高学年では手遅れ!小学校低学年の時こそ勉強の習慣をつける時!
小学校低学年の子どもや、もうじき小学校になるお子さんをお持ちのお父さん、お母さんに、ぜひ知っておいてほしいことがあります。ちょっと先の話に思えるかもしれませんが、子どもは学年が進むにつれ、勉強が難しくなります。勉強しろと口を酸っぱくして言うことにもなるでしょう。これは子どもにとっても親にとってもストレスのたまることです。
どうやったら子どもは、自分から勉強に取り組むようになるのでしょうか。そのカギは、小学校低学年の勉強方法にあります。まだ小さいからとのんきに構えていると、後で大変な思いをするかもしれません。低学年のころにぜひ身につけておきたい勉強方法について、見ていきましょう。
低学年の勉強のポイントは毎日、時間は少しでもOK!
そのうち否が応でも勉強しなければならない時が来るから、それまでは毎日をのんびりと過ごさせたい。そう考えるお父さんお母さんは結構いらっしゃるようです。実際、幼い子どもの自由遊びは、体が丈夫になったり、興味の幅を広げたりするのに欠かせないものです。思い切り遊ぶのは、幼い子どもたちにとって大切なことと言えるでしょう。
ですが、のんびり育てるというポリシーでやって来られたご家庭が、後々、お子さんの勉強についてとても悩むことになるケースが、実は多いのです。小さいころに、毎日家で勉強することなく、のびのびと遊んで過ごした子どもは、勉強をする癖がついていません。毎日遊び、勉強はしない、というのが当たり前になっているのです。
今はまだ小さいから、高学年になればやるから、中学生になったら本腰を入れて、なんて言っているうちに、勉強できない癖をずるずると引きずっていってしまうのです。つまり、子どもが自ら勉強するようになるには、勉強しなければならない時が来る前、つまり、小学校低学年の頃から、毎日勉強する習慣をつけることが、何よりも大事なのです。
近頃の小学校の担任の先生は、毎日宿題を出さない方が増えて来ている傾向にあります。ですから宿題を当てにしてはいけません。宿題の有無にかかわらず、小学校入学を機に、家で勉強をするタイミングを決め、毎日勉強する癖をつけさせましょう。そうすることで、習慣的に勉強をすることができるようになります。
まだ小さい低学年の頃から、子どもに「時間は短くても、勉強は毎日するもの」と脳に刷り込ませることが、重要なポイントです。そのような子どもは、勉強しない日があると逆に何だか変な感じがする、どうもやり残したことがある気がする、という感覚でいるはずです。これが大事なのです。
子どもをそこまで持っていくためには、親の力が不可欠です。子どもが小学校低学年である間は、親が勉強を見てあげることが基本だと思ってください。「勉強は人から言われてするものではないから、自分でやり始めるのを待とう」という方もいらっしゃいますが、何の働きかけも受けずに、自分から勉強し始める子どもは、そうそういるものではありません。
最近のお母さんたちはとても多忙です。家事はもちろんのこと、外で仕事をしている方もたくさんいらっしゃいます。そのことは重々承知のうえ、子どもの下校後、お母さんも家にいるのであれば、何よりも先に、子どもの勉強を見てあげることを考えてほしいと思います。
なぜ小学校低学年で、親が手厚く勉強の面倒を見る必要があるのか。それは、この段階での授業の内容で躓いてしまっては、それ以降の学年でもっと勉強が難しくなってきたときに、授業がさっぱり理解できなくなって、勉強する気がすっかり失せてしまうからです。
実際、高校生であっても九九がすらすらと言えなかったり、アルファベットが正しく書けなかったりすることがある昨今です。カタカナや簡単な漢字を覚えて書くことができない、一ケタのたし算、ひき算が満足にできないといったことが、低学年のうちからどんどんと蓄積し、少しずつ周りから遅れをとるようになって、成績が落ちていくのです。
目標は、小学校3~4年生ころまでに、時間は短くても毎日勉強するということが習慣づくということです。「毎日」と言うところが重要です。
大人でさえ、仕事をしたくないなと思うことがありますよね。遊びたい盛りの子どもたちにとっては、大人が仕事に対して感じるよりも強く、勉強に対して嫌だという気持ちになるはずです。でも、一旦始めてみれば、案外楽しさや面白さを感じられることがあるものです。勉強というのは知識を得ることですから、むしろ勉強するほどに楽しくなってくるはずです。
勉強を始める前から面白さを分かってもらうことはできません。でも、嫌とか嫌じゃないとかに関係なく、とにかく毎日勉強する癖がついてしまえば、勉強の中に楽しさや面白さを見いだせるようになるのです。
家での勉強は下校後すぐがベスト!
