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朝食をきちんと食べて健康的にダイエット!

朝食

ダイエットのために朝食を抜いているという人はいませんか?1食抜けば確かに1日の総摂取カロリーは減るかもしれません。しかし、この方法は健康によくないばかりか、逆に太ってしまう可能性が高いのです。

 

朝食を抜くと太る!?

朝食を摂らずに一日を過ごす人が少なくありません。時間がないとか、ダイエットのためにカロリー摂取を控えているというのが主な理由でしょう。

 

ところが、朝食を食べないでいると私たちの体は脂肪を蓄えるように働いてしまいます。なぜなら、一日の最初の食事から抜いてしまうと「食事はもう当分来ないかもしれない」と体が危機感を持ってしまうからです。

 

そして体は、肝臓の中で中性脂肪やコレステロールをどんどん作ってしまうわけです。中性脂肪というのは、エネルギー源が足りなくなった時に備えて脂肪細胞の中に蓄えられるものです。

 

食事回数が2回でも3回でも、1日に摂取する総カロリーが同じであれば、ダイエット効果に変わりないと思うかもしれません。しかし実際は、食事の回数が減るほどに、体脂肪の蓄えや血中コレステロール、そして中性脂肪はどんどん増えていきます。

 

コレステロールは体にとって必要なものですが、たくさんありすぎると体にとって良くないものに変わり、血管を老化させてしまいます。

 

さらに、朝食を抜いてしまうと昼食や夕食でその分たくさん食べてしまう傾向にあります。しかし、一気にたくさんの量を食べてしまうと、血糖値が急上昇し、そこからすぐには正常値に戻りにくくなってしまいます。

 

ダイエットしたいなら、食事回数を減らすのはやめましょう。かえって太るもとになります。それどころか高脂血症や、糖尿病をはじめとする生活習慣病になる危険性も高まります。

 

「それじゃあ、食事の回数をもっと増やして、その分1回の食事量を減らせばよいのでは?」と考えるかもしれませんが、それもいけません。

 

一度何かを食べれば血糖値が上がりますが、正常値に戻る前に次の食事を摂ってしまうと、正常値より高い状態からスタートして血糖値がさらに上がっていきます。つまり、いつも血糖値が高い状態になってしまうというわけです。食事は3食きちんと食べるようにしましょう。習慣というのは合理的になっているのですね。

 

朝食を摂らないと脳にも悪影響がある

主食となるご飯やパン、麺類は糖質をたくさん含んでおり、小腸で糖質は消化・吸収されます。その後糖質はブドウ糖に形を変え、血液と共に体を流れます。そして最後はグリコーゲンとなって肝臓に蓄積されます。エネルギー源が必要になった時、このグリコーゲンがまたブドウ糖になって利用されます。

 

1回食事を摂ると、およそ60グラムのブドウ糖が肝臓に貯蓄されます。3回食事を摂ったとすると1日に200グラム弱が貯蓄されることになります。ではそのブドウ糖はどこで主に使われるかというと、ズバリ、脳です。脳では毎日120グラムのブドウ糖が使われるので、1日に貯蔵される量のおよそ3/4が脳で消費されるということになります。

 

脳がエネルギー源として使うのはブドウ糖しかありません。これは他の臓器とは大きく異なる点です。1食抜いてしまうと体に入ってくる糖質の量が減りますから、ブドウ糖しかエネルギー源にできない脳は、たちまちエネルギー不足となってしまいます。

 

私たちは寝ている間もブドウ糖を使います。ですから起床時はブドウ糖が少ない状態になっています。朝から脳にしっかりとエネルギー源を与えるためにも、朝食はしっかりと摂るべきだと言えます。

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