勉強したことを確実に記憶、理解するにはどうすればよいのか?
もし子供が「自分は物覚えが悪い」と落ち込んでいるなら、「悩む必要は無いよ」と教えてあげましょう。「人は記憶した事の約7割を24時間には忘れてしまう」といことが実験で実証されています。勉強をして、確実な記憶として定着させるにはどうすればいいのでしょうか?いくつか例を挙げて見ていきたいと思います。
勉強で覚えた事を話すと記憶が高められる
小学生のお子さんを持つ家庭にお勧めするのは、今覚えたことを言ってみてと促す勉強方法です。まだ小学校へ入学する幼い子供が、「ねぇ、ねぇ聞いて!」と覚えたことを口にすることがよくあります。
例えば、テレビ番組で、字もまだ読めないような幼い子供が、暗唱しているものを放送している番組がありました。「寿限無寿限無、ごこうのすりきれ、海砂利水魚の水行末・・・」言葉遊びの落語の前座噺ですが、リズムが面白いのと呪文のような言葉に自分でも言ってみたくなるようです。
「寿限無」を覚え投稿すると、テレビ放送されるので子供達は「言えるようになったら聞いてもらいたい」と思うのでしょう。沢山の子供達の「寿限無」が放送されていました。子供たちは覚えたことをすぐに言ってみたくなる性質のようです。
これは幼児だけではなく小学生にも同じような性質があります。勉強で覚えたことを聞いてあげることは、子供の記憶力を強めていく事につながります。色々な科目に取り入れると記憶強化につながります。どんどん取り入れ実践していきましょう。
「記憶するべきか」の判断は出力作業の回数
自分が人前で発表し話したことは、何を話したのかよく覚えているものです。同じことを人に何度も話しているうちに話し方や、難しいデータの内容、名称も記憶に残っていることが多くなります。
これは頭で考えてから言葉に出す、という出力作業(アウトプット)によって記憶が定着しているからです。
「記憶するべきか」の判断は、出力作業の回数の多さによって判断されると、脳研究者の池谷裕二(いけがやゆうじ)氏は話されています。
例えば、漢字を覚える時、繰り返し見て覚えるよりも確認テストを何度か繰り返す方がいいわけです。テストによって、記憶を刺激されると脳は「忘れるな」と判断します。
アウトプットには「声に出す」と「手で書く」の二種類があります。難しい漢字や英単語を覚えるのには「手で書いて」覚える必要があります。しかし、書いて覚えるには机や紙、鉛筆が必要になります。そうなれば勉強する場所が限られてきます。
「声に出す」アウトプットには場所は限られず、いつでもどこでも勉強出来ます。
「声に出す」それを耳で「聞く」作業は人間の脳の原始的な部分で感知されます。原始的な脳は、記憶に関係する海馬への刺激が強い為、声に出し、耳で聞いて勉強することは記憶するのに有利に作用します。
幼いころ歌った音楽を街中やテレビで聞いて、ふっと当時を思い出す経験はありませんか?記憶を呼び起こすのは、声に出し耳を使って記憶したものだからです。
そう考えると、記憶力を定着させるには、「声に出す」ことにより覚える方法が望ましと考えられます。
1日経過すると3割しか覚えていない
人は覚えたことをどれくらい記憶に留めておくことができるのでしょうか?
