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子どもの学力を向上させるために必要なことはこれだ!

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学力向上

受験を控えている子どもでも、そうではない子どもでも、親なら「どうしたらうちの子の成績はもっと良くなるのかしら」と考えるものでしょう。「親が親だからねえ…」と諦めてしまわないでください。どんな子でも学力が向上する方法があるのです!

 

学力を伸ばすために親がまずやるべきことは、勉強に取り組みやすい環境づくり

子どもの学力をもっと向上させたいと思ったら、親としてやるべきことは、子どもが自ら勉強に取り組むようになる環境を作ってやることです。環境が良ければ、子どもは自分から、しかも面白がって勉強するようになるのです。親も教師も、このことを一番大切にし、手を抜かずにやっていくべきなのです。

 

これに対し、「頭が良い子になるかどうかは、遺伝子によって決められている」という考え方もあります。どちらが正しいかというと難しい問題で、議論が繰り広げられるところですね。ですがここでは、子どもの学力に対する環境の重要さについて、詳しく論じていきたいと思います。

 

子どもにとっての「環境」というのは、学校や家だけではありません。もっと広く、子どもを取り囲むすべてが環境だと言えます。親子関係もそうですし、友達関係や近所の人とのかかわり合いといった人間関係をはじめとして、子どもが読んだ本や観たテレビ番組・映画、野球などのスポーツなどのあらゆる経験も「環境」なのです。

 

そのような「環境」により、自分は何を善いこととし、どう動くべきか、ふるまうべきかといったものができていきます。これらは子どもにとって、自分というものの礎になるものです。それだけでなく、学力や社会で働くのに必要な力、勉強する意欲もが、環境によって育てられるのです。

 

世の中には、きちんとした研究結果に基づいて作られた、合理的な勉強の方法がたくさん紹介されています。これらは必要ないものだとは言いませんが、それよりももっと先に考えるべきなのは、子どもが「勉強って面白いな!分かるって楽しい!」と思い、そしてその思いによって自ら勉強することができるように、環境を整えることだと思います。

 

子どもが伸びる環境に欠かせないのは、子どもがまるごと認められること

環境がきちんと整っていれば、子どもの学力は必ず伸びます。では、具体的にどのような環境が、子どもを伸ばしてくれるのでしょうか。学習塾を例に考えてみましょう。

 

中学受験に強いと言われる有名塾は、探せば全国各地にありますね。我が子に中学受験をさせたいと考える親御さんたちは、いろいろと調べることでしょう。でも、合格率の高い、名の知れた塾が、必ずしもお子さんに合っているとは限りません。

 

一生懸命聞いていても、講師の話が理解できず、成績が伸びないということもあります。そうなると、講師からも他の子からも「できない子」というイメージを持たれ、それが続くとその場に居づらくなってしまって、通えなくなるというケースが結構あるのです。

 

お子さんがそのような状況になれば、親御さんとしてはかなり心配です。行きたくないというのを無理に通わせられませんし、かといって受験日はどんどん迫ってくる。他に良いところはないかと、いろいろな塾を探し始めることでしょう。

 

そのような時、また同じように有名進学塾を選んでしまうと、二の舞になることもあります。それよりも、知名度は低くても一人一人にしっかりと教えてくれる、少人数の塾の方がお子さんに合っている場合もあるのです。実際、そのような塾に通ったらあっという間に成績を上げ、偏差値の高い有名中学に見事合格したという人もいるのです。

 

子どもをどんな塾に通わせるかは、難しい問題かと思いますが、判断基準は必ずしもその塾の合格率ではありません。合格率や評判に振り回されず、自分の子にぴったりな環境の塾はどこなのか、という視点で、探してみてください。

 

有名進学塾は「○○中学校に□□人合格した」というような合格率を大切にします。それによって生徒数を増やせるからです。ですから、塾生の中にあまり成績が伸びない子がいると、合格率を下げると考え、それとなくその子には希望校を変更させたり、受験自体をやめさせるようにしたりすることがあるようです。

