facebook Twitter Google+ はてなブログ feedly

上手に使えばテレビやゲームなども脳の発達に好影響

Pocket
LINEで送る

ゲームをする子ども

子どもが大好きなテレビやゲーム、パソコンなどの電気機器。これらの使い過ぎは子どもにとって良くないと言われることが多いようです。それは本当であるとも、そうではないとも言えます。なぜなら、これらは使い方によって良くも悪くも子どもに影響を与えるからです。どうすればテレビやゲームなどを子どもにとって良いものにすることができるのでしょうか。

 

主体的に関われるならテレビもゲームもよし!

脳の発達は、主体的に何かを行うことで促されていきます。一般的にテレビは一方的に情報を与えるものですから、テレビをつけっぱなしにして何も考えずに見続けていても、脳に良い影響を与えることはありません。

 

アメリカでは2007年、思春期の子どもが1日に3時間以上のテレビ視聴をしていると、大人になっても社会的に高いポジションになれず、経済的にも豊かになれない傾向にあるという研究結果が発表されました。

 

興味深いことに、そのような子どもの親もまた、社会的に低いポジションにしか付けず、しかも子どもに対して無関心で、テレビを見せたまま放っておくケースが多いということも、同時に分かったのです。

 

テレビを見せておけば子どもはおとなしくなるのですから、親はついテレビに頼ってしまいたくなります。しかし、主体的に何かを働きかけるでもなく、つけられたテレビを何とはなしに見続けていても、脳は良い刺激を受けないのです。

 

子どもの脳の発達を考えれば、どうしても見たい番組だけを選ぶようにし、視聴時間も1日3時間以上にならないように気をつけましょう。

 

しかし、テレビ視聴の全てが脳に良い影響をもたらさないわけではありません。例えば、幼児番組は子どもの発達に良い影響を与えるという調査結果も出ているのです。これはなぜかと言うと、幼児番組は子どもに主体的な見方をさせる構成になっているものが多いからです。

 

幼児番組を見ているとわかりますが、番組中の人物やキャラクターがテレビの前にいる子どもたちに問いかけたり、誘い掛けたりする場面が多いのです。そのため、子どもたちは主体的にテレビ番組に関わりながら視聴することができるというわけです。

 

つまり、テレビの悪い点とは、頭で考えたり心で感じたりすることのないまま、何とはなしにだらだらと見続けてしまうことにあるのです。そこには、主体的に考えるとか行動するとかいうことはありません。

 

自分が見たテレビ番組によって心が動かされたり、よい行動が促されたりするなら、脳にとって良い影響を与えていると言えるでしょう。子どもにテレビを見せるなら、良い番組を見つけ、見方を工夫することが肝要だというわけです。

 

「それじゃあ、主体的に遊べるゲームなら、テレビより良いということ?」と思われるかもしれません。確かにゲームは自分から行動を起こさないと遊べませんから、テレビがもつ悪い点はゲームにはないかもしれません。確かに、ゲームをするには素早い判断や行動が必要となるので、そういった力を身に付けることはできると言えるでしょう。

 

ゲームのしすぎはキレやすい子どもをつくるとか、脳の活動が低下するとかいう話もありましたが、そういうことに関するきちんとしたデータはまだ出されていないのです。

 

近頃は全身を使うことのできるゲームも増えてきました。友達や家族と一緒にやれば、勝ってうれしいとか、楽しいとかいう気持ちを持ちながらゲームをやることができ、それはそれでよいと言えます。

 

ただし、深い思考を必要としないゲームをいくらやっても、頭がよくなるわけではありません。それに、ゲームに熱中しすぎると他の事に手がつかなくなる危険性は、確かにあります。ゲームばかりして、大事な勉強や運動、体を動かした遊びをやらなくなってしまうということは、よくあることでしょう。さらに、長時間ゲームをすることで目を酷使してしまい、視力の低下を招くこともあります。これらはみな、ゲームのデメリットと言えます。

 

ゲームに夢中になって他のことが手につかないというと、小学生くらいの子どもを思い浮かべてしまいがちですが、最近では幼児にもよくあることなのだとか。ゲームを作る側としては、遊ぶ側がやめられなくなるように作らなければならないわけですから、私たちが十分注意しなければならないのは、当然のことなのです。

 

「頑張ったらご褒美にゲーム」はあり!

