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トラブル続出!近いだけの理由で産婦人科を選んでませんか?

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その産婦人科を選んだ理由を尋ねると、60~70%は「近い」と返ってきます。

頻繁に通う必要がありますし、産気を催した時にすぐに到着できるので、確かに重要な要素ではあります。でも、「近いことが最も良いこと」という先入観や思い込みで産婦人科を選んでいませんか?

定番の選び方になってはいますが、安易に選んでトラブルが起こるケースも近年出てきています。

 

自分に合った産婦人科を選ぼう

妊娠の確認から出産まで、そして産後と、産婦人科というのは出産に関わるすべての時期にいろいろとお世話になるところでもあります。

 

このため、産婦人科は母親となる自分だけでなく生まれてくる子供のことも考えた上で安心して利用できるようなところを選ぶようにしたいものです。

 

さて、「産婦人科」とひとまとめに言いますが、その内実は医療機関ごとにさまざまに異なっています。たとえば医療機関の大きさ、必要な費用、分娩のやり方など、いろいろな点で異なっているのです。

 

こうした違いによって得られるメリットもあれば、またデメリットを受けることもあります。実際に妊娠してしまってから慌てるのではなくて、可能であれば妊娠する前にどこの病院を利用したいかをある程度決めておいた方がいいでしょう。

 

最近では予約制の産科も多いため、妊娠してからばたばたと探して、やっと見つけたはいいが予約で一杯だった、なんてことにもなりかねないからです。

 

かかりつけの医療機関があり、そこに産婦人科があるような場合、勝手知ったるそうした病院でお世話になるのもいいかと思います。いずれにせよ、いざ妊娠した時に慌てないようにしたいものです。

 

実際に足を運んでみて考えていたのとは違った、というようなことがあった場合にも、出産は一生ものの出来事ですから医療機関を選び直すことに躊躇しないで下さい。

 

なお、高血圧であったり肥満であったりなど身体的にリスクがある場合、医療機関によっては受け入れを拒否される場合があることも考慮に入れておきましょう。

 

規模で産婦人科を選ぶ

では、産婦人科を選ぶ時にどんなところに注意したらいいかを少し見てみましょう。まずは、医療機関の規模によって選んでみる方法を紹介します。

 

●大学病院や総合病院

大学病院や総合病院を利用するメリットとしては、さまざまな科が同じ病院の中にあるほか、設備や人員が整っていて安心できるということがあります。

 

母親が持病を持っているような場合や、妊娠に不安がある場合、あるいは生まれてくる子供に不安があるような場合にはこうした施設を利用するといいでしょう。

 

一方で、担当医が日によって違ったり、定期検診などを行う際の待ち時間が長くかかるといったような点がデメリットとなってきます。

 

 ●産科専門の医療機関

20床以上のベッドを有する入院設備を持った医療機関で、産科専門のところを指します。これぐらいの規模の医療機関では小児科を併設しているところも多いですので、産前産後からその後もしばらくお世話になることがあるかもしれません。

 

こういった病院には産科専門の人員が豊富ですので、総合病院などよりも医療機関側と意思疎通を図りやすいというメリットがあります。また産科専門と言うことで出産のやり方についても選択肢が多いというのも魅力です。

 

一方で、総合病院同様待ち時間などがかかるという点がデメリットです。

 

●個人経営の産科医院

20床未満のベッドしか有さない入院設備を持った医療機関で、産科専門のところを指します。こうした医療機関を利用するメリットとしては、産前の検診から出産に至るまで同じ一人のお医者さんに見てもらえるということがあります。

 

お医者さんとのコミュニケーションがはかりやすいため、相談にのってもらいやすいという点もメリットの一つです。

 

デメリットとしては、重大な状態が発生して対処しきれなくなった場合に総合病院などに転院せねばならなくなることがあるということがあげられます。

 

●助産院

助産院を利用するメリットは、産前・出産・産後のどの時点でもお産のプロからの細やかなフォローを受けることができることです。また、医療機関とは異なり家庭的な雰囲気の中で出産を行うことができます。

 

デメリットとしては、助産院では医療行為ができないということがあります。医療行為が必要なような問題が起きた場合には転院せねばならなくなることもあります。

 

分娩方法で産婦人科を選ぶ

引き続き、産婦人科を選ぶポイントとして、分娩の方法によって選んでみる方法を紹介していきます。

 

■自然分娩

読んで字の通り、自然に陣痛が起きるのを待って分娩を行うやり方です。ラマーズ法やソフロロジー法などを利用した分娩もこの自然分娩となります。日本ではこのやり方が昔から普通で、特に問題が無い場合には医学的処置を行いません。

 

医療機関などにより、出産のやり方や処置などに違いがあることがありますので、もし希望する出産のやり方があるような場合には、前もってかかっている医療機関などに確認を取っておいた方がいいでしょう。

 

■計画分娩

出産予定日の前または後に人為的に陣痛を誘発させることで分娩を行うやり方です。子供を預けなければならなかったり、仕事の日程の関係などでこのやり方を選択する場合があります。

 

また、元々の予定は自然分娩であっても、赤ちゃんや母親の状態をみてこちらに切り替えるような場合もあります。

 

■無痛分娩

お産はかなり痛かったり苦しかったりするものですが、持病があったり痛みに対する精神的な負荷が多いような場合に麻酔を使って痛みなどを緩和してお産を行うことがあります。

 

無痛分娩はどこの施設でもできるわけではありませんので、希望する場合には対応できる医療機関を探す必要があります。

 

■立ち会い出産

最近増加してきた出産で、父親や家族が出産に立ち会うものです。一口に立ち会いといってもそのやり方は医療機関などによって異なりますので、実際のところどんなふうな立ち会いになるのかについては事前にきちんと確認を取っておいたほうがいいでしょう。

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