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自分勝手な会話をやめ、子供の気持ちを考えた会話をしよう!

自分勝手な会話ではなく、子供の気持ちを考えた会話をする親

親子であっても、子供の気持ちがよく分からない、という悩みはよくあることです。また、親は分かっているつもりでも、実はそうではないことも多いものです。親子の会話の持ち方を見直してみると、子供の気持ちが分かるようになってきますよ。あなたはお子さんの気持ち、本当にわかっていますか?

 

子供になんでも話してもらえる親になるには

「この人にはなんだか気軽に話ができるな」と思う人、あなたの身の回りにもいませんか?子供がそんな風に思えるような親になりたいものですね。そのためにはどうすればよいかというと、ズバリ、聞き上手になることです。

 

朝起きてきた子供が「具合が悪くて学校に行けない」と言ってきたとき、「だから昨日、早く寝なさいって言ったじゃないの!」などと、すぐにお説教を始めていませんか?「好きにすれば?」と言うのも突き放されたように感じられますし、「気持ちの持ちようだよ」と言ってしまったら、それは仮病だと言っているようなものです。

 

多くの人は「あら、風邪かしらね」「熱でも測ってみようか」などと言うかもしれませんが、その前にぜひ言ってほしい言葉があります。それは、「具合が悪いの?それはつらいね」という一言です。この言葉は、相手の言っていることをそのまま受容して、気持ちを分かち合う一言です。こう言われた子供は、自分と自分の気持ちを受け入れてもらったと感じるのです。

 

この大事な一言をまず言ってから、熱を測ったり、薬を飲むように勧めたりすればよいですし、本当に前日の夜更かしが原因であるなら、この一言の後に言えば、子供も素直に自分の行いを反省できるというものです。

 

「今日学校で先生に叱られちゃった…」などと打ち明けてきたときも同じです。「どんな悪いことをしたのよ!」「そんなことすれば怒られるのは当たり前でしょ!」などとすぐにお説教にもっていかないでくださいね。「僕にも言い分があるのに…。先生に同じことでさんざん怒られてきたのに…」と子供は思うでしょう。「叱られないように、次は気をつけようね」と言われても「いつだって気をつけているよ」と反発心をもつでしょう。

 

子供は今の嫌な気持ちを、お父さんやお母さんにまずは分かってもらいたいのです。だからこのような時は「叱られちゃったんだね、悲しいね」とまずは言ってあげましょう。すると子供は「気持ちを受け入れられた」と感じます。そしてそのように感じた子供は「お父さんやお母さんには何でも話したいな」と思うようになるです。

 

子供はいろいろな話をしてくるでしょう。いい話もありますし、中には失敗した話もあるでしょう。その内容がどんなものであっても、親が聞くときの態度は一緒です。つまり、まずはよく聞き、気持ちを受け止めること。いい話の時には「良かったね、うれしいね」と受け止めるけど、失敗談の時にはお説教する、というのではいけません。

 

なぜいけないのかというと、このような聞き方が続くことによって、子供は親が喜ぶ話しかしなくなるからです。これでは子供の本当の気持ちがだんだんとわからなくなっていってしまうでしょう。

 

親が子供の話をきちんと聞き、気持ちに共感してあげれば、子供は自分が受け入れられたと感じます。親は自分の気持ちを分かってくれると思うでしょう。すると子供の気持ちは落ち着き、やる気を持って、明るく毎日を過ごせるようになります。

 

子供の気持ちが分かるのであれば、親子の関係は良好だと言えます。そのためには、子供の長所も短所も、成功も失敗もすべて丸ごと受け入れて、子供と気持ちを分かち合うことです。子供が失敗談や心配事を打ち明けてきたら、お説教したり指導したりする前に、子供の気持ちに共感するような会話をもつことです。

 

会話しなければ親子は分かりあえない

視点を変えてみると、複数の見え方があるという絵を見たことはありませんか?自分が今見えている絵に囚われず、頭を柔軟にして見ないと、なかなか他の見え方に気づくことができません。

ルビンの壺妻と義母

 

人との関係でも同じようなことが言えます。つまり、思い込みによって相手の事を知ったような気になっていることが、往々にしてあるものです。初対面のある人に対して持っていた印象が、次に会った時に正しいとは限りません。「もっと丸顔の人だと思っていたけど」、「怖そうな印象だったのに」と、記憶に裏切られるようなことはよくあることです。

 

このように、私たちはつい、自分の見方が正しいように思ってしまうものですが、実はそれは思い違いだったという場合も多いのです。そして、そのことをよく知っておきましょう。自分の記憶、見方や考え方、行動がいつも正しいとは限りませんし、みんなが自分と同じだとは限らないのです。自分とは違うと気付いても、相手の事を否定してはいけません。

 

日本は、国際化が進んでいるとはいえ基本的に単一民族ですから、見た目はみな似ています。そのせいか、つい考え方もみんな一緒だと思ってしまいがちな傾向にあるようです。でもそれは違います。見た目が似ていても、それぞれ別の人間です。

 

それは、親子であっても同じことです。親と子とは違う人間ですから、考え方も自分と違うかもしれません。「同じように考えているだろう」「わざわざ言葉にしなくても伝わるだろう」と思い込むのはすれ違いのもとになります。

 

子供の気持ちを理解したいと思うなら、会話を惜しんではいけません。会話をたくさんし、コミュニケーションを十分とることで、お互いを理解することができるのです。

 

もちろん、これは夫婦の間でも言えることです。夫と妻は別の人間なのですから、会話を密にしていかないと、本当には分かりあえません。夫婦間のコミュニケーションがうまくいっていると、親子のコミュニケーションもスムーズになると言われています。我が子をきちんと知るためにも、ぜひ、夫婦の会話も多く持つようにしていきましょう。

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