低学年のうちは、時間は少しでも構わないので、毎日勉強することが大事です。ではもっと具体的に、どうやってその時間を作るかをお話ししましょう。ここでも大人の手が必要となります。まだ小さいのだから遊ぶのが大事と言って、子どものすることに任せていたら、勉強好きな子どもにはなりません。来る日も来る日も遊んで一日が終わることでしょう。
こんな光景が思い浮かびます。学校から家に帰ってきた子どもに対して、「宿題はあるの?」とお母さんが尋ねる。すると子どもは「ないよ!」とか「帰ってきたらやることにする!」とか言って、すぐに友達と遊びに出かけてしまう。そして子どもは、時間ぎりぎりまで遊んで、かえってすぐに夕食を食べる。
夕食時間が終わると、子ども向け番組のゴールデンタイムが始まります。当然子どもはテレビにくぎ付け。ふと気が付くと、もう就寝までに残された時間は、入浴のための時間しかなくなっています。お風呂を済ませ、宿題をやるのは寝る前のわずかな時間だけ。それも眠いのをこらえながら片づける始末です。
大人だって、嫌なことからは逃げたくなるものです。大人でもそうですから、子どもならなおのこと当てはまるでしょう。勉強をやらずに済むのならそれに越したことはないと思いますし、実際勉強しなくても何とかなってしまえば、ずっとこれでいいやと思って勉強しなくなってしまうことでしょう。
でも、大人がよくやるように、嫌なことが終わったら楽しいことがあると設定してみるとどうでしょうか。その楽しいことのために、頑張って嫌なことを終わらそうと考えるようになるのではないでしょうか。
つまり、家に帰ったらまず宿題などの勉強に取り掛かる、そして終わったら遊びに出かけることにするのです。そうすれば、思う存分遊ぶことができるのです。このように癖がつくことが、低学年の子どもにとってはベストです。
これが終われば楽しく遊べる、と思えば、それをご褒美に、嫌な勉強を何とか片付けようと頑張ることができ、結果として短い時間でも集中力を持って取り組むことができるのです。低学年の子どもたちはまだ、終業時間が早いものです。家に帰ってからの時間もかなりあるので、勉強してから遊び、というリズムをつけるのには、この時期が最もふさわしいのです。
帰宅後の時間を分けて勉強時間を確保!
学校から帰ったらまず宿題を終わらせ、それから遊ぶのが理想的です。でも、学校でさんざん勉強してきたのに、かえってすぐにまた勉強なんて…という子どもの気持ちも分かります。勉強がもともと好きな子どもならまだしも、そうでない子どもがやるのは難しい方法かもしれません。
それに、低学年の子どもは早く帰ってきますから、午後2~3時ころから長い放課後の時間が始まりますが3~4年生ともなるとそうもいきません。6時間目まである日も多く、掃除や学級活動もしていれば、早くても午後3時半くらいからやっと、放課後のはじまりになります。そんな子どもたちが勉強時間を持つには、どんな工夫をすればよいのでしょう。
提案したいのは、1日のうちで、ここからは家の決まりに従う時間という区切りをつける方法です。その時間に、親の言う通りに夕飯を食べたり勉強をしたりして過ごすのです。具体的には次のようになります。
日が落ちないうちに、友達と思う存分遊ぶのは、大事なことです。ですから例えば、夕食の時間までは親は勉強のことなどをとやかく言わないことにして、友達と遊ぶ時間にしてよい、ただし夕食を食べたら親の指示通りに過ごす、といった決まりを作るのです。このやり方なら、低学年のうちはもっとたくさん遊ぶ時間が作れることになりますね。