 

知名度も高く大きな塾であれば、それだけ塾生も多いもの。となれば、その中には確実に、授業についていけない子どもが出てくるはずです。一度ついていけなくなると、どれだけその塾で頑張ったとしても、成績を上げていくのはなかなか難しいことなのです。

 

「この子のせいで我が塾の合格率が下がるのだ」という、自分に向けられた雰囲気を感じながらその塾に居続けるのは、子どもにとってどんなに苦しいことか。自分という存在が認められないような状況で、勉強する気になど、果たしてなるものでしょうか。きっと仲間外れになったような気持ちになり、その場にはとてもいられなくなるでしょう。

 

成績のいい子は、その成績の良さで、どこにいても認められた存在になり得ます。そのような子どもは、自分の中での目標をどんどんクリアして、かつさらに上を目指していきます。そのようにして、ますます自分という存在を周りに認めさせることができるのです。

 

では、勉強ができない子どもはどうでしょう。そのような子どもは、自分の成績の悪さのせいで、家族にも友達にも先生にも認められていないように感じることが多いのです。実際にその子の存在を否定するような言動をする人は誰もいなくても、そう思われているのではないかと、本当はびくびくしているのです。

 

そんな恐れを解消するために、そして自分は強い存在なのだと見せつけるために、自分よりも弱い子どもをターゲットにしていじめるような子どもも出てきます。だから、勉強ができない子どもの成績を上げさせるのは、とても大切なことなのです。

 

こんな子どもの心に植えつけられたコンプレックスを解消させるには、その子の存在が認められるような環境で勉強させてやることです。そうすれば、どれだけ成績の悪い子どもでも、学力が上がっていく可能性があるのです。

 

子どもたちはすべて、その存在を認められるべきです。親御さんたちにはぜひとも、お子さんを丸ごと受け止めてくれる環境を整えてあげてほしいものです。それこそが、親として子どもにまずやってあげなければならないことだと思います。

 

「やるぞ!」という気力を持たせれば、子どもの人生はうまく進む

小学校に通うお子さんをお持ちの親御さんたちに、ぜひ知っておいてほしいことがあります。それは、お子さんの「やるぞ!」という気力を育ててやってほしいということです。この気力がしっかりとあるお子さんは、たとえ今あまり勉強していない子だったとしても、深刻になる必要はありませんし、きっと人生をたくましく生きていける人間になります。

 

「やるぞ!」という気力は、勉強に対するものだけではなく、生きていく上での全ての事に対するものです。この気力があれば、いつでも前向きになれますし、意欲を持って自ら人生を歩んでいくことができます。そういう姿勢で生きていくと、必ずいろんなことに成功していき、それがまたさらなる気力の充実へとつながっていくのです。

 

どうしたらこのような気力を育てていけるのかというと、子どもに「探求心」を持たせるのが一番です。面白いな、知りたいな、という気持ちですね。「勉強するぞ!」という気力も、探求心から生まれてくるものなのです。

 

だからと言って、大人が子どもにやらせたいと思うことを一方的に押し付けても、探求心に火はつきません。読書感想文を書くときに、読む本はこれ、と選ぶ余地なく押し付けられてしまったら、やる気が全くわきませんよね。

 

人間というのは、こちらが求めてもいないのに「やれ」と言われたことには、なかなか手を付けられないものです。その子が興味をもちそうなもの、その子の知らない世界がわかるようなものを何気なく与えてみたら、探求心が目を覚ましたということが多いようです。

 

童話をいくつか知っている子どもに、グリム童話やアンデルセン童話の裏話ともいえる本を与えてみたら、今まで知っていた内容とは少し違った顛末に驚き、文学に目覚めるかもしれません。ヒーロー番組を何気なく観ていた子どもに、日本や世界に実際に存在した英雄の話をしてあげたら、目を輝かせて聞き、自分でも調べようとするかもしれません。

 

