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本当に「頭の良い子」とは?

考え事をしている子供

誰だって我が子を頭の良い子にしたいものです。そのために、幼いころからたくさんのことを覚えさせようとする人もいるでしょう。しかし、ここでいったん立ち止まって、「本当に頭の良い子というのは、どんな子のことなのだろう?」と自分に問いかけてみてください。

 

頭が良い子=自分で考え、論理的に説明できる子

日本では、テストの点数を上げるには暗記が欠かせません。漢字もそうですし、歴史の年号もそうですね。どんな教科でも暗記が必要だと思われています。つまり、記憶力の良い子は成績がよく、頭が良いとされるのです。しかし、それだけで本当にいいのでしょうか。

 

これからの時代は、自分自身の考えをしっかりと持てること、そしてそれを論理的に説明できることを目指すべきであり、それができる子供を「頭が良い子」というべきなのではないでしょうか。

 

アメリカでは、ディベートやディスカッションという形で、討論をとても大事にしています。自分の意見を持ち、それを発表する力が必要とされるのです。

 

自分の考えをきちんと持って発表すると同時に、相手の意見もしっかり聞けば、双方の良いところや類似点が分かります。さらに、そうすることによって自分の意見を振り返り、変えるべきところは変えて、よりよい考えを作り上げていけるのです。

 

このようなことをアメリカでは小さい頃から子供に繰り返しやらせ、自分の考えを持ち発表する力を養っていくのです。日本も暗記ばかりに頼らず、このような力も身に付けさせるべきではないでしょうか。

 

今日からすぐやれる!子供に自分の考えを持たせる方法

これからの社会で生きていくには、暗記力だけでは足りません。自分の意見を持ち、それを周囲に伝える力が必要不可欠です。しかし、今の日本ではまだ、その力を育てることを主流にした教育が行われているとは言えないでしょう。もしかしたら、強い考えを持たずに素直に従う人間の方が、上に立つ者としては使いやすいと思っている人が、いまだに多いからかもしれません。

 

でも、これからは日本だけでなく世界をまたいで仕事をしなければならない機会がますます増えるでしょう。そんな時、自分の意見を持ってそれを説明できる力がないと、外国の人たちと対等にわたりあうことができません。英語を覚えて話せるだけでは足りないのです。

 

大人になってから困らないように、子供のうちから自分の考えを持つ練習をさせていく必要があります。それには、学校にそういった教育を求めるよりは、親が自分で子供に教育したほうが早いでしょう。今日からすぐに実行できることがたくさんあります。

 

子供と一緒にテレビを見ることも多いでしょう。そんな時、テレビからの情報をもとに、親子で会話をもってみてはいかがでしょうか。「今のニュース、どう思った?」とダイレクトに尋ねるのもいいですし、「お母さんはこう思ったわ。あなたはどう?」と親自身の考えを先に言ってから聞くのもいいでしょう。

 

テレビを見ている時だけではなく、いろいろな場面でこの方法が使えます。つまりは、1つの物事に対して自分はどう思うのかを考え、それを自分の言葉で伝えるチャンスを、たくさん与えてあげるのです。

 

テレビのニュースでは幼児には難しいでしょうけれど、内容が変われば幼児にもやらせることができます。例えば、お友達の玩具をとってしまった時。ただ「だめでしょ!ごめんなさいしなさい!」と頭ごなしに言うのではなく、「どうしてこんなことをしたの?」と我が子の言い分を聞き、相手の子にも「どんなきもちだった?」などと聞くのです。

 

このような場面は一見、親にとっては嫌なハプニングですが、どんなことでも、自分の意見を持ちそれを伝える練習の場になると考えればよいのです。子供の考えをいちいち丁寧に聞くのは、骨が折れることです。しかし、自分の考えを相手に伝える力は、小さい頃から練習していないとなかなか身に付かないことなのです。

 

今の日本で育っている限り、子供たちには暗記能力も必要です。しかし、これからはそれだけでは通用しません。是非今のうちから、子供の考えを聞く場をたくさん設け、親にしっかり聞いてもらうという経験をたくさん積ませるようにしましょう。

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