記憶したものはどれ程のスピードで忘れるかを実験したドイツの心理学者エビングハウス氏がいます。この実験は、意味の無い単語を10個記憶してもらい、それをどれくらい覚えているかというものです。
この実験によると、4時間後には半分を忘れ、24時間後には約3割しか覚えていないという結果になりました。
人間の記憶は曖昧です。もし子供が「自分は記憶力が悪い」「勉強したのにすぐに忘れてしまう」と落ち込んでいるならばその必要はありません。記憶した直後から脳は忘れてしまうものだと教えてあげましょう。
それでは記憶を留めておくためには、どうすればいいのでしょうか?記憶の定着に「声を出す」アウトプットが有効だと前述しました。
4時間後には半分忘れてしまいます。覚えた事を留めておくには少しでも早い時間にアウトプットし、記憶を定着させて留めることが重要です。
「覚えた事をアウトプット!」家庭で習慣にする
授業で覚えたことを直ぐに「声に出す」アウトプットは、記憶を定着させるには良い方法です。しかし学校での限られた時間では一人一人に時間を割き、アウトプットすることは難しいものです。
限りある学校生活の時間では、どうしても筆記テストに頼らざるを得なくなってしまいます。本来ならば「どの程度勉強が理解できているのか?」直ぐにアウトプットさせた方がいいのですが、学校ではできません。そこで、アウトプットは家庭でフォローしてあげる必要があります。
例えば、朝学校へ行く前に「授業で勉強したことを教えてね」と伝えておく。何も伝えていない時よりも授業に取り組む姿勢がかわってきます。誰かに話すことを想定すると、聞き漏らさないようにメモを取るなど、授業中の集中力がアップします。
データにあったように、4時間後には記憶した半分は忘れてしまいます。子供が自宅に帰り「覚えた事を話して」とアウトプットさせることは、記憶を定着させる事につながります。
自宅では親が率先して子供のアウトプットを促し、学校ではできないフォローをします。アウトプットは勉強の定着には最高の勉強法です。
音読にはいい効果がある
「覚えた事を話して」と言われて、始めから上手に伝えることは難しいことです。アウトプットは、教科書や本に書かれたものを勉強し伝える作業です。そうなると普段会話する日常の言葉表現よりも硬い表現を使って説明することになります。
普段友人と会話をする時、困ることはほとんどありません。しかし、人前に立ち発表する時や論文を書く時、急に言葉が出ずに意味不明な文章になってしまう場合があります。この原因は「話し言葉」と「書き言葉」の違いにあります。
「話し言葉」は伝えるのに難しいことでも身振り手振りで、なんとなくニュアンスを伝えることができます。しかし、人前に立って発表する時や論文を書く場合には、なんとなくの表現で伝えるわけにはいきません。
人前で発表する場合、「書き言葉」で話すことが求められます。ある程度、すらすら言葉に詰まらず話すには、訓練が必要です。その勉強方法は「音読」です。
音読は、本に書かれた文章を目で追いながら言葉に出します。息継ぎの場所や文章を区切り良く、リズミカルに読み上げるには集中力必要です。
本には普段会話では使わない表現が沢山書かれています。声に出して読み上げることにより子供の語彙も増えていきます。黙読では読めない漢字があっても、前後の文章でなんとなく読めてしまいます。しかし音読では、正確な漢字が読めなくては前に読み進めることはできません。
音読は、視覚・聴覚、声に出す3つの作業を同時に行います。この作業は意識を覚醒させる作用があり、脳を鍛える事に有効な手段です。
体を使う方が経験として記憶に残る
目で見て記憶する勉強は、気が散り眠くなりがちな単純作業です。しかし、体を動かしている時や、音読している時に眠ることはありません。勉強をする場合も、小さな声で構いません。声を出し、体を動かす方が眠くならず脳が活性化します。
子供の英語教室でも、「Head shoulders needs and toes needs and toes~(頭・肩・膝・つま先・膝・つま先~)」体の単語を歌いその部分を触る遊び歌があります。体を動かしながら歌う為、覚えるにはとてもいい方法です。この遊び歌は覚えるにはとても良い方法と言えます。
ただ目で見て記憶する勉強法よりも、体を使いながら「経験」として覚える方が脳に定着されます。そして「人に話す」動作も経験として記憶されます。体を使った勉強方法は、場所や道具を必要とせず、簡単に出来る方法です。
繰り返すことは後の成果につながる
「楽しい」「好き」の気持ちが繰り返しにつながる
子供は興味のあることは驚くほど記憶することがあります。自分の好きなアニメキャラクターのデータやセリフを細かく覚えているなど、好きなものをよく覚えていて驚かされる事はありませんか?
