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大切な子どもを事故から守る!こんなところに気をつけましょう

赤ちゃん事故

子どもは思ってもみないところで思ってもみない行動を取ることがあり、そうしたことが不慮の事故につながります。1歳以上の子どもの死因で最も多いのはこうした事故によるもので、病気による死亡を超えています。どんなところに注意したらいいのかについて少し見ていきましょう。

 

油断大敵――「まだ」ではなく「もしかしたら」と考えて

子どもは小さくて力もなく、周囲の大人はまだこんなことはできないだろう、と考えがちです。しかし子どもはすごい早さで成長します。昨日できなかったことが何の前触れもなく今日にはできてしまうということも普通にあります。

 

それだけでなく、子どもには好奇心が強いという特徴もあります。それでいて何が危険なのかをまだ知りません。なんでも知りたいと思って行動し、危険を顧みないのですから事故にあいやすいのも当然。周囲の大人は「まだできないだろう」とたかをくくらず、「もしかしたらできてしまうかも」という考え方で見守ってあげることが大事になってくるのです。

 

子どもが事故にあって救急に運ばれる場合、一番多いのは水で溺れること、高いところから落ちること、そして火傷をすることの3つになっています。この3つのことは先ほどあげた子どもならではの特徴から起きてしまうもの。家の中の危険な箇所を把握してあらかじめ対処をしておくようにしましょう。

 

家の中で水で溺れるといってもすぐにぴんと来ない方もあるかもしれませんが、お風呂で溺れることがよくあるようです。這ったり伝い歩きをしていた赤ちゃんがお風呂で浴槽の中をのぞき込み、頭が重いために中に落ちてしまって発生するのです。

 

また、高いところから落ちるというのも同じような状況で起こってきます。ベビーベッドの柵の隙間から外をのぞき込んでそのまま落ちて怪我をしたり、ベランダから落ちることで死亡したりと大変危険です。

 

火傷の事故は、赤ちゃんが危険を知らないために発生します。熱いものが入った鍋をひっくり返してしまったり、何の気なしに触れてしまったりすることで起きます。赤ちゃんは好奇心旺盛で危険を知りませんから、こういったところでは大人がきちんと注意してあげることが大事なのです。

 

こうした事故は赤ちゃんが移動できるようになっているにも関わらずまさかそんなところまではいけないだろうと大人が油断したことが原因です。赤ちゃんが動けるようになったら目を離さないように気をつけましょう。

 

ひんぱんに起こる飲み込み事故はこう防ごう

赤ちゃんは何でも口にしたがりますが、そのせいで発生してしまうのがいわゆる「飲み込み事故」です。赤ちゃんが飲み込んでしまうことが多いものとしてはタバコ、貨幣、玩具などがありますが、タバコや玩具に使われているボタン電池などを飲み込んでしまうと大変なことになりかねませんので特に注意が必要です。

 

また、タバコを入れた灰皿に水が入っていたりすると、その水にはニコチンが溶け出していますからタバコそのものを飲み込むよりも危険になることがあります。

 

赤ちゃんによる飲み込み事故はおおよそ8ヶ月から2歳ごろにかけて多く発生します。赤ちゃんが自分でいろいろと動けるようになるのと、手指を器用に動かせるようになってくる時期にあたることがその理由です。

 

こうした飲み込み事故への対策はただ一つ、「飲み込みそうな危ないものは赤ちゃんの手の届かないところに置く」ということです。飲み込み事故では、直径3.3cm以下のものを飲んでしまっていることが多いという調査がありますので、その大きさ以下のものがあったら手の届かない高いところに上げる、ということを徹底してください。

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