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子どもの言い分は100%信じず、100%否定せず!

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子どもの発言に悩む

親は自分の子どもが言うことを信じるべきだとする意見があります。ぱっと聞くとなるほどその通りと思ってしまうかもしれませんが、必ずしもこれは正しくはありません。誰でも覚えはあると思いますが、人間は誰しも嘘をつくものだからです。何かあったときに子どもがどうも嘘をついているようだと感じた時にどのように対処すればいいのか見てみましょう。

 

人間は嘘をつく生き物である

何かあって自分に問題が降りかかりそうになると、人間は容易に嘘をつきますし、そうしたことが一度も無いなどという人はいないかと思います。さらには、あらゆる言動についてやましいところがない、等という人は全くとは言わないまでもほとんどいないと言っていいでしょう。

 

こうした人間の性質は、当然ながら子どもにも当てはまります。普段は素直でいい子であっても、ふとした拍子によくないことをしてしまうことは当然ながらあります。特に子どもが男の子の場合、女の子に比べて強い好奇心を持っているため、それが命ずるままにやってみたことが結果としてよくないことになってしまったというのは割合によく起こることです。

 

女の子の場合、何かをする前に「これはなんとなくやったらまずいのでは」ということを感覚的につかむことができるものです。しかし、男の子はあまりこういった感覚を持ち合わせていないのが普通で、「これをしたらどうなるだろう」という好奇心の方が勝ってしまうことが多く、結果としてよくないことをしてしまいやすくなります。

 

子どもがよくないことをしてしまうのはある程度仕方ないと割り切るとしても、その後でどういう態度を取るかという問題が残っています。子どもが正直に自分がやったと認めてくれれば問題はないのですが、いつもそうしてくれるとは限らないからです。

 

親が真剣になって尋ねれば尋ねるほど、子どもは何か重大なことをしでかしてしまったかもしれないと考え、正直に自分がやったと言うことでひどく叱られると思ってしまうかもしれません。そうなってしまえば、自分がやったことをやっていないと言ってしまうことは当然起きてくるでしょう。そんな場合に親としてどういった態度で子どもに接するかは大事になってくるものと思われます。

 

嘘に対して厳しくするのは効果的か

子どもがよくないことをしたと思われるものの、子ども本人は自分がやったのではないと主張しているとき、親は自分の子どもが言うことを信じるべき、とする考え方をそのまま適用すれば、子どもの主張をそのまま信じることになります。そしてそれは正しいことなのでしょうか。

 

時々、「子どもの目を見て話していれば、子どもが本当のことを言っているかどうかなどすぐに分かる」と話す親を見かけることがあります。自信があるのはいいことですが、本当に嘘をついたときに見抜けているかどうか立ち止まって検証した方がいいでしょう。

 

良くないことをした時、あるいは、自分はやっていないと嘘をついてそれがばれた時など、そうした親ほど子どもに厳しくあたることが多いものです。子どもは幼いかもしれませんが馬鹿ではありません。こっぴどく叱られた後に、悪い意味で経験から学ぶことだってあるのです。

 

よくないことをしてしまった時にそれを自分と関係ないように隠し通す手管を覚えたり、嘘をついたらどんなことをしてでもそれがばれないように立ち回るように育たないとも限りません。親の目をまっすぐに見据えて、真剣な面持ちで、自分はなにもしていない、と言い出す子どもを作っているのかもしれないのです。

 

自分の子どもがそんな油断も隙も無い人間になってしまわないように、子どもが嘘をつくことに対して親があまりにも厳しすぎる態度を取ることの是非を一度考えてみた方がいいでしょう。

 

子どもの言い分にどう対処するか

いろいろなことがらを見るだに子どもがよくないことをしたと思われるが、子ども本人はそれを否定しているという場合、子どもの言うことを頭から信じてしまうのはよくありません。そんなことをすれば、子どもによくないメッセージを与えるからです。よくないことをしたとしても、嘘をついて言い逃れすれば問題ないんだという考え方をするように育ってしまいかねません。そのようにして嘘をつけば大丈夫と思い込んだ子どもは、いずれ周りの人たちと問題を起こすようなわがまま三昧に育ってしまうでしょう。

 

例えば、子どもが買い与えた覚えのないお菓子を持っているのに気がついたとしましょう。どうしたのか聞いたところ、子どもは友だちのお母さんからもらったと答えたとします。しかし、子どもの様子がどことなくおかしく、なんとなく嘘をついているのではないかと感じるとしましょう。こんな時にはどうすればいいでしょうか。

 

子どもの様子がなんとなくおかしいというだけで、実際のところどうかは分かりません。話しているように本当にもらったのかもしれませんし、親の知らないところで内緒で買い食いをしているのかもしれません。あるいは、あまり考えたくはありませんが万引きしてしまったのかもしれません。

 

ここで、子どもの言うことを頭から信じて納得することもできますが、それでは子どもが嘘をついていた場合に良くない結果を生みかねないというのは先ほど述べたとおりです。かといって、逆に頭から疑ってかかり、「本当のことを言いなさい!」とやるのも同じようによくありません。いずれにしても、子どもによくない影響を与えてしまうでしょう。

 

正しい対処法は、うのみにするのでも疑うのでもなく、裏を取って確認することです。この例であれば、友だちのお母さんに電話でお礼を言わなきゃね、といった具合に子どもに言うのです。

 

別の例をあげましょう。子どものクラス担任が宿題を毎日出してくる先生だったとします。ある日子どもに「宿題はやったの?」と聞いたところ、子どもが今日は宿題がない日なんだ、と答えたとしましょう。こういう時には、「毎日宿題を出すはずの先生が今日に限って宿題を出さないのは、何か理由があるんじゃないの」と子どもに聞いてみるのです。子どもは別に何もないとか、分からないとか言いつくろうかもしれません。そうしたら、「じゃあ、ちょっと友だちの誰それ君に確認を取ってみるけど、いい?」と続けてみて下さい。

 

こんな感じで、嘘か本当かわからないことを子どもが言ったときには、親はかならず裏を取って確認するぞ、という態度を普段から取っておけば、子どもは適当な嘘はつけない、ついてもすぐにばれてしまうという感覚を持つことになります。そういう習慣の元で育った子どもは、すぐにばれなければどんな悪いことをしても大丈夫、などという考え方の大人にはならずにすみます。

 

子どものころの嘘などは他愛のないものであることが多いわけですが、大人になってから不正を働けば罰せられることになります。そして、たいていの不正はいずれ発覚するものです。自分の子どもを将来犯罪に走らせたりすることのないように、子どもの言い分は頭から信じず、また頭から否定することもなく、毅然とした対応をするようにしましょう。

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