子供の筋力低下は遊びとお手伝いで改善!

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腕の筋肉

子供の筋力低下が危ぶまれています。「まだ小さいのだからそんなに筋力は必要ないでしょ?」などと思わないでください。筋力低下は子供の勉強にも悪影響をもたらし、将来の健康にも深くかかわってきます。

 

子供の姿勢の悪さ、原因は筋力低下

昔に比べて今の子供は姿勢が悪くだらしない、行儀も悪いと言われています。あなたのお子さんはどうですか?お子さんが椅子に座っている時、その姿勢をよく見てみてください。長時間、姿勢良く座っていられるでしょうか。もし椅子に座って食事をするお宅であれば、食事中もよく観察してみましょう。食べている間ずっと座り続けられるでしょうか。

 

観察の機会は他にもあります。電車やバスなどの乗り物に乗った時、行儀よく座っていられるでしょうか。テレビを観ている時はどうでしょう。姿勢を正して観ているでしょうか。あるいは授業中、良い姿勢でずっと座り続けることができるでしょうか。

 

授業中に、背筋を伸ばして座り続けることは、今の小学生の多くには難しいことなのです。背筋を伸ばすどころか、椅子の背にもたれかかる、肘をつく、机に突っ伏すなどの姿勢で授業を受けている子供もいます。その上、そのような子供たちは、授業の間ずっとその姿勢でいるわけではなく、いろいろと姿勢を変えつつ座っています。

 

これは何を意味しているのかというと、良い姿勢をとり、それを保つだけの筋力が弱いということです。具体的に言えば、背筋や腰回りの筋肉がきちんと育っていないのです。

 

ではなぜ、昔に比べて今の子供たちは、こんなにも筋力が衰えているのでしょうか。それは、昔と今とでは、子供たちの生活が違い、それに伴って運動量も違うからです。昔は子供たちの遊びと言えば、外に出て駆け回って遊ぶのが中心でした。その上、昔はどんなに小さくても家の手伝いをするのが当然でしたから、普通に生活しているだけでも必要な筋力は自然とついていったのです。

 

それに比べ、今の子供たちはゲームをしたりテレビを見たりといった、座ったままの姿勢でできる遊びが主流になってきています。便利な家電のおかげもあって、体を動かして手伝う機会も減ってきています。これでは、特別な運動をしない限り、必要な筋力はついていきません。

 

この現象は、子供の将来にも不安な影を落としています。背筋や腰回りの筋肉が弱いということは、年をとった後に腰を悪くする可能性が高いということです。腰を痛めてしまえば、親になっても育児ができません。お年寄りの介護などもってのほかです。逆に自分の方が介護される身になってしまうかもしれないのです。

 

また、子供の筋力低下は、単に健康面の問題で片付けられることではありません。近年、子供の頑張る力が足りないと言われてきていますが、何かを頑張るには、頑張ろうとする気持ちや強い心だけでなく、健康な体が必要です。筋力をつけ、健康な体を保つことは、子供のやる気、頑張る力にもつながる大切なことなのです。

 

体を使った遊びで子供の筋力アップを!

子供の筋力低下を防ぐには、何と言っても体を使った遊びをさせるのが一番です。下校後は外に出て、友達と走り回って遊べるようになるのがベストです。まずは、公園やプールなど体を動かして遊べる場所に誘ったり、子供と一緒に近所を散歩してみたりして、運動する習慣作りから始めましょう。

 

仕事をしていたり、下に小さなきょうだいがいたりすると、運動する習慣作りがなかなか難しい場合もあります。そんな時におすすめなのが、スキンシップをしながらの体を使った遊びです。動物の赤ちゃんが、取っ組み合ったり甘噛みをしたりしながら遊んでいる姿をテレビなどで見たことがありませんか?そのような感じで子供と遊ぶのです。

 

子供と体を触れ合わせながら遊べばいいだけなので、特に決まりはありません。抱っこしたまま床を転げまわったり、親の腕に子供がぶら下がったり、くすぐりっこをしたり…。とにかく全身を動かして楽しく遊べばいいのです。1日数十分できたら最高ですね。でも、時間にも決まりはありませんから、可能な限りできればよいでしょう。

 

この遊びをする時間帯は午前中の早いうちがベストです。なぜなら、ある幼稚園で登園後の子供たちにこの遊びを習慣づけたら、子供たちの様子が変わってきたという実証報告があるからです。どのような変化かというと、気持ちが落ち着き集中力がついてきて、様々なことに進んで取り組めるようになったというのです。朝の数十分でこんなにも子供が変わるなら、やってみる価値はありますよね。

 

「うちの子はどうも遊びがゲームやテレビに偏りがちだな」と思ったら、そのような子供には特におすすめの方法です。

 

お手伝いも子供の筋力をつけるよい方法

家の中でのお手伝いには、子供に筋力をつけさせるものがたくさんあります。雑巾がけや布団の上げ下ろしなどがそのよい例です。自分でやった方がきれいになるし早いからといって、子供に手伝いをさせない方もいると思います。確かにその通りなのですが、それでもやらせる価値はあります。それに、続けることによって子供でも上手に、早くできるようになるものです。

 

雑巾がけは体のいろいろな筋肉を鍛えるのにとてもおすすめなお手伝いです。雑巾を水に浸して絞るのは、小さい子供にとっては難しいことです。最初は水を絞り切れずに、拭いたところがびしょぬれになることもあるでしょう。始めのうちは親が雑巾絞りを手伝ってあげつつ、どうすればしっかりと絞れるかを根気よく教えてあげてください。

 

お手伝いは、時々やるだけでは筋力はつきません。お手伝いを習慣づけるのが大事なのですが、それには子供が「お手伝いは楽しいな」とか「ほめられてうれしいな」などと感じられなければ続かないでしょう。

 

ですから、子供がお手伝いをしてくれた時は、仕上がりがどんなであってもまずはほめて、感謝することを忘れないでください。「とてもきれいになったね。助かったよ。ありがとう」というように、親自身の気持ちも加えながら、子供に声をかけてあげましょう。実際はちっともきれいになっていなかったとしても、子供が見ていないところで、親が気のすむようにやり直せばよいだけなのですから。

 

子供のお手伝いに対して感謝したりほめたりしてあげれば、子供はきっと「ほめられてうれしい。お母さんの役に立ったぞ。それに、きれいになるのって気持ちがいい」と感じることでしょう。その気持ちは、子供を大きく成長させてくれることでしょう。

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