忘れ物が多い子供の対処法
お子さんが忘れ物をしてしまうことについて、あなたはどのようにお考えですか?「忘れ癖をなくしたいけれど、どうしたらよいのか分からない」という人も多いことでしょう。子供の忘れ物は、工夫次第でなくなっていきます!具体的なやり方を見ていきましょう。
子供の忘れ癖のタイプを知ろう!
幼稚園児であっても、しばしば忘れ物をするのはよくないことです。本人だけが困るのならまだしも、1人がもってこなかったことで同じグループの子供たちも活動できなかったり、他の子のやる気が低下してしまったりすることもあります。
我が子はよく忘れ物をすると思ったら、「忘れ物をすると自分だけでなく、他の人も困ることがあるのだ」ということを親子でよく理解し、忘れ物をしないための工夫をきちんと考えていかなければなりません。
忘れ物をよくする子供というのは、親がすぐになんでもやってあげたり、口を出したりして、手厚く育ててきたというケースが多いようです。このような場合は、どうしても子供自身が自分の力で何かをやろうとする力が育ちにくく、自分で忘れ物をしないよう気をつけるということができません。
また、忘れ物をしないよう気をつけてはいるのに、早合点をしたり確認ミスをしたりするために忘れ物が多いという子供もいますし、忘れ物をしたって気にしないという子供もいます。忘れ物をしがちな子供がどのようなタイプなのかをよく見極めて、対処法を考える必要があります。
忘れ癖のタイプ別対処法
子供自身に幼稚園の用意をさせよう
何でも親がやってあげたり、すぐに口出しをしたりしていると、子供はやってもらうのが当然になり、自分でやろうとする力が育ちません。それではいざ幼稚園などの集団に入った時に、身の回りのことが自分でできずに困ることになります。
子供には、できるだけ自分の事は自分でさせるようにしましょう。すぐに手や口を出さず、見守るようにしてください。幼稚園に行くための準備も、子供自らやるように導いてやりましょう。
忘れ物がないか親子で確認を
自分で幼稚園の支度をしている子供でも、準備の仕方が未熟だったり確認ミスがあったりすると、忘れ物が多くなってしまいます。このような場合は、忘れ物をしないで済む方法を親子でじっくり考える必要があります。ただしその話し合いが、お説教の場にならないように気をつけて。
そうすれば、先生の話をしっかりと聞くようにするとか、帰ってきたらすぐに次の日の準備をするとか、準備した後にもう一度確認するとか、いろいろな方法が見つかるでしょう。
確認の時は、最初は親子で一緒にやると確実です。子供が聞いてきた話だけでは不安だという場合は、先生に直接聞いたり、同じクラスの子供のお母さんに聞いてみたりするのもいいですね。
繰り返すうちに、だんだんと子供一人できちんと準備ができるようになってきます。最初はもどかしいかもしれませんが、丁寧に付き合ってあげましょう。
生活そのものを見直す必要がある場合も
子供の中には、忘れ物をしても全く気にしないという子もいます。そのような場合、叱ったり言い聞かせたりするだけでは問題は解決しません。そのような子は、生活の他の場面でも、いい加減になっていたりするものです。まずは生活そのものを振り返ってみてください。
使った物はきちんと元の場所に戻す、ぬいだ靴は揃える、決まった時間に寝たり起きたりする。まずは生活をきちんとすることから始めてみましょう。それには家族の協力も欠かせません。一朝一夕に改善するものではありませんが、あきらめずに継続していきましょう。
更新日:2019/11/29|公開日:2017/04/20|タグ:忘れ物