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子供が楽しみながら学べる遊びやおもちゃ

トランプで遊ぶ子供

子供は、楽しいと思えることなら、なんでも、ぐんぐんと吸収します。この時の子供の無意識に吸収しようとする力は目を見張るものがありますし、創意工夫しようという想像力やその世界観は大人を驚かせます。 

 

他方で、一人遊びは上手でも、他の子供たちと上手に遊べるようなコミュニケーション力をどうやって身につけさせればいいのか、悩んでいる親御さんもいるかと思います。でも大丈夫です。親子や家族で一緒に遊べば、コミュニケーション力が養える遊びがあります。

 

ここでは子供が楽しみながら色々なことを学べる遊びをいくつかご紹介します。

 

ジャグリング、手品

年度の区切りや年中行事の中で、人前で何か芸を披露する(しなければならない)機会があるかと思います。例えば、大人では歓送迎会、忘年会、社員旅行、子供ではお誕生日会などが考えられます。

 

そのような時、ちょっとした芸を持っていると、何かと重宝する時があります。そこで使える芸がジャグリングや手品です。

 

ジャグリングは、街中で時々芸を披露している人がいますが、いわば曲芸です。特に,玉・輪・ナイフなどを空中に投げる曲芸のことを言います。お手玉やけん玉、ヨーヨーやコマ回しはもちろんのこと、皿回しや南京玉すだれもそうです。リングやボールをたくさん投げる芸もジャグリングです。

 

手品はご存じのとおり、コップ・カード・コインなどを使って、巧みな手さばきで人の目をくらまし、注意をそらさせる奇術です。「タネも仕掛けもありません」という決まり文句がありますが、必ずタネも仕掛けもあります。

 

まず、手品には巧みな手さばき、滑らかな動きが必要です。そしてもう一つ大切なことは、話す力です。話術で手元から気を逸らさせ、その間にタネを仕掛けることも必要なテクニックです。手品を成功させるコツと言っても過言ではありません。

 

ジャグリングも手品も上達するためには、技や会話力を磨く練習あるのみです。子供は少しでもうまくなりたいと思うでしょうから、きっと熱中して練習するはずです。

 

科学が好きになる簡単なマジックが入ったセット「科学手品10」

 

科学を楽しく教える米村でんじろう先生監修の手品セットです。科学の仕組みを理解しながら、同時に手品の面白さも楽しめます。簡単にできる手品なので、失敗が少なく、子供も取り組みやすいでしょう。

 

ごっこ遊び

職業や家庭での役割をリアルに真似する

ままごと、お店の店員さん、車掌さん、ヒーローなど、子供は、いつかはなりたい憧れの何かになりきることが好きです。このような「ごっこ」遊びに興味を持つのは、自分と他人の区別がつき始め、他人への関心が高まるからです。

 

例えば、ままごとではいつも見ているお母さんの真似をします。ご飯を作ったり、お父さんの出勤の用意を手伝ったり、お掃除をしたり。お店の店員さんになりきる時も、お母さんと店員さんのやりとりをじっと見ているので、挨拶から商品のやりとり、お金の受け渡しまでしてみようとします。

 

車掌さんごっこは、乗り物が好きな男の子が興味を持つことが多く、乗客の出入りを確認したり、切符の確認をしたり、運転をしたり、アナウンスをしたり、出発の確認をしたり、様々なことを真似てみます。

 

職業体験施設のキッザニアは、ごっこ遊びを本格的に体験できる施設で、ハンバーガーショップでハンバーガーを作ったり、デパートの店員さんになったり、地下鉄の運転士、飛行機のパイロットになれたり、本物に近い道具や制服を使って遊ぶことができます。リアルな職業体験が楽しめるので、子供には大人気です。

 

このようなごっこ遊び、つまり何かになりきる遊びは、一連の流れの中に様々な役割が詰まっているので、子供にとって、とても面白いのです。

 

そして色々な役割の中から、ルールや対人関係を自然と学び、社会性や協調性を身につけます。また、真似をすることで、職業に対する憧れの気持ちも膨らませていきます。

 

自分だけの世界観や物語を作る

ごっこ遊びの面白みは、他にもあります。想像の世界で自分なりの世界を作って遊ぶことです。人形遊び一つをとっても、その世界観は全く違います。

 