また、それをすることで相手が自分を認めてくれそうだと感じた時には、やってみようと思うようです。たまに会うと自分をとてもほめてくれる親戚のおばさんが、たまたま本をプレゼントしてくれた。読んだことのないジャンルだけど、大好きなおばさんがまたほめてくれるかも、と、その本を一生懸命に読むうちに、そのジャンルに魅了された、というようなことも、よくあるものです。

 

このような思いがけない出来事から、子どもの探求心がむくむくと育ち始めます。それが将来の自分の職業にまで結びつくことも、決して少ないケースではないのです。

 

子どもの時からの探求心や「やるぞ!」という気力は、その子が生きていく上での力の根源にもなります。お子さんはどのようなことなら興味をもちそうか考えながら、子どもの探求心を目覚めさせてあげてください。

 

周囲からの愛を実感している子は、やる気に満ちている

子どもの学力を伸ばすには、子ども自身のやる気や「知りたい」という気持ちがあるかどうかにかかっています。ではどうしたらそのような子どもに育つのでしょうか。それは、周囲が子どもに向ける愛情に、深くかかわっています。

 

大好きなお父さんやお母さんが、「小さい時はこんなことに興味をもって、いろいろと調べた」などという話を聞くと、子どもも興味をもち、そのことを調べたり覚えたりすることがあります。まずはどうやったら調べられるかを考えるでしょう。そして内容によっては、図書館で調べたり、百科事典を開いてみたりすることもあるでしょう。

 

そして調べたり覚えたりしたことをお父さんやお母さんに話して聞かせると、きっとお父さんもお母さんも驚き、喜びます。「すごいね~、そんなに覚えたんだ。面白いよね」とほめたり共感したりしてくれるはずですね。

 

また、ライバルともいえるきょうだいが何かを覚えたり調べたりしたことを、周りの大人にほめられているところを見て、自分も奮起することはよくあります。春の七草の名前だとか、戦国時代の武将の名前だとか、そんなことを真似して覚えれば自分もほめてもらえます。

 

それがうれしくてどんどんやるうちに、「おや、秋の七草なんていうのもあるのか」という風に、知識が広がっていることもあります。そして秋の七草も覚えたり、どうして正月明けに七草粥を食べるのかも調べたりして、得た知識を周りの大人に話せば、「すごいね、そんなに調べたの!」とほめられるわけです。

 

このように、親や近しい大人からほめられたい、認められたいという思いから、調べてみよう、勉強しようと思うようになるのはよくあることです。ほめられたり認められたりしたいという気持ちは、つまりは彼らからの愛情を感じたいということです。そして愛情たっぷりにほめられた後には、「もっと勉強するぞ!」とやる気がさらにアップするのです。

 

家族からの愛情を感じながらやる気を上げ続けてきた子どもは、きっと成績もどんどん上がっていくはずです。

 

今は、小学生といえども受験をすることが増えてきています。中学受験ですね。その目標はもちろん、成績向上です。希望校への合格です。彼らは日々、そのために黙々と勉強し続けているのです。それを間違っているとは言いません。でも、勉強というものの根本を、忘れないようにしてもらいたいものです。

 

それは、1つには未知の事に出会った時や、知識を披露してほめられたり、認められたりした時のうれしい気持ちです。親御さんたちはお子さんに、このようなうれしい気持ちこそを味わわせてあげてほしいのです。

 

そのために、親子で様々な体験をしに出かけるのもいいでしょう。山登りや釣り、アウトドアクッキング…。そんないつもと違う環境が、子どもの知的好奇心をくすぐり、学びへのやる気が育ててくれます。

 

今まで知らなかったことに親子で取り組むことは、いつもの生活をリフレッシュさせることでしょう。親子の会話も弾みますし、家庭内が楽しいムードに包まれます。そんな中で過ごす子どもには、おのずとやる気がみなぎっていくものです。

 

親子で何かに取り組んでいる時に、ハプニングが起きた場合もチャンスです。親がすぐに対処するばかりでなく、どうしたらよいと思うかを子どもにも訊ね、共に考えてみるのです。子どもの学びのきっかけになることでしょう。

