赤ちゃんの耳かきは注意が必要です!
赤ちゃんの耳の中は大人よりもたいへん柔らかく、デリケートになっています。このため、耳のおそうじが思わぬ危険につながりかねません。注意点や危険性について少しまとめてみました。
耳の穴の中は触らないで!
赤ちゃんの耳のおそうじをする時には、耳の穴の中には触らないということを守ってください。赤ちゃんの耳の穴の中はお医者さん以外は触らないというのが原則です。
耳垢は耳の奥から自然に外に排出されるようになっていますので、赤ちゃんの耳のお掃除は出口付近をきれいなガーゼなどでやさしく拭いてあげる程度で十分なのです。
赤ちゃんの耳はデリケートですので、耳かきを中に差し入れて大人がやるような耳そうじをしようとすると危険が伴います。耳の中をひっかいて血が出てしまったり、最悪の場合は鼓膜を破ってしまったりしかねません。
耳かき中の事故で救急搬送される人のうち、0歳児から5歳児までの割合が4割に上るという調査もあります。原因としては耳かきを耳の奥に入れすぎたり耳かき棒が途中で折れたといったものや、耳かきが子どもがすぐ触れるような所においてあったために起きたような事故が多いとのことです。耳かきや綿棒といったものに赤ちゃんや子どもが触れてしまうことのないように、注意してしまっておくようにしましょう。
赤ちゃんが耳を気にしているときは
赤ちゃんが耳を気にして触っているような様子があったら、少し気をつけたいことがあります。例えば耳やその周辺の皮膚が赤くなっているようなときには、耳そのものではなく皮膚に湿疹などの問題が生じている可能性があります。かゆくていじっているうちに耳周辺の皮膚の薄いところを切ってしまったというようなことがないように、早めに気づいてあげることが大事です。
また、耳を触っている赤ちゃんが発熱しているような場合には中耳炎を疑いましょう。こういった場合にはすぐにお医者さんに診てもらい、適切な処置をする必要があります。
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更新日:2019/11/29|公開日:2015/01/29|タグ:耳かき