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家庭的に育った女の子は頭も良くなる?

家庭的な女の子

世間の男性が結婚相手に望むタイプとしてよく挙がるのが「家庭的な女性」ですが、そういう面以外にも女の子を家庭的な女性に育てることには大きな意味があります。というのも、家庭的に育った女の子は頭が良くなるという考えがあります。いったいどういうことなのか少し見ていきましょう。

 

長女のできがよくなるわけ

古くから、長女はできのいい子になると言われます。これが本当なのかを通して、家庭的に育った子どもが頭も良くなるというのはどういうことなのかを見ていきましょう。

 

長女は一番最初の子どもだからと期待され、その期待に添ってがんばって勉強するからじゃないかという意見もありますが、長女のできがよくなるのはそういった理由からだけではありません。

 

今と違って昔は長女の下には何人も弟妹がいました。そして下の子が多いほど、長女の位置にいる子どもは母親の手伝いをよくさせられ、家事全般について子どものころからいろいろとやっていたものです。そして、長女のできがよくなる秘密はまさにここにあるのです。

 

こういった環境で育った場合、長女は小さなころから否応なくいろんな種類の家事の手伝いをさせれ、下の子の面倒を見させられて育ちます。それにより、弟や妹の数が少なく家事手伝いもあまりしないで育った女子に比べると、子ども時代に積んだ経験が段違いになってきます。

 

洗濯物を取り込んでたたむときにはどうやったら手早くきれいにできるのか、効率的に食事を作るコツにはどんなものがあるか、小さな子どものあやし方、といった具体的な知識やスキルだけでなく、いろいろな作業を重複して進めていくための方法をたたき込まれることになります。また、自分でもどのようにしたらものごとを効率的に進められるかを常に考える癖が付きます。

 

このように、あまり時間をかけずに作業をやり遂げるための工夫と経験が身についていますので、こういった子どもは勉強をする際にもそうした工夫や経験を応用することができるのです。

 

子どもにはさまざまな経験を積ませるべき

男性であるか女性であるかには関係なく、子どもの頭が良くなるために一番大事なのはとにかくさまざな経験をよりたくさん積むことにあります。

 

子どもが男子の場合、家の外でいろいろな活動をしてまわることでさまざまな雑多な経験を積むことが多く、それが勉強の際にも活かされていきます。一方で子どもが女の子の場合は家の中でこまごまとした経験を積み上げ、それによって頭の良さを培っていくことが多いのです。

 

このように子どもには広い雑多な経験を積ませる方がいいのですが、最近の風潮としてその逆を行くことが多いように感じます。つまり、子どもの頭を良くしたければ幼いころからとにかく勉強させることが大事だろう、といった考え方です。外で遊び回ったり家事の手伝いをさせる時間があったら、早めに塾に入れたり習い事でもさせて勉強させた方がいい、と考える親は少なくありません。昨今の幼児教室の隆盛ぶりを見ればこれはあきらかでしょう。しかし、こうした考え方は誤っていると言わざるを得ません。

 

これは、受験勉強だけで人生のさまざまなことを学べるわけではないから、というだけのことに留まりません。小さいころから広くいろいろと経験を積んでいると、何か問題を解決しようとする際に引き出しが広くなるからです。積んできた実際の体験から教訓を引き出し、それでものごとに対処する癖がきちんとできあがっているほか、そうするための対応力も身についているので機転が利いて発想力も高まります。

 

このため、広く経験を積んできた子どもはそうでない子どもに比べていろいろな問題を処理しやすく、それを勉強にも応用することができるので結果的に頭が良くなるのです。

 

子どもに広く経験を積ませるためには

では、自分の子どもにこういった経験を与えるためにどうやったらいいかを見ていきましょう。その質問に対する答えは単純明快です。子どもに家の用事をどんどん言いつけて手伝わせるようにすればいいのです。

 

子どもに家事を手伝わせたときに忘れてはならないのは、手伝ってもらったことで本当に助かった、という感謝の念をきちんと伝えることです。さらに、大人ほど上手にできなかったとしても、子どもがやったことはどんな些細なことでも高く評価し、ほめることがとても大事になってきます。

 

ほめる内容は本当にどんなことでも構いません。作るのを手伝ってくれた料理がおいしかった、お掃除してくれたので部屋がすごくきれいになった、洗濯物のたたみ方が上手、などなど……。本当に些細なことでもいいのでとにかくほめることが大事です。こんなふうにすればもっとよくなるよ、と思ってもそれは後にとっておいて、とにかくほめるのです。

 

大人も子どもも、ほめられて嫌な気分になることはありません。特に子どもは素直ですから、ちゃんと親がほめてあげればすごく喜びます。そして中でも子どもが女子の場合、ほめられたことで自信をつけることができます。

 

こう言うと、大したことができるわけでもないのに、ほめられすぎたことで自信過剰になって鼻持ちならない性格になってしまわないだろうかと心配になる方もあるかもしれません。確かにやたら自信過剰な人というのは世間にたくさん転がっているからです。

 

しかし、子どものころは自分に対する根拠なき自信を持っている方がうまくいきます。自信に溢れた子どもは積極的になり、いろんなことに自らチャレンジしようとする意欲を見せるようになるからです。こうした意欲は行動力を育て、子どもの持つ能力を開花させていきます。

 

注意したいのはむしろ、がんばって何かしたのでないと親は自分を愛してくれないのではないか、と子どもが勘違いしかねないようなほめ方をしてしまうことです。子どもの成長のためには自信を持つことが非常に大事です。子どもに自分ならばできると思わせ、自分の能力を磨くことができるよう自信を与えてあげることが重要なのです。そのためには小さいころからいろんなことを体験させ、そしてやり遂げた結果についてほめることが一番なのです。

 

今まで子どもが何かやったときにうまくいかなかった部分を指摘してばかりいたり、あるいは叱ってばかりいたような方は、少し考え方を修正した方がいいでしょう。最初から大人のように完璧にできる子どもなどいないのです。それよりもむしろ子どもをほめて自信を持たせ、積極性を育てるようにした方がいいでしょう。

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