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うちの子は勉強が苦手だなと感じた時、親がやるべきこととは

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勉強が苦手な子ども

「うちの子はどうしてこう勉強ができないのかしら」とイライラしたり心配したりする親御さんはとても多いようです。将来のことなどを考えると、心配で仕方なくなるのも当然なことです。

 

どの子もすべて等しく授業を受けているにもかかわらず、すぐに九九を覚える子がいれば、何度練習しても覚えられない子もいるという風に、勉強が苦手な子と得意な子というのは確かにいるものなのです。

 

その子どもだって、わざと勉強ができないようにしているわけではありません。できることなら他の子のように、すらすらと覚えたり解いたりしたいはずです。でも、思うようにできないのです。

 

我が子は勉強が苦手だと感じた時、あなたはどのように子どもに接しますか?自分の子は勉強ができないと思えば、心配にもなりますし、勉強を見てやっていてもついイライラして叱ってしまうこともあるでしょう。しかしそれで本当に良いのでしょうか。また、勉強が苦手な子どもにはどのように勉強させればよいのでしょうか。

 

勉強ができないことに対して叱るのはNG!

新しく習った漢字は、数回練習すれば覚えてしまう子がいる一方で、何十回と書いて練習してもすぐに忘れてしまう子もいます。九九を何度か復唱すれば覚えてしまう子がいる一方で、一生懸命声に出して練習しているのにちっとも暗唱できない子もいます。このように、勉強が苦手な子どもというのは確かに存在します。

 

そんなわが子の勉強につき合っていると、つい声を荒げて叱ってしまうという親御さんはとても多いものです。しかし、本来「叱る」という行為は、人間としてやってはならないことをやってしまった時や、命に関わる危険なことをしてしまった時とかに行うものです。決して苦手なことに対して「なぜできないのか!」と声を荒げて叱ることはしてはいけないのです。

 

生まれつき体の細い子に対して「もっと大きくなりなさい!」と叱るでしょうか?生まれつき丸顔の子に対して「どうしてそんなに丸々としているの!」なんて決して言いませんよね。そんなむごいことを、そして礼儀に反することを、誰もしないはずです。でもこれは、勉強ができない子に対して「どうしてこんなこともできないの!」と叱るのと同じなのです。

 

あなたは歌が苦手だとしましょう。それなのに他の人から「どうしてもっときれいな声で上手に歌えないの!」と叱られたとしたらどう思うでしょうか。きっととても傷つくし、失礼だなと憤慨するでしょう。ですから、勉強が苦手な子どもに対して叱るのはいけないことなのです。

 

それに、勉強ができない子に対して叱ったり怒ったりしたらできるようになるかと言うと、もちろんそんなことはありません。ですから、怒ったり叱ったりすることはちっとも意味がないことなのです。

 

勉強だけではありません。その子が苦手としていることに対して、叱っても怒っても仕方がありませんし、してはいけないと思います。これは子育てをするうえでとても大切なポイントとなるかと思います。

 

勉強ができない我が子をつい叱ってしまうのはなぜ?

勉強が苦手なお子さんを持つ親御さんは、そんな我が子にどう対処してよいか困っていることでしょう。一番大切なことは、「勉強ができないということについて叱らないこと」です。

 

お気づきかもしれませんが、叱ったところで勉強ができるわけではありません。ではなぜ叱ってしまうのかと言えば、叱ってしまう大人の側に大きなストレスがあるからです。

 

勉強ができない子どもの親は多かれ少なかれ「この子が勉強できないのは、私のせいではないだろうか」と思っています。今まで勉強の世話をしてきた親なら「こんなにやってきたのになぜ?」という思いに駆られますし、「これでも足りないのだからもっと私が必死で見てやらなければ」とも思ってしまいます。

 

しかしそうは思っても、これ以上どうしたらよいかわからず、今子どもにやらせていることがちゃんと成績に結びつくかどうかも不透明ですから、とても不安なわけです。すぐには勉強ができるようにはならないだろうとわかっていますから、長い道のりを考えると暗い気持ちにもなります。

 

勉強が苦手な我が子に対峙すると、そのような無数な思いが一挙に押し寄せてきます。それが親や教師に強大なストレスを与えるのです。ふと目の前を見れば、勉強ができない我が子がいる。私を苦しめるストレスの元凶はこの子だと知るわけです。しかもその元凶は自分よりも弱者です。

 

すると、親はストレスによって爆発した怒りを、我が子にぶつけてしまうことがあります。他人の子や大人が対象であれば、心のブレーキがかかるかもしれませんが、自分の子ですから歯止めがききません。これが、勉強ができない子どもを叱ってしまうメカニズムです。

 

「そうではない、子どもの事を大切に思ってこそ厳しく叱るのだ」という方もいるかもしれません。しかしそれは本当でしょうか。真に子どもの事を思うなら、勉強ができない我が子のために自分は何ができるだろうかと、落ち着いて考えられるはずです。湧き上がってくる自分の感情をきちんと押さえられるはずの大人であれば、それができるのです。

 

勉強ができない子への具体的な対処法

勉強ができない子に対しては、その点について叱ったり怒ったりしない。それが大前提です。「では、親は何もしてやれないの?」と感じることでしょう。そこで、もっと具体的な対処法をお教えしましょう。それは、子どもがいったいどこからわからなくなっているのかを探るということです。

 

わり算が苦手な子がいるとします。この子は一体どこが理解不足だったためにわり算ができなくなっているのかを細かく見ていくのです。わり算になる前の九九を完全に覚えきれていないのかもしれませんし、九九は覚えたけれど、二ケタのひき算の習熟度が低いのかもしれません。

 

このようにして、一つのことができないにしても、その前段階になる部分のどこができないのかということを、掘り下げて調べていくと、どこまで戻って勉強をし直さなければいけないのかが分かってくるはずです。

 

そこさえわかればしめたもの。後は何度も何度も練習することです。例えば二ケタのひき算がまだ完ぺきではないとわかったなら、それがのっている問題集を買ってくるのもいいですが、親がプリントを作ってやれば手っ取り早く済みますし、そちらの方がより効果的です。

 

どんな紙でもいいので、いくつか問題を作って書きます。それを、間違えずにすらすら解けるようになるまで練習させるのです。どこで躓いているのかを的確に把握し、それに合った問題を出してやるという方法が、勉強が苦手な子に対して一番効果を発揮してくれるのです。その子の躓きにぴったり合っているので、どんな問題集よりも効果的なのです。

 

勉強ができない子には焦らずつき合うのが大切!