子供は「楽しい」「好き」という気持ちになると、何度も繰り返し見たり聞いたりします。記憶はその繰り返しの多さにより残りやすくなります。それではなぜ勉強になると記憶できないのか?答えは明白で、繰り返し見たり聞いたりする「回数の差」にあります。
記憶した事が4時間後には半分、24時間後には7割忘れてしまうというデータから考えると、繰り返せば繰り返すほど勉強したことも忘れにくくなります。1回よりも2回。2回よりも3回と繰り返し勉強すると記憶が重ねられ、忘れにくくなります。
子供が「覚えられない」と落ち込み、勉強が前に進まなくなる時が来るかもしれません。その時には「繰り返せばできる、やればできるよ」と自発的に覚えていた時の成功体験を話し自信をつけてあげましょう。
また、繰り返し勉強することが難しいようであれば、小さな目標やご褒美を作るのもいいでしょう。目標に達成した時、シールやスタンプのご褒美を作るなど、続ける楽しみを作ると続けやすくなります。
繰り返し勉強することは毎日の積み重ねになり、それは後の大きな成果につながります。継続して勉強を続けられていることも褒め、子供のモチベーションを維持することも大切です。
親は子供の反復勉強を手伝う
記憶は3つの段階に分けることが出来ます。子供が勉強をした後、すぐに質問をするとします。
①質問に直ぐ答えられるもの
②すぐには答えられないが、答える事が出来るもの
③勉強したのに答えられないもの
①は勉強が定着していると考えられ、1週間後位にもう一度質問してもいいもの。
②は少し時間を置くと忘れていると考えられるもの。これはあと数回(2・3回)勉強し、質問する必要があります。
③は全く覚えていないもの。何度も繰り返し勉強して質問する必要があります。
「勉強した事が定着していない」と判断されれば何度も復習することが大切です。それを効率よくするのは、覚えたらすぐ「アウトプット」です。
覚えたい事に時間をかけて勉強しがちですが、短い時間に区切り勉強する方法もあります。例えば、5分間集中して覚え、その後すぐにアウトプットさせます。短い時間であれば集中力が持続しますし、子供も飽きずに出来ると考えられます。
勉強は、毎日少しずつの積み重ねと復習により記憶が定着します。一人でコツコツ勉強するのもいいですが、「誰かに話す・聞いてもらう」と意識すると気が引き締まります。
親が家事など、忙しい時間にアウトプットの時間を作るのは難しいかもしれません。しかし、子供が勉強して覚えた事を無駄にしない為にも時間を割いてあげることも大切です。ぜひ後回しにはせず、子供の勉強に寄り添ってあげてください。
苦手な部分は集中的に反復勉強し、嫌い意識から「面白い・好き」に変えてしまう
子供は、何度も同じところを間違えると、「勉強しても覚えられない」、「これは苦手だ」と意識してしまうことがあります。それを何度も繰り返すと、その教科を敬遠し、反復の回数が減ってしまう恐れがあります。
放っておくと、本当に苦手科目になってしまい兼ねません。間違えたところ、覚えにくいものこそ「絶対に忘れない!」「無意識でも答えられる!」位に反復勉強します。苦手な所こそ、好きの気持ちに変えてしまう程の意識でアウトプットします。
色々な語学を獲得された哲学者の木田元氏は、受験勉強時に英単語を覚える方法を自分なりに見つけたそうです。
昨日覚えた事は記憶に残っていても、一昨日のことは忘れていると自覚した上で、毎日5日前までで間違えたところを復習し、それが終わってからその日の分の単語を覚え、どんどん英語を勉強したそうです。
「時間はかかるが、毎日続けていると面白くなり、余り苦には感じなくなった」と述べています。その後、原書で哲学書を読むためドイツ語・フランス語・ラテン語・ギリシャ語など色々な言語を獲得されました。これは自分なりの勉強方法を見つけ出し、苦を面白さに変えた良い例です。
人に話すことで、勉強の理解度が分かる
理解すれば伝えることができる
勉強をし、人に話せるかどうかで自分の理解度を判断することが出来ます。きちんと理解していなければ、人に伝えることは出来ません。
