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出産時のトラブル!必ず知っておきたい厳選5項目

トラブル

何も問題なくお産が進めばよいのですが、出産というのはたくさんのトラブルが起こりやすいものです。予めトラブルを避けるような工夫ができるとよいのですが、そうもいきません。

 

ただ、トラブルが起こることはある、という心構えができていれば、いざトラブルが発生したときにパニック状態にならずに済むかもしれません。

 

そういう意味で、出産時に起こりうるトラブルについて知っておくのは、大事なことなのです。

 

トラブル①:微弱陣痛

陣痛は、始めは弱い痛みから始まるのですが、次第に強くなり、また、規則的な間隔で起こるようになります。ところがこの陣痛が弱すぎて、なかなか分娩にまで至らないことがあります。

 

一時は陣痛が強くなったのに、また弱くなってしまうこともあります。このような状態を、微弱陣痛と呼びます。

 

お母さんと赤ちゃんに異常がなければ問題はなく、陣痛が強くなっていくのを待てばよいのですが、ママや赤ちゃんが弱っていくようであれば対処が必要です。

 

このような時には、陣痛促進剤を適切に使用し、人工的に陣痛を起こさせる、または強めることになります。また、場合によっては帝王切開の判断が下され、手術によって赤ちゃんをとりだすこともあります。 

 

トラブル②:過強陣痛

陣痛が強まらないと、分娩することはできません。ですが、強すぎる陣痛、つまり過強陣痛もまた、トラブルの一つと言えます。

 

産道の準備が整っていない時に過強陣痛が起こると、強い圧力がかかり、子宮に裂傷が生じたり、子宮頸部が裂けたりすることがあるからです。また、過強陣痛は、赤ちゃんにとっては強いストレスとなります。

 

過強陣痛の原因は様々で、お母さんの骨盤が小さいとか、骨盤に対して赤ちゃんの頭が大きすぎるなどが挙げられます。過強陣痛によりお産が進行しない時には、帝王切開によって赤ちゃんをとりだすことになります。

 

トラブル③:回旋異常

赤ちゃんは、生まれる際に体を回旋させながら産道を下り、出てこようとします。ところが、その回旋がうまく行われない時があるのです。このような状態を、回旋異常と呼びます。

 

まずは赤ちゃんとママの状態がチェックされ、それほど問題がないようであれば、そのまま経膣分娩を続け、様子を見ることになります。

 

トラブル④:胎児仮死

出産中、赤ちゃんの周りの酸素濃度が低くなり、赤ちゃんにとっては非常に苦しい状態となることがあります。このような状態を、胎児仮死と言います。

 

胎児仮死の状態になった時には、お母さんが酸素吸入をし、赤ちゃんの娩出を急ぎます。状況によって、経膣分娩ができそうなのであれば、吸引分娩、もしくは鉗子分娩が行われます。

 

吸引分娩というのは、金属やシリコンでできたカップ状のものを、赤ちゃんの頭にくっつけてカップの中の空気を抜き、その時の力で赤ちゃんを引き抜く方法です。この時、赤ちゃんの頭にこぶ状のものができますが、これは時間が経てばなくなっていくことがほとんどです。

 

鉗子分娩は、金属製のへらが2枚、トングのように重なっている器具を使い、赤ちゃんの頭を挟んで引っぱり出す方法です。この方法は、現在ではあまり一般的ではありません。なぜなら、強い力で引っ張り出すため、子宮口や赤ちゃんに負担がかかりやすいからです。

 

さて、胎児仮死の時、経膣分娩では時間がかかりすぎると判断される場合もあります。その時には、帝王切開の処置がとられます。

 

トラブル⑤:お産後の出血

お産が終わった後、出血がみられることがあります。これは、胎盤がはがれた時や、子宮や子宮頸管が裂傷した時などに起こります。

 

また、通常は、出産後にも子宮収縮が起こり、そのおかげで子宮内部の血管が閉じ、多量の出血を防ぐのですが、その子宮収縮がうまく起こらず、出血が多くなってしまうこともあります。これは、弛緩出血と呼ばれます。

 

このようなときには、子宮を人工的に圧迫したり、子宮収縮剤を使用したりします。

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