子育てで困ったら、立ち止まって考え方を変えてみよう!

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閃いた女性

子育て中の困難は、親が考え方を変えてみることで、解決できることがたくさんあります。押してもダメなら引いてみよ、と言うではありませんか。同じ考え方で同じ方法をずっと繰り返しているよりも、ちょっと考え方を変えてみましょう。時には驚くほどスムーズに、物事が運ぶこともありますよ。

 

何回叱っても直らない…と思ったら、自分も同じ叱り方を繰り返さないようにする

子どもは同じ過ちを繰り返すことが多いもの。そのたびにこのような言葉を言っていませんか?「ママに何回同じことを言わせるの!?」と。親としては決して難しいことを言っているわけではないのに、なぜ何度言ってもこの子は同じことをやるのだろう、と思い、そう思うとますます怒りが膨れ上がっていくのです。

 

このような事態に陥ったら、まずは客観的に自分と子どもを振り返ってみましょう。そうすると、同じことを繰り返しているのは子どもだけでなく、親の方もそうだったということに気づくはずです。子どもが同じ過ちを繰り返すたび、親も同じ言葉で叱ることを繰り返しているのです。同じことをしても、子どもが何も変わらないという状況があるというのに。

 

あるやり方を繰り返してみても子どもが変わらないのであれば、そのやり方を続ける意味はありません。同じことを何度も言いながら叱るというのは、親としてもエネルギーを消耗します。叱られる子どもにとってはなおさらのこと。「そう言われても、一体どうしたらいいの?」という気持ちでいることでしょう。

 

このような事態を収拾するために、カウンセリングの現場で取り入れられている理論をご紹介しましょう。それは、「90度法」と「180度法」です。90度法というのは、あるやり方でやってみて成功しなかったとき、違う視点からの働きかけを試みること。180度法というのは、まるっきり正反対の働きかけにしてみるということです。

 

これを子育てに当てはめてみましょう。子どもが何度言っても朝早く起きず、支度にも手間取って遅刻しそうになり、毎朝のように「早く起きなさい!早く支度しなさい!」と怒っても直らないという状況があるとします。

 

この子に対し180度法のアプローチをするとすれば、「もう起こしませんからね。遅刻したらあなたの責任よ」と引いてみるというやり方になるでしょう。90度法のアプローチであれば、朝起きてやることを箇条書きにしてまとめ、何分までにこれを終わらせる、などの見通しを持たせるやり方などが考えられるでしょう。

 

このように、子どもの困った状態に対して、親の対処法を変更してみるのです。そうすれば、子どもが失敗する、親が叱る、また同じ失敗をする、また同じように叱る…というサイクルから抜け出すことができるかもしれませんよ。

 

繰り返しているのは、子どもばかりではなく、親も同じだということに気づいてください。対処法をちょっと変えるだけで、その繰り返しがストップされることがあるのですから。

 

「いいよ」が言えない子どもは親の影響を受けている場合も

我が子が友達から「貸して」と言われたら「いいよ」と貸してあげ、「ありがとう」と言われる…そんな姿を見ることができたら、実に微笑ましいことでしょう。でも、いつでも、そしてどんな子でも「貸して」と言われて「いいよ」と答えるわけではありません。

 

中には、「うちの子はいつも『いいよ』と言えず『だめ!』『やだ!』なんだから…」と悩んでいる方もいるはずです。お友達におもちゃを貸せず、お母さんが「これも面白いよ」などと別のおもちゃを見せても知らんふり、なんていうこともあるでしょう。

 

子どもは2歳ころ反抗期を迎え、何に対しても「だめ!」「やだ!」を繰り返すようになります。これはいたって普通の事です。つらいかもしれませんが、時がたてば嘘のようになくなっていきます。

 

ですが、この時期があまりにも長かったり、程度が激しかったりするときには、親御さんが自分の事を少し振り返ってみる必要があるかもしれません。「この子がやっているように、私もこの子に対して、あれもダメ、これもダメ、と言っていないだろうか。子どもの願いがいつも叶えられない状況にしていないだろうか」と。

 

子どものいうことややることに対して、すぐに「ダメよ!」と言ってしまう方は、「甘やかしになるから、子どもの言いなりになってはいけない、何でも子どものいうことを叶えてやってはいけない」との考えが強すぎるのかもしれません。

 

ところが、その考えは子どもにはうまく伝わっていないことが多いのです。子どもの方に確実に伝わってしまうのは、相手に対して「だめ!」を言うという言動の方なのです

 