 

しつけによって勉強する習慣が身に付けば、学力は伸ばせる

学びへの気力に満ちている子は、学力を伸ばすことができますし、人生を生き生きと過ごすことができます。しかし、気力だけでは不十分です。それに加えて、勉強する習慣づけができていれば完璧です。勉強の習慣づけは、親が行うしつけの一つです。気力は人生を生き抜く原動力であり、しつけられたことは、いかに生きるべきかという方向性を定めるものです。

 

勉強の習慣づけというしつけをしっかり受けた子は、その他にもきちんとしつけられたことがあるでしょう。そういう子どもは勉強ができるだけでなく、社会の中で自分も他者も気持ちよく生活していくよう考えられる人間になります。

 

しつけと言えば、一般的にどのようなものがあるでしょうか。「挨拶や返事をしっかりとする」「いただきます、ごちそうさまを忘れずに言う」「ご飯粒も残さず食べる」「家にあがる時には玄関で靴をそろえる」…これらはみな、自分も周りの人も気分よく過ごせるようにする行為であり、きちんとしつけられた子は正しいことを自ら実行できる子どもなのです。

 

さらに言えば、小さいことだけれど大切なことをきちんとしつけられた子どもは、勉強する習慣もきちんとしつけられていることが多いものです。いつも挨拶がきちんとできる子どもや、相手の顔を見てお話ができる子どもなどは、成績も良いことに気づかされることが、多々あるのです。

 

しつけを丁寧に行ってきた家庭では、勉強に対する姿勢も身に付いた子どもが育ちます。また、ちゃんとしつけられた子どもというのは、勉強で少しくらい壁にぶつかっても、あきらめずに続けることもできるものです。

 

あまり細かいことを言われずに育ってきてしまった子どもは、大変なことや辛いこと、厳しいことに慣れていませんから、勉強の途中でも嫌になってやめてしまうことがあるのです。特に小学校高学年くらいになれば、勉強しなければならない量は増えるし、内容は難しくなっていきます。そうなると勉強し続けることに耐えられなくなってしまうのです。

 

しつけが身に付いている子どもは、勉強で大変だなと感じても、やらなければならないのだから、頑張ろうという気持ちで、勉強し続けることができるのです。

 

勉強に限らず、しつけというのは習慣づけです。パブロフの犬という言葉を聞いたことがありますか?パブロフという生理学者が犬を実験台にして、条件反射に関する実験を行ったのです。

 

犬は、餌を与えられる前にベルの音を聞くという経験を繰り返すうちに、餌がなくてもベルの音が聞こえただけでよだれが出るようになったというものです。ベルの音が条件となり、よだれが出るという反射が見られたわけです。このことは、生物にあることが習慣づくと、体が勝手に反射行動をとるようになるということを表しています。

 

人間と犬、そして餌と勉強を全く同じものと考えるのは乱暴かもしれませんが、脳が快さを感じるか不快感を覚えるかで、人間の行動が決まることは確かにあります。

 

子どもにはまず、しつけと同じような感覚で、勉強する習慣をつけさせましょう。そしてきちんとできたら大いに褒めてあげましょう。これを繰り返すことで、子どもの脳では勉強と快の感情とが結びついていきます

 

勉強する習慣をつけるためのコツは、パブロフの犬のえさとベルのように、いつも同じ決まりを設定することです。つまり、毎日いつどこで勉強することにするかを決め、必ず実行させるのです。その日の予定によって、勉強する場所や時間を変更してしまっていては、なかなか勉強する習慣はつきません。

 

このやり方は、小学生の中でも低学年の子どもたちが、一番早く身につけられるということが分かっています。まだ低学年だから、と思わずに、低学年のうちこそきちんと勉強する習慣をつけさせてあげましょう。子どもの気力を育てると同時に勉強する習慣を身につけさせれば、子どもの学力は自然と伸びていくものなのです。

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