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好奇心は全ての力の源

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虫に好奇心を持つ子供

幼い子供にとってこの世は、不思議なこと、好奇心を掻き立てるものでいっぱいです。だから、幼い子供はよく大人に対して「なぜ?」「どうして?」と疑問をぶつけてきます。大人はそれに対してつい「忙しい時にそんなこときかないで」「余計なことばかり考えないで」などと言いがちです。しかし、子供の好奇心を決して潰してはいけません。好奇心は、子供に身に付けさせたい全ての力の源になるのです。

 

子供の好奇心につき合ってみよう

子供というのは本来、好奇心でいっぱいなものです。大人なら見過ごしてしまうようなところに注目し、面白いな、どうしてかな、もっと知りたいなと目を輝かせています。そして、興味や疑問をもったことに対して考えたり調べたりし、分かった時の喜びを味わっています。そのような子供は、明るい気持ちで、エネルギッシュに毎日を過ごすことができています。

 

しかし中には、興味や疑問をもつ前に、大人から教えられることが多いために、好奇心が持てずにいる子供もいます。大人に教えられれば、自分で考えたり調べたりするよりずっと早く、疑問は解消します。でもそのようにして答えを得ても、それほどうれしい気持ちにはならないものです。

 

子供が自分の頭で考え、自分の力で調べるのには、相当な時間も手間もかかるでしょう。しかしその代わり、分かった時の喜びは格別です。

 

大人が子供に教えなければならないことは無数にあります。しかも今の子供たちは忙しく、時間に余裕がありません。もちろん、大人もそうです。そうなると、子供に全てを調べさせ、考えさせながら教えていくのは無理なことでしょう。

 

でも、せめて小学校生活の前半くらいは、そのような学び方をしてほしいものです。そうすることで、好奇心はぐんぐん膨らむだけでなく、物事を観察する力がつきます。

 

子供が何かに興味をもっている時は、ぜひそれをとことん観察させてみてください。興味の対象はいろいろです。昆虫や動物、植物、電車や車ということもあるでしょう。何にせよ、まずは興味の対象をよく見ることが大切です。観察することなしには、好奇心は広がっていきません。全体的にじっと観察しているだけでも、いろいろなことが分かります。「カブトムシの足は6本なんだな」「犬の鼻って濡れているんだな」などなど。

 

そして子供が興味をもってみているものがあったら、ぜひ親御さんもそれにつき合って、一緒に観察してみてください。一緒になって見ることで、子供の気持ちが分かることもあるでしょう。それに、「お母さんも興味をもって見てくれている」と気づいた子供は、うれしそうに自分が気づいたことを話してくれるでしょう。

 

親と子が同じ世界を体験するのは、とても意味のあることです。そう言うと、親子で特別な場所に出かけるとか、特別なプログラムに参加するとかいうイメージを持たれがちですが、それだけではありません。日常生活の中にも、子供と一緒に体験する場面はたくさんあります。子供が興味をもって見ているものを一緒に観察することも、子供と世界を共有していると言えるのです。

 

子供と一緒に何かを観察する時、ともすれば親の方がすぐに飽きてやめてしまいがちです。しかしそこは少し粘って、5分以上はじっくりと付き合ってみましょう。ちらっと見るだけでなく、しっかりと時間をとって一緒に観察してみることが大切です。

 

子供が好奇心を広げられるような働きかけを

子供に好奇心を持たせたいなら、まずは子供が興味をもっているものを、親子でじっくり観察することです。それができたら次は、その好奇心をもっと広げられるような働きかけをしてみましょう。

 

同じ物を観察するにしても「今度は横から見てみようよ」「おなかの方はどうなっているのかな」などと、視点を変えてみるような言葉かけをしてみてください。もしもお子さんが絵を描くのが好きであれば、いろいろな角度から見た対象物をスケッチするように提案するのもいいですね。

 

この時、絵を描くことを大人からの指示や命令で始めないように心がけるのが大切です。好奇心を広げてやるには、大人が指示や命令をして何かをやらせるのではなく、子供自身の「やりたいな」という気持ちを引き出すのが大切だからです。その気持ちが子供を伸ばしてくれるます。

 

このように、子供の興味をきっかけに観察してみると、いろいろなことを知ることができるものです。興味の対象が昆虫や動物で、飼育をしているのであれば、ただ観察するだけでなく、ちゃんと元気に生きられるよう、様々なお世話が必要になります。そんなところからも、学ぶことはたくさんあるでしょう。

 

さらに、興味の対象物をじっくりと観察したり実際にお世話したりするだけでなく、もっと詳しく知るために図鑑や本などで調べる体験も重要です。観察が終わったらそちらにも誘ってみましょう。家にある本では調べられない場合は、図書館に行ってみるのもいいですね。

 

図書館に行くと、子供の好奇心がさらに広がるかもしれません。なぜなら図書館には図鑑だけでなく物語の本もあるので、「例えばカブトムシについて図鑑で調べようと思って、図書館に行ったら、カブトムシが出てくる物語の本を見つけて、読書の幅も広がった」という可能性も出てきます。

 

「カブトムシを図鑑で調べていたら、クワガタムシについても興味がわいてきた。森の動物についても興味がわいてきた」というように好奇心が広がっていく可能性もあります。もっといろんな昆虫や動物を見たくなってくれば、昆虫館や動物園に誘ってみると、さらに興味の幅が広がることでしょう。

 

また、昆虫と言えばファーブル昆虫記がありますが、それを読むことで伝記物が好きになるかもしれません。このように、子供の好奇心は果てしなく広がっていくものです。子供の興味がいろいろな方向に向かっていけるように工夫しましょう。

 

好奇心というものは、それだけでも人生を生き生きとしたものにしてくれる素晴らしいものですが、子供に付けさせたい様々な力の源にもなってくれます。好奇心を原動力に観察力が磨かれ、意欲が生まれ、実行力がつき、ちょっとの事では諦めない粘り強さも身に付きます。

 

しかし、子供が自分の好奇心を広げるには、大人の助けが必要な場面がたくさんあります。親の知恵と工夫で、子供の好奇心をどんどん伸ばしてあげましょう。大変かもしれませんが、親に関わってもらいながら身に付けたことは、成長して一人で何でもやらねばならなくなった時に、必ず役立ってくるものです。

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