この方法でいくと、子どもが家に帰ってすぐまた遊びに出かけたとしても、親が文句を言うことはないのです。ただし、夕ご飯の時間までには必ず帰ってくることを約束しましょう。そして夕食が終わったら速やかに、勉強を始めるのです。夕食を食べてから何となくテレビを見たりマンガを読んだりしていては、どんどん勉強する気が失せていきます。
寝る時間が近づくほどに眠気が出てきますし、疲労も感じることでしょう。これでは勉強をする気にはなれません。食後の休憩は少しにして、勉強に取り掛からせるのです。時間としては30分から1時間ほどとなるでしょう。この時間は勉強するもの、という習慣をつけさせるのです。このやり方なら、下校時間が遅い高学年でも勉強時間がとれます。
むろん、帰ってからすぐ勉強を済ませ、それから遊びに行ける子どもであるなら、それが一番よい方法です。でも、小学生になれば新たな友達もできるでしょうし、そこでの人間関係もまた大切なことです。だから、無理してまで、遊びより先に勉強をさせる必要はないということなのです。
時には、放課後まっすぐ家に向かわず、学校でおしゃべりをしていたり、帰り道どこかによったりして遊んでくることもあるでしょう。道草を食うことについてはやめさせた方が良いでしょうが、学校によっては放課後にグラウンドで遊んでも良いことになっていることもありますので、そうなると遊ばずにはいられないのが子どもかもしれません。
そんな子どもに対して、いちいち青筋立てて叱るのはどうでしょう。それよりも、たくさん遊んだその後は、しっかりと勉強に取り組まなければならないということを、胸に刻ませる方がよっぽど効率的です。体が自然とそう動くようにさせてあげればよいのです。
お家の方にとっては、夕食の後はくつろぎタイムにしたいかもしれません。でも、子どもが自分から机に向かう子に育てるためには、大人だけゆっくりとくつろいでもいられないのです。
ことに昼間は仕事をお持ちのお母さんにしてみれば、苦労が増えることにもなりますが、我が子が小学生の時、特に低学年の時には、子どもの将来のためだと思って、休みたい気持ちをぐっとこらえて、子どもの勉強を手助けしてあげてほしいのです。
夕食後に勉強タイムを設ける場合に最も気をつけたいこと、それは、食後、いつ止めるともなくテレビを観続けることです。夕食後の夜7時頃は、子どもにとって魅力的なテレビ番組がたくさんある時間帯です。ごちそうさまをするのが夜7時で、その後30分間のテレビ番組を続けて2つも観てしまえば、もうそれで夜8時になってしまいますね。
小学校低学年の子どもなら、夜は9時、遅くとも10時には眠りにつかせたいもの。テレビをこれだけ見てしまうと、残りわずか1時間から2時間となってしまうのです。その上夜8時からも子どもの心をとらえる番組が少なくないので、それらを見たらもう寝る時間になってしまいます。
夕食の後の時間を効率的に勉強に当てるには、食事し終わったらなるべくすぐに洗い物を済ませ、子どもの勉強に付き合う時間を、親の方から確保することです。食事の後の一休みはほどほどにして、できる限りすぐに、勉強を始めるよう声をかけましょう。けじめのある生活は大事です。夕食の後は親子共々、メリハリをきちんとつけるようにしましょう。
低学年の子どもの勉強場所はダイニングテーブルがおすすめ!
