上の子が赤ちゃん返りしてしまったら
下に弟や妹が産まれると、上の子がいわゆる「赤ちゃん返り」を起こしてしまうのは避けられないことでもあります。そんなとき上の子とどんなふうにつきあっていくべきかについて見ていきましょう。
家族全員で上の子とつきあいましょう
上の子が赤ちゃん返りするのは普通のことで、むしろ下の子ができたことに対する自然な反応だと言えます。子どもによってどんな反応をするかはさまざまで、例えばおしめが取れかけていたのにまた元に戻ってしまったり、下の赤ちゃんに意地悪をしたり、お母さんにべったりくっつくようになってしまったり、といったことをするようになります。
上の子が赤ちゃん返りを起こすのは、今まで自分に注がれていた家族の注目が赤ちゃんができることで自分からそちらにうつってしまうことが寂しいからです。
このため、赤ちゃん返りした上の子に対処するには家族全員の協力が不可欠です。お母さんとしては下の赤ちゃんにかかりきりにならず、お父さんなどに赤ちゃんの世話をしてもらっている間は上の子を構ってあげることが大事なのです。
また逆に、お母さんが下のこの世話をしなければならない場合には、お父さんなど他の家族が上の子の相手をし、寂しく感じる気持ちを晴らしてあげるようにしましょう。
なにしろ、上の子にしてみれば自分が構ってもらえなくなるかもしれないと初めて感じる瞬間であるわけですから、むしろ上のこの方を少しひいきして十分に甘えさせてあげるぐらいでちょうどいいのです。
上の子も、自分の弟妹ができるのはうれしいし、自分がお兄ちゃんやお姉ちゃんになったという自覚も持っています。それでもやはり自分が大事にされなくなるのではないかと心配しているわけですから、あまり怒ったりせずに変わらず上の子も大事なんだということを感じさせてあげましょう。
赤ちゃん返りはあくまで一時的なものです
上の子の赤ちゃん返りはあくまで一時的な現象です。かなり厄介な行動を取るようであってもじきに必ずなくなってきます。人手が足りないような場合には自治体などが提供してくれている(ファミサポや一時預かりといった)さまざまなサービスがありますので、そうしたものを使ってみてもいいでしょう。
どうしてもたいへんなら、下の赤ちゃんが検診を受ける時に相談をしてみても構いません。とにかくお母さんだけで対応しようとしてしまうとみんなが大変になってしまいますので、気兼ねせずに相談を持ちかけてみるようにしましょう。
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更新日:2019/11/29|公開日:2015/08/17|タグ:赤ちゃん返り