心理学の世界では、モデリングという言葉があります。ある人をモデルにして、その人がやっている行動や言っていることを、そのまま真似して取り込むことです。人間はこのモデリングという作業を通して、いろいろなことを学習していくのです。

 

ですから、子どもは親の願った姿になるというよりは、親をモデルとし、親がやっている行動をそのまま自分の行動とすることが多いのです。しつけのためと思って、過ちを犯した子どもを殴る方もいますが、この時子どもは「自分がしたことは悪いことだった」と悟るのではなく、「自分の意にそぐわないことをした人間は、殴ってもよいのだ」と理解するのです。

 

もしも自分の子どもが、やめさせたいと思うような行動ばかりしていたり、否定的な言葉ばかりを言ったりするようなら、それは子どもが自分をモデルとして学習したことなのではないかと、一度よく考えてみる必要があります。

 

我が子が「だめ!」「やだ!」ばかりを繰り返すなら、自分も子どもに対して「だめよ!」としょっちゅう言っていなかったか、子どもの思いを無視して自分の思い通りに過ごしていなかったかと、振り返ってみましょう。

 

子どもに早く動いてほしい時、言ってはいけない言葉とは

子どもにイライラさせられることは、たくさんあることでしょう。急いでいるのにモタモタして、早く行動してくれない。急いでいる時に限って、いま必要ではないことをやり始める。そんな時に親がよく言うセリフが「早くしなさい!」とか「今そんなことしなくていいでしょ!」というものです。

 

でもこのようなセリフを言ってもあまり効果がなくて、親のイライラはさらにヒートアップ。「どうしていつもあなたはそうなのよ!」「そんなことしているから余計遅くなるんでしょ!」と怒りが爆発してしまいます。

 

つい口をついて出てしまうセリフですが、あまりおすすめできない言葉です。まず、「早くしなさい!」という言葉についてですが、「早く」とだけ言われても、子どもはどうやったら早くできるのかなんて分かるはずもありません。ただ、せかされて嫌な気分になるだけなのです。

 

もしも本当に子どもの動きを早くさせたければ、励ましてあげる方がおすすめです。「あなたならすぐにお出かけの準備ができるわ!」等という風に。すると子どもは張り切って動き始め、「早くして!」というよりもずっと早く、物事を進められるのです。

 

次に、「今そんなことしなくていいでしょ!」というような言葉かけについてです。このような言葉はたいてい、親の方が予想もしなかったことを子どもがやってしまった時に、驚いてしまったために、口から出るものでしょう。

 

でも、大人が予測できないような行動を全くしない子というのは、一体どのような子なのでしょうか。それは、親に言われたことしかやれない子どもです。いわゆる、指示待ち人間ですね。自分の頭で考えて、どうすべきか決め、実際に行動に移せる力が育たず、自立した人間になれません。

 

「そんなことしなくていいでしょ!」と言ってしまっては、子どもがせっかく自分で考えてやったことを否定することになってしまいます。自立の芽を摘み取ってしまう危険性があるのです。

 

急いでいる時に、子どもに予想外の事をされてしまった時には、その行動を否定する言い方はやめ、「急いでいるから、こっちのことを先にやってくれるとうれしいな」と、優先してほしいことに目を向けられるような言葉かけをしましょう。「今、君にこれをされると、とても困るんだ」と、親の立場を話してわかってもらうのもいいですね。

 

急いでいる時につい言ってしまいがちな「早くしなさい!」という言葉は、子どもを早く動かすにはあまり効果のない言葉です。「今そんなことしなくてもいいでしょ!」という言葉は、子どもの自立の芽を摘んでしまう言葉です。子どもが指示待ち人間にならないように、今からこれらの言葉を言うのは控えたほうが良いでしょう。

 

こうすれば我が子はゲーム漬けにならない!

最近の子どもは必ずと言っていいほど、ゲームが大好きです。あまりにゲームに夢中になっている我が子を見ると「このままで大丈夫かしら」と心配になりますよね。確かにあまりにもゲームにのめり込むのは問題です。子どもをゲーム漬けにしないためには、どうしたらよいのでしょう。

 

簡単です。ゲームよりももっと夢中になれる遊びがあると子どもが知れば、自然とゲームに執着しなくなっていきます。そんな遊びを親が教えてあげましょう。天気がいいね、外に出てサッカーでもしようか」「今日は昆虫取りにでかけよう!」というように、積極的に遊びに誘ってみるのです。

 

この作戦に子どもが全く乗ってこないようなら、お子さんにとって今、一番必要なのがゲームだということですから、しばらく様子を見るしかありません。

 