例えば、戦隊ヒーローで遊ぶ時は、子供の頭の中には荒野でヒーロー同士が戦っている世界が広がっているかもしれませんし、ロボット人形だと宇宙空間のような世界が広がっていることでしょう。

 

動物のフィギュアが好きな子供は、目の前の空間を野生の王国に見立てて、草原や森林の中に川や沼があり、そこにはキリンやライオン、ゾウやチーターがあたかも生きているかのように想像を膨らませるでしょうし、リカちゃん人形やシルバニアファミリーが好きな子供は、人形の家族の日々の生活のストーリーを作り上げるでしょう。

 

このように、子供たちは、自分自身が築いた世界観や物語に沿って、人形の生活を営ませるのが得意ですし、面白がって取り組みます。自分なりの世界観を作り上げる子供の想像力には目を見張るものがあります。想像力が豊かになればなるほど、創造力も養われます。

 

そのような点においても、子供がごっこ遊びをすることは大切なことです。「いつまでも人形遊びばかりしていて」と否定的にはならずに、親御さんもごっこ遊びに一緒に参加してみてはいかがでしょうか。きっと子供も喜ぶでしょうし、親御さんも童心を思い出し、楽しめるはずです。

 

本格的な人形遊びができる「はじめてのシルバニアファミリー」

 

赤い屋根の家、ウサギの女の子の人形、家具や小物がセットになっているので、すぐに遊ぶことができます。2階建て仕様の家ですが、2階の床を1階につなげて1階建ての広い部屋にできたり、窓を開け閉め・取り外しできたりと、本格的に遊べます。

 

別売りの家ともつなげることができるので、次々と物語を膨らますこともできます。

 

憧れの車掌さんを体験できる「プラレール ふえではしるぞ! 笛コンE7系北陸新幹線かがやきセット」

 

プラレールは、おもちゃとしての歴史が長いので、親御さんも昔、遊んだことがあるかもしれません。親御さんも子供も乗ったり見たりしたことのある、身近な電車が数多くラインナップされているので、親子2代で夢中になれるおもちゃです。

 

線路を増やしたり、橋をつなげたり、駅を作ることもできるので、子供の世界観も大きく広がります。

 

このプラレールは、笛を吹くと車両が走り出し、笛を長く吹くとスピードアップし、笛を短く吹くと停車します。まさに車掌さんごっこを体験できる画期的なおもちゃです。

 

あのヒーローに変身できる「仮面ライダージオウ 変身ベルト DXジクウドライバー」

 

仮面ライダージオウのキーアイテムである「ライドウォッチ」を使って、必殺技を繰り出したり変身したり、まさに仮面ライダーになりきれるおもちゃです。変身する時の音や光も再現できるので、本格的にごっこ遊びができます。

 

トランプ

駆け引きからコミュニケーション力を養う

トランプは、ダイヤ・ハート・スペード・クラブの4種の記号・各13枚のカードと、ジョーカーのカードから成り立つ、シンプルかつ世界で最も有名なカード遊びです。

 

数字と記号を使ったカード遊びですが、その遊び方は豊富です。七並べ、神経衰弱、大富豪、ババ抜き、スピード、ポーカー、ダウトなど何種類もの遊び方があります。

 

共通することは、どの遊びにも駆け引きがあるということです。

 

七並べは、カードを出す順番やパスをうまく使う必要がありますし、ダウトは周りにバレないようにウソをついてカードを出し、かつ相手のウソを見ぬかなければなりませんし、ポーカーなどは相手の思考を読んだり、表情から状況を伺ったり、駆け引きゲームの最たる例といえるでしょう。

 

相手の考えていることを想像したり、表情を読んだりする力は、大人になるにつれてより重要なスキルになります。特に社会に出た時に大いに必要とされるスキルであり、コミュニケーション能力を左右するスキルと言っても過言ではありません。

 

このスキルを養うためにも、子供の間にトランプを使った様々なカード遊びを経験しておく方が良いでしょう。

 

論理的に物事をとらえる力を養う

ではうまく駆け引きをするにはどうすればいいのでしょうか。重要なのは常に冷静でいることです。感情で判断するのではなく、理性を働かすことが肝要です。理性を働かすということは、常に論理的な思考をすることが求められます。

 

例えば、今手持ちのカードとすでに出てしまっているカードを見て、残りのカードに何がどれくらい残っているのか、おおよその見当はつくはずです。

 