勉強が苦手な子には、その子がどこで躓いているのかを正確に調べ、その躓きの部分だけを徹底的に練習するのが一番です。しかしそれをさせるだけでは不十分です。親の方で「勉強ができない子に対して、そのことで叱らない」ということをしっかりと頭に入れておくことが必要不可欠です。

 

始めに言っておきますが、この方法をやってみたところで、一朝一夕に成績が伸びるわけがありません。今まで習った学校の授業のどこかで一度でも躓いたのであれば、そこが苦手な部分であるに違いないのですから、そこにもう一度戻って復習したところで、すぐにできるはずがないからです。逆に、すぐに理解できるものなら、最初から躓くわけがないのです。

 

勉強ができない子どもにつき合う時は、決して焦ってはいけません。そして心にはいつも「勉強の事で叱らない」ということを刻んでおかなければなりません。結果を急がず、今やらなければならないことを地道に落ち着いてやり続けましょう。

 

反復練習にはとても時間がかかります。それは、決してその子がさぼったりいい加減にやったりしているせいではありません。その子にしてみたって、早くできるようになりたいのに、それができない、悔しいという思いでいるのです。

 

当然のようにできる大人にとってみれば、できない子どものことが理解できないかもしれませんが、できないものはできないのです。どうか叱らないでやってください。子どもの気持ちを想像してみれば分かるはずです。「できなくて悔しいよ、お母さんがそばで怒った顔をして見ていてつらいよ」そんな思いをさせないであげてください。

 

コツコツ勉強していれば急に理解できる時が来る

勉強ができない子どもが、苦手な部分を理解するには、長い時間がかかります。それでもあきらめず、こつこつと練習し続けることが大事です。そして親はそれについて決して叱らず、忍耐強くつき合い、見守ることが大事です。そうしているうちに、なぜかある日突然、すらすらと解けるようになることが、実際あるのです。

 

1+2=3、2+3=5、というように、答えが5より小さい数である場合はさっと答えが出せるけど、3+4は、2+7はというように、片手の指を使うだけでは答えが出せない問題は、なかなか解けないという場合があります。

 

この時も、両方の手を使わなければならない計算問題をひたすら解いていくことで、ある日突然、指など使わなくても解けるようになるのです。なぜかというと、来る日も来る日も同じ問題に取り組むうちに、3+4=7という数式を暗記してしまうのです。そうなれば、グンと解くスピードが速まり、間違えなくなります。

 

この子が、答えが5以上になる計算問題を克服したのは、ほかでもない、地道にコツコツと練習を続けてきたからできたことなのです。焦らず続けていれば、いつか必ず理解できるようになる。そのことを忘れずに、勉強につき合ってやってください。

 

得意なことをもっと伸ばせば勉強が苦手な子も自信がつく

勉強が苦手な子どもには、最初の躓きがどこなのかを把握し、その躓きの部分を地道にコツコツ勉強していくのが最も良い方法です。しかしこの作業にはとても時間がかかります。それでも焦らず、淡々とこなしていってください。時間はかかってもきっと今よりは理解できるようになっていきます。

 

しかしそれをやっているだけでは、子どもにとってはとても苦しい毎日です。いつできるようになる分からない勉強を、来る日も来る日もやるのですから、それだけでも辛いものです。しかも苦手なことを長期間やらなければならないというのは、考えただけでもストレスです。その上、今よりは少し勉強がましになったからと言って、勉強が得意にまでなるかと言うと、難しいかもしれません。

 

ですから、勉強ができない子どもには、もう一つ、やってほしい工夫があるのです。それは、その子の得意なことをさらに伸ばすということです。苦手なことは苦痛でいつできるようになるかわからないのに比べて、得意なことは喜んでやれますし、伸びるのも早いでしょう。

 

このことは、その子に大きな自信をもたらしてくれます。「勉強は苦手だけど、足の速さは誰にも負けないぞ」という自負ができるのです。これが大切なのです。

 

でも、と親御さんは思うでしょう。「でも、うちの子の得意なことって何なのかしら。何をとってみても普通なんだけど…」と。ここでの大きな間違いは、得意イコール他の子よりも勝っていることと考えていることです。そうではなく、その子が好んでよくやっていることを得意なことととらえてみてください。

 

本を読むのが大好きな子なら、どんどん読ませてください。そして、「もうこの本を読んじゃったの?すごいね!」「一週間でこんなにも読んだの?びっくり!」と声をかけたり、おすすめの本をたくさん図書館で借りたり本屋さんで買ったりしてください。どんな小さなことでもいいのです。その子が好きなことを見つけてみてください。

 

それから、勉強は、できるだけ楽しくなるように工夫しながらやるのが一番です。計算問題にゲーム的な要素を取り入れてやるもよし、かるたやトランプなど自然に知能が育つような遊びをたくさんするもよし。楽しんで勉強するにはどうしたらよいかな、と考えながら勉強させるのも、とても効果的ですよ。

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