あなたのお子さんが、ゲームばかりやって他のことがおろそかになるようなら、ご褒美制度をとってみることをおすすめします。つまり、勉強や身の回りのこと、お手伝いなど、子どもにやらせたいことがきちんとやれたなら、その時にはご褒美としてゲームを何分かやってよいことにするのです。ゲームがやれるなら頑張ろうと思い、自らやるようになるはずです。

 

それに、自分が頑張って得た権利なのですから、ただゲームをやっていた時よりもずっとうれしいことでしょう。こんな時、子どもの脳内ではドーパミンという物質が分泌され、それによって脳の働きが活発になるのです。

 

ドーパミンは、うれしいとか楽しいとかいう気持ちを感じた時に、脳から分泌される物質です。この物質は脳内のあらゆる場所を通り、すべての部分の活動を活発にさせるということが分かっています。ということは、ドーパミンが分泌されれば、頭の働きがよくなるということになります。そして、どうすればドーパミンがたくさん分泌されるかと言うと、「うれしい」とか「楽しい」とかいう気持ちを毎日たくさん感じるとよいというわけです。

 

何かを達成した後にご褒美としてゲームをやれるなら、大きな喜びを得ることができ、脳内ではドーパミンが分泌されることによって、頭がよくなるというわけなのですから、これを利用しない手はありません。

 

さて、ゲームを子どもにやらせるときには、時間の決まりを作る必要があります。しかしいつまでもこの決まりに縛られていると、ゲームを止める理由も「決まりだから」ということのままです。理想は、ゲームと、ゲームの他にやらなければならないこととを頭に思い浮かべ、自分が今どうすべきかを考えて、自分で止め時を決められる姿です。

 

そのためには、好きなだけゲームをやってよい日を時々設けるのも一つの方法です。そうすることで、子ども自身でいつゲームをやめるべきかを決める、よい機会が得られます。

 

小さいうちからのパソコン体験のススメ

今の時代、パソコンなしの生活は考えられないくらい、私たちの生活にパソコンは普及してきました。携帯型のものも含めれば、家族がそれぞれ一つずつパソコンを有するケースも珍しくないでしょう。

 

パソコン所有が一般的ではなかったときは、何か調べたい時には図書館で本を借りたり、大きな事典を開いて探したりしなければならず、とても時間がかかっていました。それを考えれば、パソコンをネットにつないで検索すれば、ほとんどのことが解決してしまうなんて、今は何と便利な世の中になったことでしょう。

 

大人である私たちが一からパソコンを習おうとすると、かなり時間がかかりますが、子どもは驚くほど早くマスターしてしまいます。子どもたちの大好きなゲームが、画面を見たりキーを操作したりする点で、パソコン操作に通ずるものがあるからでしょう。今や子どもでも、パソコンを使って知りたいことをいくらでも調べることができるのです。

 

パソコンをいつから使わせるかということについては、いろいろな意見があります。小さいうちから使わせるべきと考える人もいます。なぜなら、脳の発達が最も著しいのは、3歳になるまでの時期だと言われているからです。

 

今では、このように小さな子どもでも楽しめるようなサイトがたくさんあります。小さいうちからパソコンに親しませようと考えるなら、それらを利用するのも良いでしょう。親のひざの上にのせて、子どもの手を取ってマウスを操作すれば、小さくても楽しむことができます。

 

小さい子どもが自分でパソコンを使うようになったときには、注意しなければならない点があります。それは、パソコンを使う時の姿勢です。子どもの小さな体型に合った椅子が必要ですし、見やすいように画面の角度を調整するのも大事です。

 

パソコンに向かう時の姿勢は、一旦悪い癖がつくとなかなか治りません。最初から正しい姿勢を身に付けられるよう、気を配ってあげましょう。

 

また、自分でパソコンを操作できるようになると、楽しくてつい時間を忘れていつまでもパソコンに向かってしまいがちです。パソコンの利用時間についての決まりを作っておくとよいでしょう。また、パソコンで目を使ったあとは、遠くの景色を見るようにしたり、瞼を閉じて目を休ませたりする工夫も教えてあげたいものです。

 

子どもに見せたくないサイトも、インターネット上にはたくさんあります。そのようなものには触れないよう、フィルターをかけておくのも大事なことです。家族がいるところでパソコンを利用することにするのも、有効な手段です。

 

このように、ある程度の決まりは必要ですが、それらをきちんと守ることができれば、小さいうちからパソコンに触れさせるのも悪いことではありません。親の方がパソコンに慣れていないという場合でも、この際、子どもと一緒に覚えるのも良いのではないでしょうか。

Pocket
LINEで送る

このページの先頭へ