例えば、本を子供に読み聞かせるとして、そのあと「どんなあらすじだった?」と質問をしてみます。小学生の低学年くらいまでは冒頭部分ばかりな説明に偏り、全体像が見えないことも多くあります。これではきちんと理解して伝えていることにはなりません。
人に話す行為は、本人に「どの部分が理解できていないのか」を自覚させることが出来ます。手短に話す練習としては、「1分であらすじを話してみよう」と時間に区切りをつけて話させるようにします。
話し方も始まり、盛り上がり、変化・発展、結末「起承転結」を意識させるとメリハリができます。ポイントを掴むと説明がコンパクトに収まり、作文を書く時などにも役立ちます。
本を読むときに自分で分かるように印を分けるのも有効です。例えば、「とても重要だ」と思うところは2重線、「重要」は1重線、「自分の興味を持ったところ」を波線などで印をつけると要約がたやすく行えます。
人に話す場合、頭の中できちんと理解してなければできません。上手くまとめる必要があるため、子供によっては「間違ったらどうしよう」「ちゃんと話せるか心配」となかなか話せない場合もあるかもしれません。
「〇〇は何が好きだった?」「××がいた場所は?」と問題形式で質問してあげるのもいいでしょう。その場合、考えなくても答えられる簡単な問題を出すようにし、徐々に自分で話せるように自信をつけてあげると良いです。
積極的知識を身につけていく
知識には2種類あり、「消極的知識」と「積極的知識」があります。
「消極的知識」とは、人から与えられたものを理解する知識です。例えば本を読み、書かれた事を理解する受動的な知識(受け身の知識)を指します。勉強し理解することは出来ても、自分の言葉で伝えたり教えたりすることが出来ないものです。この場合〇×式テストや選択式テストでは正解することは出来るでしょう。
一方「積極的知識」は、能動的に使える言葉や知識を意味します。これは論文やレポート、プレゼンテーションの場で人に話したり書いたりすることが出来る知識です。自分できちんと理解し人に説明することが出来なければ、本当の意味で自分の知識にはなっていません。
日本の教育現場では、多くの場合〇×式テストや選択式テストが採用されていました。しかし、ただ知識を詰め込む「消極的知識」ではなく、知識を活かして問題を解く「積極的知識」にシフトされつつあります。
2020年に新学習指導要領が導入されれば、大学の入試制度も変わるでしょう。そうなれば、自分の考えを自分の言葉できちんと表現できるようにしておくことは、大切になってきます。
会話スピードを上げると、思考力も速くなる
速いことは能力の高さの基準になっている
物事をスピーディーに説明し、的確に処理できることは、今の社会において求められるスキルの1つです。仕事場において、正確で処理スピードが速いことは、能力の高さとして判断される基準でもあります。
身の回りではどんどん速いスピードでやり取りすることが当たり前になっています。メールやLINEのやり取りでも、サッと判断し返信することが普通になっています。これはコミュニケーションにおいても大変重要です。
勉強においても、速く読み、話し、思考速度を速める方が良いということです。これらをトレーニングすることにより、将来のプレゼンテーションの場や人とのコミュニケーションを取る場面で役に立つことになります。
訓練方法としては、
①短い時間(3分など)で、区切り記憶してから暗唱する。これは、長い時間にすると集中力が切れてしまうので、短い時間に設定すると良いでしょう。
②覚えた事を要約して話す。見たり聞いたりした事を15秒などに設定し話させます。
③もう少し付け加えて話す。15秒でまとめる事が出来れば、少し内容を入れ、時間も30秒に伸ばすなどし、話しをさせます。
練習を繰り返すうち、秒単位での時間を意識して話せるようになり、無駄な言葉を入れずに話せるようになります。スピードを上げることで思考回路が早められ、頭の回転が速くなり人とコミュニケーションを取る時に密度の濃い会話をすることが出来ます。
「時間の感覚」を養い、話をする練習は必要
現在、私たちが生活する上で見て聞いている情報はスピーディーなものです。少し以前までのアナウンサーの話すスピードや、歌手が歌う速さを比べると高速化されているのが分かります。