あまりにゲームばかりするからと、ゲーム自体を禁止しても、それは本当の解決とは言えません。子どもの「ゲームをしたい」「ゲームこそが最高に面白い」という考えをますます強めてしまう可能性が高いのです。

 

ゲーム漬けになってしまうと、自分であれこれ考えを巡らせたり、工夫をしたりすることができなくなり、誰かの命令や指示がなくては動けないような人間になってしまうそうです。ですが、しばらくの間ゲームばかりしていたとしても、いきなりそのような人間になるとは思えません。

 

ゲーム漬けになるかどうかは、ゲームを与えられる以前に、自分で工夫したり想像したり、自分の力で作り出したりする力を育てる遊びをちゃんとしてきたかということが、大事になってきます。例えば外での鬼ごっこやボール遊び、折り紙や工作などがそれに当たります。

 

そのような力がきちんと育っている子どもであれば、ただの一時ゲームに夢中になることがあっても、しばらくすればゲームに飽きてしまうはずです。それ以降は、他にやることがない時に少し楽しむくらいのスタンスで、ゲームと付き合うようになるでしょう。ゲームばかりにのめり込むようにはならないのです。

 

ゲーム漬けにしているのは、実はゲーム機そのものではありません。親が子どもの行動を全て決め、子どもは自分の頭で考えて行動する機会が少なかった時に、ゲーム漬けになりやすいと言えるのです。

 

あなたのお子さんは、ゲーム漬けになっていると思われますか。もしもそうなら、「今まで私は子どもにいろいろな遊びを提案してきたかな?指示ばかりして、子どもが自分で発想できない環境を作ってこなかったかな?」と振り返ってみましょう。

 

思い当たる節があるようなら、ゲームを禁止する前に、もっと子どもの興味をそそる遊びに誘ってあげてください。今からでも遅くはありませんよ!

 

「おもちゃがほしい!」には「買ってあげる」ではなく「作ってみよう!」で対応

子どもが「おもちゃがほしいな」といった時、即座に「買ってくれ」と言っているのだととらえて「いっぱい持っているでしょ!買いませんよ!」などと答えていませんか?そう、子どもはまだ「買って」とは言っていないのです。大人の方が、おもちゃイコール買うものと、思い込んでいるのかもしれません

 

でもおもちゃは、店で買うものとは限りません。自分で作る手作りおもちゃもあるはずです。ですから、「おもちゃがほしいな」という子どもの言葉には、「作ってみようか」と返事して、「何か材料はないかな」と一緒に探してみることをおすすめします。そして子どもと共に、おもちゃ作りをスタートさせるのです!

 

「手先が不器用だから…」と心配することはありません。簡単にできる手作りおもちゃもたくさんあります。段ボールを積み重ねて悪者風の絵を描けば、それをパンチしたりキックしたりして倒す、戦いごっこができます。新聞紙を丸めてガムテープで留めてボールを作り、ペットボトルを何本か立てたら、ボウリングごっこができますね。

 

ヒーローの変身グッズなどは子どもに大人気で、なかなか手に入らないこともありますが、段ボールで何となくそれらしきものを作ってあげれば、意外に気に入ることも多く、ごっこ遊びが広がること請け合いです。

 

親子でこのように遊ぶようになれば、「このおもちゃ欲しいな…何を使ったら作れるかな」、「この素材は、どうやったら楽しく遊べるものになるかな」等という発想ができる子どもになることでしょう。

 

「おもちゃ欲しいな」という子どもに対して、すぐに「買いません!」などとはねつけないでください。「一緒に作ってみよう!」と答え、行動に移すことで、発想力豊かな子どもへと育てることができるのです。

 

子どもの「なぜ?」「どうして?」には、答えられなくてもいいから突っぱねないで

子どもが3歳を過ぎるころになると、何にでも興味を示し、「なぜ?」「どうして?」と親に質問してくるようになります。こんな時には、できる限り返答してあげましょう。

 

ただ、忙しい時に限って答えに窮するようなことを尋ねられたり、延々と「なぜ?」「どうして?」が続いたりすると、どうしても「そういうことになってるの!」とか「そんなこと知るわけないでしょ!」と突っぱねてしまうようになるでしょう。

 

でも、このような対応をされ続けると、子どもは「何かを不思議に思ったり、パパやママに尋ねたりすることはいけないこと」「パパやママに聞いても答えをくれない」と理解してしまいます。

 

子どもがちょっとしたことにでも疑問を持ち、質問してくるのは、興味や関心、「知りたい」という気持ちが育ってきた証拠です。そんな時に親から無下に扱われてしまうと、せっかく育ってきたものがしぼんでいってしまいます。忙しくて答えられない時や気持ちがせいているときは、子どもの質問のどう答えてあげればよいのでしょう。

