粘膜と一緒に外に出てくるのです。このため少し粘つく感じがします。

 

おしるしと陣痛には間がある

おしるしは出産が近いことを知らせてくれるもの、と書きましたが、だからといってすぐに陣痛が始まるというようなことはありません。こちらも人によってさまざまですが、早い人で1日、遅い場合は1週間ほどして陣痛が来ます。普通は2日か3日後ぐらいになることが多いようです。

 

ですから、おしるしが出ても慌てる必要はありません。出血が長続きしないことを確認したら産科に連絡し、陣痛が来たときのための準備を始めましょう。陣痛が来るまではお風呂に入ることもできますし、他の点でも普通に生活をしていて構いません。

 

陣痛の前に破水が起きることがある

赤ちゃんはお母さんのお腹の中で卵膜という膜に包まれ、羊水で守られながら成長していきます。この卵膜が破れて、中の羊水が外へ流れ出ることを破水と言っています。

 

普通であれば、「おしるし→陣痛→破水」という順番で起きるものですが、陣痛が来る前に破水が起こってしまうこともあり、これを「前期破水」といいます。前期破水は特に危険なことではなく、正期産であっても3割ぐらいのお母さんに見られる現象です。

 

前期破水が起きた場合には、たいていは数時間のうちに自然に陣痛がおきます。破水の量は人それぞれで、音がして大量に出るような人もいれば、おしっこをしたように下着が濡れる程度の人もいます。

 

おしっこと区別がつかないような場合、アンモニア臭があるかどうかが判断の基準になります。また、破水の場合はおしっこと違って自分で止めることができないというのも特徴です。

 

破水したときの対処は

破水かな、と思ったときや破水かどうかよく分からないときにはまず産科に連絡をするようにします。そのうえで、前期破水が起きると最悪の場合感染症が起きてしまいかねませんので、早めに産科に行くことになります。また同様の理由で入浴はしないようにしましょう。

 

仮に逆子であった場合、破水することによって赤ちゃんに供給される酸素が足りなくなることもあります。こういった場合には医師の指示に従うようにしてください。

 

また、前期破水が妊娠第34週よりも前に起こってしまった場合、可能な限り赤ちゃんをお腹の中に留めるような処置が行われますが、赤ちゃんに危険が起きるような場合にはすぐに出産することになります。

 

前期破水を予防しましょう

前期破水を起こす一番の原因は子宮内部に何らかの感染が起こり、赤ちゃんを包む卵膜が破れやすくなってしまうことです。従って、もし子宮に感染症が認められる場合にはなるべく早期に治療することが大事になってきます。

 

そのほか、子宮を収縮させかねないような行動(たとえば激しい運動をしたり、重量物を持ち上げたり、転んだりするようなこと)は避けるようにしましょう。

 

それ以外の破水について

通常の破水や前期破水以外に高位破水早期破水という破水が存在します。

 

高位破水では、子宮の上のほうで卵膜が破れて破水が発生します。これは流れ出る羊水がごく少量になるために、破水しているのかどうかが分かりにくいことが多いようです。

 

早期破水は、陣痛が始まってから子宮口が最大になる前に破水してしまうことを指します。こちらは前期破水ほど厳重な管理は必要なく、多少分娩に時間がかかることになることもありますが、深刻な問題は滅多に起きません。

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