私たちは、速いスピードで聞く事には慣れています。しかし、自分たちが速く話すことには慣れているか?と問われるとそうではありません。
私たちの生活する中においても、プレゼンテーション、口頭試験、会議など時間を意識して話す場面があります。短い時間で内容の濃い話しを要求されるのはアナウンサーに限られるものではありません。
時間を意識しながら密度の濃い話しをするには、タイマーなどを使って15秒や30秒と短い時間で話す練習が良いです。始めから上手に出来る人はいません。訓練により時間の間隔が養われ、上達するでしょう。
頭が冴えると気分がいい
話すスピードを上げ、短い時間で要点を付いて話せることは思考回路が早まっている証拠です。その時は「頭いいね!」とはっきりと褒めてあげましょう。子供は「これが頭の良いということか!」と実感し、褒められたことにより、話し方や説明方法も上達します。それは勉強することへのモチベーションへと繋がります。
「うちの子はのんびり、おっとりしているところが長所」と言われる方もおられると思います。しかし、現在のハイスピード社会に求められている速さに対応できるよう、トレーニングする思考に切り替えることも大切です。速さを求められる場面では、ある程度その要望に応える必要があります。
訓練によりその人の個性が失われるものではありません。脳の回転が速くなり、意識が冴えてくると快感を味わえるようになり、それは本人にとっても気持ちのいいことです。頭が良くなることはとても気分のいいものです。
勉強に興味を持たせることから始める
小学生の間は勉強意欲を育てるようにする
勉強は一人でただ覚えるよりも、「誰かに聞いて貰う」という前提で勉強すると意識が高まり、勉強内容も濃くなります。人に伝えるということは、内容をきちんと理解していないと出来ません。また、聞いて貰うことにより、間違いの指摘を受けることが出来ます。
勉強は一人でするものと決めつけず、人と関わり合いながら、記憶出来ているか?間違っていないか?確認しながら進めた方が効果的な場合が多いこともあります。
勉強をすると子供の知識は広がり、将来に役立ちます。大切であるからこそ小学生の間は勉強を面倒と思わず興味を持って出来るものにするのが望ましいと考えられます。
慣れないうちは「勉強を毎日続けるのは面倒だ!」といった気持ちが大きいかもしれません。始まりは楽しくなくとも、続けていくうちに面白くなってくるものです。勉強に興味を持ち、少しずつ出来てくると好きになり、それが得意になれば自発的に勉強に取り組むようになります。
出来るようになれば褒める、褒められればチャレンジしたくなる、このサイクルを作ることが大切です。小学生の間は「楽しみながら続けていく」という土台であればいい、という位置付けで良いと考えられます。
自信を持って「伝える」「教える」練習
アウトプットと素早く話す練習のリズムが軌道に乗れば人に「話す」作業から、「伝える」「教える」にステップアップするようにします。アナウンサーや学校の先生のように分かりやすく「伝える」「教える」練習は、将来人前に立って発表するときに役立ちます。
この練習は、あらかじめ話す順番を決め、伝えたいキーワードをいくつか入れ解説するようにします。伝えたい物事は、ずっと前から知っているプロフェッショナルのように堂々と自信を持って伝えます。
子供に先生役になってもらい、「○○教えて」と言うと、面白がって練習するでしょう。いつもアウトプットと素早く話す練習をしていれば自ずと上達し人に「伝える」ことが様になってきます。
親は子供のサポート役に徹する
親はどうしても子供の勉強に力が入ってしまいがちです。また期待をかけることもあるでしょう。しかし、親に力が入ったところで勉強をするのは子供です。そして人生を切り開くのも子供自身です。
勉強に向き合う土台を作るには、子供が勉強に興味を持つ事です。子供と話しをする場合、勉強に関する内容ばかりではなく、日常の出来事でもいいでしょう。親の役目は、子供に寄り添い励まし、自信を持たせてあげることです。子供が必要とする時はサポート役に徹すること。一番大事な事は子供自身がやる気を出せるかどうかです。
更新日:2019/11/29|公開日:2017/10/12|タグ:勉強