数学的に言うと、確率でものを考えるといったところでしょうか。確率で考えると、「今このカードを出してはいけない」「賭けに出てはいけない」と冷静に判断がしやすくなります。

 

この「賭けに出ない」という発想が大事で、論理的に考えていたら明らかに勝つ確率は低いはずなのに、「勝てるかもしれない」と、一時の感情に流されてしまうことが往々にして多いものです。

 

一般的な賭け事、例えば競馬や麻雀、パチンコやスロットなどもそうで、確率よりも感情が先立ってしまいます。なので負けてしまうことが多いのです。

 

相手の手の内を読んで、勝ち・負けを相手と競り合うことが、駆け引きの面白さであり、リスクでもあります。確率的に考えて勝てそうだったら、勝負にでて、負けそうだったら大きな賭けは控えておく、という冷静な判断ができれば問題はありません。

 

論理的に確率で考え、感情に頼らず冷静に理性で物事を決めることが習慣になれば、日常生活の中の様々な場面で、判断ミスが少なくなっていくはずです。

 

子供のうちにこのような思考の練習をしておけば、少なくとも大人になって賭け事で痛い目に合うことを避けられるのではないかと思います。

 

将棋

親子で楽しむことが大切

将棋と言えば、藤井聡太棋士や羽生善治棋士の素晴らしい活躍が記憶に新しいですが、一般的にはあのように緊張感のある勝負としての将棋ではなく、「なんとなく将棋でもしますか」という娯楽としての将棋が多いように思います。

 

ドラマや映画などで、縁側でおじいさん同士が将棋を指しあうシーンなどを、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

将棋のルールは少し難しいですが、そのルールさえ理解すれば子供から大人まで世代を超えて楽しめることが魅力です。

 

将棋を題材にした漫画「3月のライオン」が若い世代の間で人気なこともあり、もし多感な年齢の子供を持つ親御さんがいたら、将棋が会話のきっかけになるかもしれません。

 

親と子で将棋盤を挟み、子供に将棋を教えるも良し、子供が覚えたての戦法に親が嬉々として応戦するも良し、普段はなかなか面と向かって向き合えない親子も、将棋を介すればずっと向かい合うことができます。

 

親子が向かい合えば、将棋の話から派生して、日常生活の会話も生まれるでしょうし、将棋はとても良いコミュニケーションツールになります。

 

子供が成長して大人になった時でも、将棋は引き続き会話のきっかけにもなりえます。将棋を介して、子供は親の変化や気持ちを感じ取れたり、親は子供と過ごす大切な時間を愛おしく思えたりするでしょう。

 

将棋というツールがあるだけで、なんて温かな空間を生み出すことができるのでしょう。

 

将棋はコミュニケーションツール

将棋はうまくなくてもいいのです。コミュニケーションツールの一つなので、駒を動かしながらなにげない会話を楽しめばいいのです。

 

将棋が恰好のコミュニケーションツールだったのは、かつて「縁台将棋」と呼ばれる将棋があった時代です。縁台将棋とは、夏の夕方に、夕涼みをしながら路地の縁台で、気軽に指す将棋のことを言います。

 

将棋を挟みあう者同士や、その将棋を見ている者同士がワイワイ会話をしながら、将棋を楽しむ。勝ち負けにはこだわらず、あくまで雑談の場を提供する物として、将棋は親しまれていました。昭和の頃には会社の昼休みに将棋を楽しむ、会社将棋という文化もありました。

 

今ではそれを懐かしむかのように、会社帰りに一局打つ、将棋居酒屋や将棋バー、将棋喫茶なるものが生まれ、将棋な好きな方同士が交流し、集える場所があります。いつの時代でも、将棋はコミュニケーションツールであることがうかがえます。

 

将棋は勝負ではなく娯楽なのでうまくなくてもいいですし、指せなくてもいいのです。将棋盤と駒を使った遊びも色々とあるので、そのような遊びをしながら、将棋盤を挟んで親子が向き合う時間を作ってみるのもいいかもしれません。

 

ドラえもんと一緒に将棋が学べる「ドラえもん はじめての将棋&九路囲碁 ゲーム20」

 

駒には進む方向が一目でわかるよう書いてあり、初心者から上級者まで様々な遊びが楽しめます。将棋崩し・まわり将棋からはさみ将棋、そして本格的な将棋まで幅広く遊ぶことができる、将棋に初めて触れる子供にはぴったりのおもちゃです。

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