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子供を「夏休み嫌い」にさせないで!

夏休み

7月。子供たちが大好きな夏休みは目前です。さぞかし子供たちは夏休みを楽しみにしていることでしょう。しかし、この夏休みを前に憂鬱な気持ちになっている子供もいる…と言ったら驚くでしょうか?でもこれは本当の事なのです。なぜその子は夏休みが嫌だというのでしょう。そこには、夏休みが始まる前に親が心に留めておかなければならないことのヒントが隠されています。

 

「夏休みは嫌い」という子の心理

子供はみんながみんな、夏休みが大好き!というわけではありません。中には夏休みになってほしくない子供もいるのです。そんな子供の気持ちはどんなものなのかと言うと、ズバリ、「家にずっといるなんて嫌だな…」ということです。

 

一番安心できるはずの家にずっといるのが嫌だなんて、どうしてなのでしょう。その理由の筆頭に挙げられるのが、「だって、家にいるとお父さんやお母さんに叱られる機会が増えるんだもん…」ということです。

 

もちろん夏休み以外でも親に叱られることはあるでしょうけれど、学校にさえ行っていれば親と顔を合わせないのですから、その時間は親から叱られる可能性がゼロです。しかし夏休みになってずっと家にいて親と顔を合わせていれば、必然的に叱られる回数が増えてしまうのです。

 

「夏休みは嫌い!」という子供はもしかしたら、同じ理由で土曜日や日曜日も嫌いかもしれません。放課後も憂鬱な気分なのかもしれません。そんな子供は、学校にいるときの方が安心できるのです。「嫌い」とは口にしないまでも、「家より学校の方が楽しいな」なんて感じることがある子供は結構いるものなのです。

 

子供たちが心から「楽しい夏休み」を過ごすには

子供たちには夏休みを心待ちにしてほしいですし、夏休みが終わった後は「楽しかったな!」と思ってほしいもの。しかし子供たちの中には「お母さんから叱られることが多いから、夏休みなんて嫌い」と思っている子もいるのが現実です。夏休みをどのように過ごさせれば、子供たちは夏休みを楽しいと思ってくれるのでしょうか。

 

どこか旅行に連れていってやればいい?毎日のように楽しく遊べるようにしてあげればいい?いいえ、そういう問題ではありません。それに、いろいろな家庭があるのですから、夏休みの間中子供のやりたいことにつき合えるおうちばかりではないでしょう。

 

大事なことは、家で子供が心から安心してのびのびと過ごせるということです。家にいると落ち着くな、心が休まるなと子供が思えなければ、良い夏休みだったとは言えません。夏休みの「休み」という部分は、心と体がゆっくりと「休む」ことができる、ということを表していると言ってもいいでしょう。きちんと休むことができなければ、夏休みだとは言えないのです。

 

そして、子供の心をゆっくりと休ませながら、親からの愛情をたっぷりと受けていると、子供自身が感じられるようにしてあげましょう。「お母さん(お父さん)なんて大嫌い!」と思って終わるような夏休みにはさせたくないものです。そんなバカな…と思うかもしれませんが、事実、そういう子供もいるのです。

 

「僕(私)はお父さん、お母さんから愛されているな」と心から感じられるような夏休みにしましょう。ここを押さえないでおいて、旅行だキャンプだといろいろなイベントを盛り込んでもあまり意味をなしません。子供が心安らかに過ごせるようにすること。親からの愛情を感じられるようにすること。これをいつも心に留め置いてください。

 

しかし、これを実行するには、前提となる条件があります。それは、親が心穏やかに過ごしていることです。親自身がイライラしていたりストレスを抱えていたりすれば、子供自身の心を安ませることも、愛情をたっぷりかけることも難しくなります。

 

特に、家にいつもいるお母さんの場合は、きちんと自分自身の心も大切にするよう心がけてください。夏休みになると、子供に合わせたり、子供に振り回されたりして、いつものようにマイペースに用事を済ませることができません。それがとても大きなストレスになる人もいます。

 

仕事を持っているお母さんであれば、仕事に行っている間は自分のペースで動けますし、子供だけに意識が集中することもありませんから、ある意味気分転換ができるのです。専業主婦の方はそれはなかなか叶わないことですから、どうしてもストレスをためがちになる傾向にあります。

 

子供の心を休ませるために、子供にきちんと愛情を注ぐために、まずは親がストレスでいっぱいにならないように気をつけてください。そのために、お父さんが少しでも早く帰って子供の相手をするようにするとか、祖父母の力を借りるとかして、いつも子供の相手をする親がたまにはホッと一息つけるような手段をいろいろと考えてみましょう。

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