 

簡単です。「すごいね、そんな風に感じたんだ!」と、子どもが疑問に思ったことや、それを尋ねてきたこと自体をほめてあげればよいのです。そして「今は忙しくて答えられないけど、あとで必ず答えてあげるから、待っていてね」と返答するのです。こうすることで、子どもは疑問を持つことやそれについて尋ねることはいいことだと理解するようになります。

 

また、大人でも答えがよく分からないとか、説明の仕方が難しい質問については、素直に「パパやママでもその答えはわからないなあ」と正直に話し、「パパやママはそんなことに気づかなかったな、すごいね!」とほめてあげるとよいでしょう。

 

このような返し方をすれば、子どもの興味・関心や「知りたい」という気持ちはなくなりませんし、質問をした後に不満が残るようなことにもならないのです。どんなに忙しくても、子どもの「なぜ?」を突っぱねないでください。そんな疑問を持つことができたことをほめ、答えられない理由を話してあげれば、子どもの成長を促すこともできるのです。

 

子どもたちの間のトラブルは、親同士で気持ちのやり取りができていれば大丈夫!

子どもたち同士が集まれば、トラブルも当然起こります。特に、4歳以前の子どもたちならなおさらのこと。なぜなら、この頃の子どもたちは、自分以外の人間の心を想像することが難しいからです。それは発達心理学の面からも、よく言われていることです。

 

ただ、ちょっと元気なお子さんの場合、あちこちで友達とトラブルになることも多いようです。そんな子どもの親御さんは、他の親御さんたちが、自分や自分の子どもの事を、陰で悪く言っていないだろうか、と、とても心配になってしまうようです。

 

でも、先ほども述べました通り、まだ幼い子どもが友達とトラブルを起こしてしまうことなど、発達段階を考えてみても当たり前のことなのです。いつも相手を泣かせてばかりいるように見える子は、偶然他の子よりも少し力が強かっただけの話です。

 

それなのに、その子以外の子の親たちが陰で悪口を言ったり、その子の親が他の親の顔色をうかがったりするのは、人に対する接し方が大人ではないと言わざるを得ないのではないでしょうか。

 

ですから、子ども同士がトラブルを起こさないようにと神経を使うよりは、親同士がお互いに気持ちの良い付き合い方をするよう、心がけるべきなのです。子どもたち同士のトラブルにおいて、泣かせた方の親は、原因は何であってもとりあえず「ごめんなさいね」と言えばいいですし、泣かされた方の親であれば「みんな同じだから」と言ってあげればよいのです。

 

このように、親同士が大人としての接し方を心がけていれば、子どもたちの間でトラブルがあったとしても、人間関係に深刻な悪影響をもたらすことなどないのです。

 

幼い子ども同士が集まったら、トラブルは避けられないと考えるようにしましょう。それがもとで、親同士の間が嫌な雰囲気になるのであれば、子どもが悪いのではなく、自分たちの接し方に問題があると考えるべきだと言えるでしょう。

 

なかなか卒乳できないのは、実は親の方だった!?

離乳食が終わり、幼児食へと切り替わる1歳半頃を目安に、そろそろ授乳をやめましょうと言われるようです。でも、子どもたちの全員がその頃スムーズにおっぱいから離れられるわけではなく、長い子であれば3歳ころになってもおっぱいを飲み続けることもあります。でも、あまり心配することはないでしょう。

 

江戸時代は、子どもを大切に扱っていたと言われます。その江戸時代には、おっぱいを飲まなくなるのは6歳や7歳以降が普通だったそうです。それを考えれば「3歳になるのにまだおっぱいから離れられない」と深刻になる必要はなさそうですね。

 

ところで、以前は「断乳」といって、親サイドが積極的に子どもへの授乳をやめるようにすることが多かったのですが、最近では「卒乳」という言葉がよく使われ、子どもの方が自然とおっぱいから離れていくことを待つ傾向にあるようです。

 

もちろん、諸所の事情から「断乳」という選択をした場合でも、たくさん抱っこしたり子どもとのコミュニケーションを十分にとったりしていれば、赤ちゃんの心に悪影響を与えることはないので、ご心配なさらずに。

 

子どものおっぱい離れに対する問題を考えるならば、どちらかというと親の側に心配があります。おっぱいを口にくわえさせれば静かになるからと言って、もう言葉を使ったやり取りが可能な年頃であるにもかかわらず、ぐずりや駄々こね対策としておっぱいを持ちだすのは、いかがなものかと思います。

 

