赤ちゃんをばい菌から守りたい!消毒の方法とポイント
赤ちゃんと言えば抵抗力が弱いので、お母さんとしては万一ばい菌を口にしたりしないように守ってあげたくなるものです。中にはそこら中を消毒するような方もいらっしゃるようですが、それは果たして必要なのでしょうか。
消毒することが害になることもある
最近は除菌ブームということで、さまざまな除菌グッズが売られています。せっけんや掃除用品で除菌ができるもの、果ては赤ちゃんのお尻ふきにまで除菌作用があるとうたっているものがあります。
赤ちゃんを含め、私たち人間はいろいろな最近などの微生物と共生しています。たとえば腸内細菌あたりはよく知られていますが、私たちの肌にもやはりそういった細菌が存在しており、これを常在菌と呼びます。
この常在菌は人間の皮膚にすみ、毒性のある危険な菌が皮膚の上で繁殖しないように守ってくれる働きをしているのですが、除菌効果がある商品を使うとこういった役に立つ常在菌も危険な細菌も軒並み殺してしまい、結果的に除菌する前よりも皮膚の抵抗力が下がってしまうことがあるのです。
これは赤ちゃんの皮膚でも例外ではありません。ですから、赤ちゃんのためと思って何でもかんでもむやみに除菌するのではなくて、汚れを落とす、というもっとも基本的なことだけをしっかり守っていればほとんど問題は起きません。
逆に、汚れが残ったままで除菌をしようとしても効果が上がりません。ですから赤ちゃんのためを思うなら除菌ではなくて清潔を心がけて、汚れを落とすことを念頭に置くようにすればいいのです。
ほ乳びんだけはきちんとしよう
とはいえ、赤ちゃんの周囲にあるもので基本的に消毒をしっかりしたほうがいいものも存在します。それはほ乳びんです。
ほ乳びんは、使った後毎回きちんと洗って、びんと乳首を熱湯消毒するようにします。毎回きちんと処理をしないと、ほ乳びんや乳首についている有機物によって細菌が繁殖し、それを口にした赤ちゃんが胃炎や腸炎を起こしてしまったりすることがあるからです。
誕生直後の赤ちゃんに対してほ乳びんを使うときには、これは厳守してください。3ヶ月ぐらいになってくると赤ちゃんは指しゃぶりなどを始めますので、ほ乳びんだけをしっかり消毒する意味も減ってくるようになります。こうなってきたら、きちんと洗ってから熱湯をかける程度でも大丈夫なようになってきます。
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更新日:2019/11/29|公開日:2015/01/25|タグ:消毒