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絵本に出てくる言葉の説明、どうしてる?

絵本を読む親子

子供に絵本の読み聞かせをしている時、その本に出てくる言葉の意味を問われて困ったことはありませんか?改めて聞かれると説明が難しい…、そんな言葉ありますよね。ついごまかしたくなりますが、これは子供が絵本への理解を深める絶好のチャンスです。上手に言葉の説明をしてあげましょう。

 

身近なことに例えて説明する

子供に難しい言葉の説明をする時、辞書に書かれているような説明をしても、かえって混乱してしまうことが多いものです。

 

例えば「悪戦苦闘って何?」と聞かれたとしましょう。国語辞典を引くと「苦しい立場で、死に物狂いで戦うこと」などと出ています。しかし、この通りに説明しても「立場って何?」「死に物狂いって何?」と子供の頭は疑問符でいっぱいになるでしょう。

 

こんな時は、子供にとって身近なことに例えて説明すると理解しやすくなります。「今日、○○ちゃんは、服のボタンを自分ではめる練習をしたよね。とっても難しかったね。でも、なんとかボタンをはめようと、いろいろやってみたでしょう。あの時の○○ちゃんの様子が、悪戦苦闘しているってことだよ」という具合です。

 

ただし、読んでいる途中で何度も言葉の説明を求めてくる場合は、少し説明を待ってもらって、先に区切りの良いところまで読んでしまったほうがいい時があります。

 

ごく幼い頃はよいのですが、3歳過ぎくらいになってストーリーも追えるようになる頃だと、途中で何度も中断して言葉の説明をしていたら、ストーリーがよく分からなくなってしまうことがあるからです。区切りの良いところまで読んだ後、改めて子供の質問に答えてあげましょう。

 

言葉の一番大事なところがイメージできる説明をする

昔話を読んでいると、今はあまり使わない道具の名前もたくさん出てきます。例えば「かさじぞう」というお話に出てくる「かさ」、これは子供たちがよく使う「傘」とは違います。

 

こういう時は「わらなどでできていて、こういう形をしていて、頭にかぶって雨や雪で塗れないようにするものだよ」と説明するとよいでしょう。形や使い方など、言葉の最も大事な部分を押さえて、そこがイメージできるように説明するのがコツです。

 

昔話には滝もよく出てきますが、見たことがない子供にはイメージしにくいでしょう。そんな時は「山に行くと、川の水が高いところから落ちてくる所があって、それが滝っていうの。お風呂に入るとシャワーを使うよね。シャーって高いところから流れてくるけど、滝はシャワーよりずっと大きくて、ずっと流れが強いの。当たったら痛いよ」というように説明します。これで、子供たちの頭には滝のイメージが浮かぶことでしょう。

 

ひらがなが読めるようになれば「たき」という言葉も読むことができます。しかし、イメージとして捉えられなければ、その言葉を理解したとは言えません。子供が絵本に出てくる言葉を、そして絵本の内容を、きちんとイメージできなければ本を読んだとは言えないのです。

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