「勉強しましょう」の一言で、低学年の子どもが自分の力だけで勉強できるのであれば、親は楽です。ですがそんな子どもはまれです。ほとんどの低学年の子どもは「勉強しなさい」という言葉だけでは、何をどうしたらよいのかわからず困惑してしまいます。言葉だけで動けないからと言って叱ってはいけません。子どもの勉強に親の力が必要な時なのです。
親が子どもの勉強に付き合うのは大変なことかもしれませんが、少しでも楽にしたいのなら、勉強場所を工夫しましょう。子どもが勉強する場所をダイニングテーブルと決めるのです。夕ご飯が終わったらさっと食器類を下げ、子どもには勉強道具を持ってこさせます。
このやり方なら、子どもの勉強の面倒を、食器洗いをしながら見ることができますね。そして子どもにとっても、聞きたいときにすぐ聞ける場所に親がいるというメリットがあります。
このやり方は、周りの家族も気を配らなければならない点があります。母親にも父親にも、そして兄弟にも言えることなのですが、夕食後のテレビはちょっと我慢してください。食後のテレビがリラックスタイムという方もいるかもしれませんが、テレビが付いていては子どもが集中できません。
夕食に晩酌をする人は、子どもが勉強を始めてもまだテーブルについているかもしれません。その時は、食事をとりながらでもかまわないので、子どもが勉強する姿を見守ってあげましょう。
夕食の片づけをしながら子どもの様子は見られますが、片づけ終わったらもっとじっくりと勉強に付き合うことができますね。「勉強しろ」と言葉だけかけておいて、子どもの勉強を見てやることはないというのは、ぜひともやめていただきたいことです。
親の方々にとっては、自分の時間を削ることにもなるのですが、我が子が小学校低学年のうちだけでも構わないので、きちんと勉強を見てあげましょう。子どもが3,4年生になる頃までという期間限定の事なのですから。
子どもの勉強に付き合うことで、授業ではどのようなことを学んでいるのか、そしてその内容に子どもは付いていけているのかということが分かりますので、もしも躓いているようならすぐに家で補習してあげましょう。
小学校高学年にもなると、大人である親であっても、ちょっとすぐには答えられない問題もあります。でも低学年、あるいは中学年くらいの内容であれば、専門的な分野である理科は別ですが、大人として常識的に知っていることで答えられるでしょう。
子どもに一つの部屋をあてがって、学習机の隣に座って勉強の様子を見るのは、実はあまり効果的ではありません。あくまで日常生活の流れの一部に子どもの勉強時間があることで、自然と家族で勉強をしているような空間になり、それが勉強する癖を身につけさせてくれるのです。
このような自然な流れで、次第に子どもは勉強するのが当たり前となり、ダイニングテーブルではなく学習机に場所が変わっても、当然のように勉強できるようになっていくのです。
では、低学年のうちはどのように机を使っていけばよいのかというと、勉強ではなくても、塗り絵や工作など、手を動かして作業するようなことを時々机の上でやらせてみるとよいでしょう。それが続いていけば、中学年以降で無理なく、机に向かっての勉強に移り変わっていけるのです。
低学年のうちはダイニングテーブルで勉強する癖をしっかりとつける。そして徐々に、親に見てもらう勉強はダイニングテーブルでやるが、自分の力でやることについては机を使用するという風に移行していくのが良いでしょう。
子どもが自分一人で勉強することができるようになったら、親は積極的に勉強を見てやる必要はなくなります。その代わり、子どもが「教えて」と言ってきたときには一緒に考えてあげましょう。
このような流れで低学年から勉強していけば、学年を追うごとに、自分一人で机に向かって勉強することが多くなり、自ら勉強できる子どもへと成長していくことができます。低学年のうちから丁寧に勉強を見てやり、自分から勉強に取り組む子どもへと育てていきましょう。
親が手伝えば低学年の子どもは勉強するようになる!
