しりとり遊びで子供の語彙数を増やそう!

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しりとり

しりとりは子供の大好きな遊びです。長距離ドライブに飽きた時など、ちょっとした退屈しのぎにもなりますね。道具もいらず簡単なルールのしりとり遊びですが、実は子供の語彙数を増やすのにぴったりな遊びなのです。子供の頭を良くするしりとり遊びのやり方を見ていきましょう。

 

しりとり遊びで語彙数を増やすための工夫

子供は大人に比べて知っている言葉が少ないものです。ですから、一生懸命子供が何かを伝えようとしているのに、親は何を言いたいのかよく分からないということが起こります。

 

こうなると、親子共々イライラしてしまいます。そこで、子供の語彙数を増やすには、しりとり遊びがおすすめです。繰り返すうちに語彙数が増えますし、言葉が増えると頭の中にいろいろなもののイメージがはっきりと持てるようになります。

 

子供は、頭の中ではいろいろな言葉を知っているのですが、しりとり遊びをすることで、しまわれたままの言葉が引っ張り出されます。ですが、新しく言葉の知識を増やすには、しりとり遊びにちょっとした工夫が必要です。

 

なぜなら、しりとり遊びは一歩間違うとパターン化してしまうからです。リンゴと言ったらゴリラ、ゴリラと言ったらラッパという具合に、いつも同じ言葉の連続になってしまいがちです。この時、子供は頭の中で考えて言葉を言っているのではなく、習慣となって言葉が出ているだけなので語彙を増やすことにはなりません。

 

この状態から抜け出すには、例えば「しりとり」から始まると、リンゴ、ゴリラとつながってしまいがちです。いつも決まった言葉からしりとりを始めるのをやめてみることです。子供はきっといつもの調子が狂い、一生懸命考えるようになるでしょう。

 

また、親御さんが言う番では、子供が知らないかもしれない言葉もどんどん出していきましょう。大人は知らず知らずのうちに、子供が知っていそうな言葉の中から選んで、しりとり遊びをしてしまうものです。しかし、それだと一向に子供の語彙数は増えていきません。

 

時には、しりとり遊びに制限をかけるのもおすすめです。動物の名前だけでしりとりをするとか、野菜の名前だけでしりとりをするという具合です。こうすることで、頭の奥にしまわれた言葉を、もっと引き出すことができます。

 

仮に子供が負けてしまったとしても、「次にやった時には絶対に勝ってやる!」と買い物のときなどに興味を持っていろいろなものの名前を調べるようになるかもしれませんよ。

 

しりとり遊びはコミュニケーション能力を高める

子供の語彙数が足りないと思うと、親としてはつい、いろいろな言葉を教え込もうとしてしまいます。しかし、たくさんの言葉を子供の頭に注入するだけでは、覚えた言葉を引き出して使うことはできません。

 

言葉を覚えても使えなければ意味がないですよね。しりとり遊びなら、自然といろいろな言葉を教えることができ、しかも覚えた言葉を自分から引き出して使うことができます。

 

このようにして、状況に応じて言葉を使うことができるようになれば、他者とのコミュニケーションもスムーズになります。言いたいことがあるのにそれを表す言葉を知らないと、他者にわかってもらうことは難しいものです。

 

さらに子供の場合は、ぴったりな言葉を探しているうちに、何を伝えようとしていたのか忘れてしまうこともあります。これでは他者とのコミュニケーションはうまくいきません。

 

「幼稚園で鉛筆を使うから、買ってちょうだい」と親に伝えたくても、「鉛筆」という言葉を知らなければ、説明するのが難しくなってしまいます。「幼稚園でね、あれが必要なの。えーっと、長くて細くて、手で持って使うもので、絵を描くことができて…」といった具合に、説明するのに相当な時間を費やすことになります。「鉛筆」という言葉さえ出てくれば、一発で通じるはずなのに…。

 

言葉を知っているということは、相手とイメージを共有できるということです。鉛筆にもいろいろありますが、細長くて手で持って使い、絵や字をかくことができるものというイメージが伝われば十分なはずです。こうしてイメージを共有できれば、それだけ相手とのコミュニケーションがスムーズにできたと言えるわけです。

 

語彙数が少ないと、言いたいことをさっと口にすることができません。どうやって伝えたらよいだろうとあれこれ考えているうちに、言いたかったことが何だったのか忘れてしまいます。本来ならば「鉛筆を買ってほしい」と伝えたかったのに、「鉛筆」という言葉が出てこなかったばかりに、鉛筆の説明を考えることで手一杯になってしまうというわけです。

 

逆に言えば、語彙数が多ければ多いほど、伝えなければならないことや考えなければならないことだけに集中して、頭を使うことができると言えます。

 

もちろん、語彙数をただ増やせばよいというものではありません。獲得した語彙を状況に合わせて正しく引き出して使わなければ意味がないのです。そうするためには、言葉をその意味も含めてしっかり理解する必要があります。

 

そのようにきちんと言葉を理解させるには、ただしりとり遊びをするのではなく、子供や親が発した言葉の意味を時々確認するとよいでしょう。そうすることで、より言葉の理解が深まります。

 

このように、単純に思えるしりとり遊びも、ちょっと工夫をすることで、子供の語彙を増やしたり言葉の理解を深めたりすることができます。

 

幼児期では、語彙が多ければ多いほど知能が高いと言えます。知能レベルを知るには、語彙数がどれだけあるかを知ればよいということです。そして小学校受験では、子供の語彙数を調べるために、しりとりの問題が出されることがあります。しりとりは、たくさんの言葉を知っていなければ続けられないからです。

 

また、単にペーパーテストでしりとりをやらせるだけでなく、言葉が書かれたカードがグループ内に配られ、そのカードをうまくつなぎ合わせてしりとりをしなさいと言うような問題も小学校受験では出されています。この問題により、知っている言葉がどれくらいあるかだけでなく、持っている語彙はきちんとコミュニケーションの場で使われるかどうかを見ることができるわけです。

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