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塗り絵が上手になるヒント

塗り絵をする子供

塗り絵は誰しも幼い頃にやったことがある遊びの一つではないでしょうか。ありふれた遊びではありますが、上手に色を塗ろうとすると、子供にとっては意外と難しいものです。はみ出さず、塗り残りなく上手に塗り絵を完成させるには、どうしたらよいのでしょうか。

 

子供に「塗り絵をしたい!」と思わせる工夫を

何でもそうですが、誰かから言われてやるよりも、自分からやりたいと思ったことの方が、最後まで頑張ることができるものです。ですから、子供の塗り絵を上手にさせたいと思ったら、まずは子供が自分から塗り絵に対してやる気を持つような言葉かけが必要です。

 

親というものはつい、自分が子供にさせたいことに意識が集中してしまいます。だからやらせたいことがあると、直接的に誘ってしまうのです。「塗り絵をしよう」「字を書いてみよう」などというふうにです。

 

しかしこのような直接的な誘いの言葉では、子供の自主的なやる気を促せない場合が多いものです。「塗り絵をしよう」と言われたからやった、「字を書こう」と言われたから書いたという姿勢では、上手にできるまで頑張るという気持ちにはなれません。

 

例えば塗り絵をさせたいと思って、子供の好きなキャラクターの塗り絵の絵本を用意したなら、まずは「○○っていうキャラクター、かわいいよね。テレビにも出ていたよ」というように、そのキャラクターについての話題をもちかけるとよいでしょう。そうして子供の興味をそのキャラクターの方に十分に向けておいてから、その絵本を見せて塗り絵遊びに誘うのです。

 

どんなことであれ、子供に何かさせたいと思ったら、誘い掛けの言葉はとても重要になります。子供が自らやる気になるような働きかけをしなければなりません。親に言われてやるのではなく、自分からやろうとしたことであれば、きっと丁寧にやろう、最後まで頑張ろうと思うはずです。

 

塗り絵が上手になるための指導法

幼児の塗り絵を見ていて親が気になる点と言えば、線からはみ出して色を塗ってしまうということと、塗り残しがあるということではないでしょうか。これらを改善させるためのテクニックをご紹介しましょう。

 

線からはみ出さないように塗らせるためには

線からはみ出してしまう子供に対して「はみ出さないようにして塗りなさい」と言ってしまうことはありませんか?これだけだと、じゃあどうしたらよいのかということまでは分かりません。やってはいけないことを伝える時は、同時にどうすることが良いのかということも必ず伝えましょう。そうすることで真の理解が得られます。

 

「線からはみ出さないように色を塗る」ということを本当の意味で理解させたいのであれば、どうすればはみ出さないで塗れるかということを、子供に分かりやすい言葉で伝えることです。

 

例えば、線を道路のガードレールに見立ててみてはどうでしょうか。線からはみ出して塗ってしまった時には「あっ、ガードレールから出ちゃった!車にぶつかっちゃうよ!」と言うのです。

 

このような例えを用いて話せば、子供も親の言葉を素直に受け止め、「はみ出さないように塗らなくちゃ」と気を付けて塗るようになるはずです。

 

注意力散漫な子であれば、描かれている絵をよく見もせずに塗ってしまうために、大幅に線からはみ出してしまうことでしょう。そんな時も線をガードレールに例えて話せば、手元をよく見て塗ろうという気持ちにさせることができます。上手に塗れるようになるだけでなく、注意力を高めてやることまでできるわけです。

 

塗り残しをしないようにするには

まだ白いところがたくさん残っているのに「できた!」と言って塗り絵をやめてしまう子供を見ると、親としてはどうしても「まだ白いところが残っているでしょ!いい加減にやらずにきちんと塗りなさい」と言いたくなってしまいます。

 

しかし、このように言われても子供はやり直す気持ちにはなれません。どうしたらもう一度塗り絵に向かわせることができるでしょうか。

 

この時も、子供にわかりやすく例えながら声かけをしましょう。「あら、このキャラクターの服、白いシミがたくさん付いている!きれいなお洋服だったはずなのに、ペンキでも飛んできたのかしら」というふうにです。

 

こうして子供の興味をひきつけておきながら、「今お洋服をきれいにしてあげるからね~。ちょこちょこちょこ…」などと言いつつ色鉛筆やクレヨンを細かく動かしながら塗るところを見せ、どうしたら塗り残しなく細かいところまで色を付けることができるのかを教えます。すると子供も親のまねをして手を動かし、きれいに塗りつぶそうとするはずです。

 

たかが塗り絵と思うかもしれませんが、線に注意を向けたり緻密に塗るための動かし方を覚えたり、いろいろな過程を経てようやく上手に塗れるようになります。一気に上手になるものではないのです。一つ一つステップを踏ませながら、焦らず導いてあげましょう。

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