いつまでもおっぱいに頼っていては、子どもに対してきちんと言葉で言い聞かせる力を、親はずっと身につけることができないままになってしまいます。本当に子どもが卒乳した時、子どもに対応する術を失ってしまうということなのです。

 

まだおっぱいを卒業できていない子どもへの対応策として、おっぱいはいわば最終兵器であり、確実に相手をコントロールできる手段です。でも、子どもに言葉が通じるようになってきたなら、その最終手段の出番をだんだんと少なくしていった方が良いのです。そして、おっぱいでなくても子どもが満足できるような何かを見つけていきましょう。

 

このように考えてみますと、親の方がおっぱいからなかなか卒業できない、というケースも非常に多いのではないかと思われます。子どもと言葉でコミュニケーションがとれるようになったら、子どもに対応する力を自分につけてやるためにも、おっぱいという手段に頼り切らないようにしましょう。

 

祖父母の考え方を柔軟に取り入れられれば、もっと良い子育てになります

子どものおじいちゃん、おばあちゃんの力を借りながら子育てしている方も多いでしょう。中には積極的に子育てに関わってくる祖父母の方もいらっしゃるかもしれませんね。とても助かる一方で、祖父母と親との間に衝突が生まれるケースももちろんあるでしょう。

 

祖父母の時代に常識だったことが、今の子育てには当てはまらないことはたくさんあります。赤ちゃんにおっぱいやミルクをあげることについてもそうですし、しつけをすることについてもそうです。いろんな場面において違いがあるのです。だから祖父母と親の間に考え方のずれが生じ、衝突してしまう場合もあるのです。

 

祖父母が行ってきたやり方を親世代に押し付けるのは、問題があります。反対に、親が祖父母の意見を全く聞かず、頑固に自分のやり方を貫こうとするのも、もったいないことです。

 

このケースに限らず、考え方が違う人とうまくやっていこうとするならば、どちらの考え方が正しいのか決着をつけようとせず、お互いの考えのいいところは取り入れ、ここは相手の言う通りだと思う時には譲歩していくべきでしょう。

 

子どもを祖父母に預けている時には、祖父母なりのやり方でやってもらい、自分たちで面倒を見ている場面では、自分たちのやり方でやらせてもらうようにすればよいのではないでしょうか。

 

様々な考え方の人と子どもが関わっていけば、子どもはいろいろな価値観を学びます。時には、「どっちが正しいの?」と迷うこともあるでしょうが、自分の中で比べていくうちに、子ども自身の考え方が定まっていくのです

 

ですから、親がかたくなに自分のやり方を通そうとするよりは、祖父母のやり方も柔軟に受け入れて子育てしていく方が、子育てをうまくやっていけると言えます。子育てには「こうするのが一番よい」というやり方はないのです。親が祖父母をはじめとしていろいろな人の考え方に触れ、柔軟に受け入れるのが良いやり方だと言えるでしょう。

 

子どもを幸せにしてあげるキーワードは「幸せに気付ける力」

子どもを授かれば、誰でも我が子を幸せにしたいと考えるはずです。でも、幸せな状態って、一体どのようなことを指すのでしょう。自分が欲しいものを得られることや、自分が願う状況になることを、幸せだとする人が多いかもしれません。

 

でも本当に幸せな人は、何かを得たり、望み通りの状況になったりしている人ではなく、自分がどれだけ幸せかということに気付ける力をもつ人なのではないでしょうか。

 

「朝から子どもや夫、妻など家族の顔を見ることができた、幸せだな」「子どもの笑顔が見られた、幸せだな」「私には仕事が与えられている、幸せだな」「心を通わせられる友人がいる、幸せだな」「今日も何とか一日生きていられた、幸せだな」このように感じられる人こそが、幸せな人と言えるのではないかと思うのです。

 

自分の力で勝ち取った幸せは、人生においてそれほどたくさんはないはずです。それよりはずっと、意図したわけではないのに得ることができた幸せの方が多いと思いませんか?

 

今、自分の周りにあるものを見渡してみてください。その一つ一つに「ありがとう」と言える気持ちになれば、自分が持っているたくさんの幸せに気付けます。幸せに気付く力が強いほど、その人は幸せな人になれるのです。

 

お子さんにもぜひ、この幸せに気付く力をつけてあげてください。そのためには、親がまず、自分の周りにあるものに対して「ありがとう」という気持ちを持ち、幸せに気付きましょう。そしてそれを子どもに伝えましょう。そうすれば子どももおのずと、幸せに気付く力を得るようになります。それこそが、親が子どもにつけてやってほしい力なのです。

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