親が子どもと一緒に勉強することは、幼い子どもの勉強に対する機動力となります。ですから、子どもが小学校低学年のうちは、必ず親が勉強の面倒を見てあげてください。中学年以降からでは、勉強する癖はどんどんつけにくくなります。どんな家庭でも親は忙しいものですが、夕食の後30分ないし1時間くらいでいいので、子どものための時間をとるべきです。
親が勉強を丁寧に見てあげるのは、小学校1年生から2年生の間だけでかまいません。そうしていれば、それ以降は自主的に机に向かい、自分一人だけでも勉強できる子どもになっていくはずです。
通常、父親は毎日の仕事に追われ、勉強を見てやることはできないと思います。たいていは、平日の夕食は父親不在なのではないでしょうか。子どもと母親は先に食べ、その後帰ってきた父親が、みんなより遅い夕食をとることが多いことでしょう。
こう考えると、平日の夕食後に子どもの勉強の面倒を見るのに、父親は適任ではありません。平日の母親の仕事が増えることになるのですが、その分、休みの日になったら父親が子どもの勉強に付き合うことにしてはいかがでしょうか。
ちなみに、低学年の勉強では、国語と算数に重点を置くとよいでしょう。これらを中心に、時間は短くてもいいですから、毎日子どもの勉強を見てやることが大切です。
テレビ番組は録画!子ども部屋はテレビなし!これがテレビに勉強を邪魔させない方法
夕食後は勉強時間と決めても、それを阻む大敵がいます。それが、テレビです。夕食後には子どもが見たくなるテレビ番組がたくさんあるのです。これでは勉強する気にはなかなかなれません。
「ご飯の間はテレビを消して」とよく言われます。主な理由は、どうしても家族の注意がテレビに向いてしまい、食事中の会話がなくなってしまうからというものです。それでも夕食の時間にテレビをつけて、みんなで見ながら食べるというケースの方が多いことでしょう。でも、必ずしも食事中のテレビを厳禁としなくてもいいのではないでしょうか。
食事中にニュース番組を見ていれば、子どもが社会で起こっている現象を知ることができ、それに対して家族で話し合う機会にもなるでしょう。ニュースでなくても、テレビで放送されていることをネタにして、家族で会話を持つということもできるのです。これなら食事中でも家族の会話が一切ないということはありません。
食事中テレビをつけていることの弊害は、もっと他にあるように思えます。それは、食べ終わった後でもつい、番組の続きを見てしまうことにあります。ごちそうさまと同時に、テレビの電源はオフにする。強い意志を持ってそれを実行しなければなりません。
どうしてもこの番組は見たい!という時もありますね。簡単です。そんな時にはその番組は録画すればよいのです。そうすれば、勉強が済んでからなど、空いた時間に存分に楽しむことができます。最近はどこの家にも、DVDやHDDレコーダーがあると思います。ですから放送時間に合わせて行動する必要などないのです。
それに、録画したものであれば、間に挟まれているコマーシャルや、自分が見たいところではない部分を飛ばして観ることができます。そうすれば、放送時間に合わせてみるよりも、短時間で観終わることができ効率的です。
夕食が終わってもそのままテレビをつけっぱなしにしておくと、「この番組が終わったら消そう」と思っていても、次の番組の宣伝を観てしまい、次の番組からも目が離せなくなってしまうというデメリットもあります。番組の始めを少しでも観てしまうと、別に観る予定ではなかった番組まで、つい観続けてしまうものです。
そうなると、いつまでも終わることなくテレビを観ていることになり、あっという間に時間は過ぎていきます。後はもうお風呂に入って寝る時間しか残されていないということになってしまいます。これでは勉強はおろか、テレビとお風呂以外のことは何もできなかったということになってしまいます。
テレビの誘惑は、大人でもなかなか断ち切れないものです。子どもならなおのことそうでしょう。ですからここは、親の方からしっかりとした決意で、夕食が終わると同時にテレビを消すようにしましょう。テレビをつけるか消すかの決定権は親が持つようにするのです。
勉強時間をテレビ番組に妨害されないようにするという点で言えば、子ども用に一つの部屋をあてがって、その部屋にテレビを置くようにするなど、もってのほかです。これでは子どもは永遠にテレビにくぎ付けとなりますし、テレビゲームもやり放題になってしまいます。
テレビ番組によって勉強する癖がつけられなくなるのを防ぐ方法をまとめてみましょう。まずは子どもが見たい番組を把握し、あらかじめ録画設定をしておく。そして勉強が終わっていたら見てもよし、ということにする。子どものテレビ鑑賞については親が主導するということです。
さらに、子どもの部屋にはテレビは置かないことにする。小学生であればなおさらです。子どもが高校に行くくらいの年齢であれば、テレビやゲームの時間を自分で決定し、それを守ることも可能です。でも、それもうまくいけばいいのですが、やはり自分の部屋にテレビがあればつい誘惑されてしまうのもわかりますし、ゲームの終わりも延長しがちになります。
だから、結論として言えば、いくつになっても、子どもの部屋にわざわざテレビを設置する必要はないこととなるのです。
更新日:2019/11/29|公開日:2015/02/18|タグ:勉強