教養とは、身体に刻み付けて身につけるもの
心が折れやすい日本人が、最近増えてきたように思います。それは戦前と戦後で日本の教育が大きく変わったことと無関係ではないようです。昔の寺子屋では、型を身につけるまで論語などを反復する素読が行われていました。また、禅の思想や書道など、教えを身体に刻み込ませることは日本人が得意としてきました。
身に付けた教養は「技」となり、使いこなせるようになるばかりか自分の自信にもつながり、心が強くなるのです。日本人が取り戻すべき、精神を鍛え、心を安定させる「型」の教育について考えます。
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